羽鳥慎一モーニングショー

2021年5月13日(木)放送より抜粋

 出 演 者

   松本哲哉先生     石山アンジュ    羽鳥慎一      斎藤ちはる      玉川徹

 

(羽鳥アナ) おはようございます。

      5月13日 木曜日 羽鳥慎一モーニングショーです。

 

新型コロナウイルスの感染防止対策を強く訴えてきました日本医師会の中川会長が、自ら発起人となって、自問党議員の政治資金パーティーに参加していたことが分かりました。

パーティーが開催されたのは、東京でまん延防止等重点措置が適用されていた期間でした。

 全国で多くの皆様に我慢を続けてくださっている中で

 慎重に判断すればよかったなと思っています

額に汗を浮かべながら釈明する日本医師会のトップ

 コロナに慣れないでください

 緩まないでください

 大型連休は一人一人の行動が

 我が国の行く末を決めることになります

これまで何度も国民にコロナへの警戒を訴え、発信し続けてきた中川会長が―

「まん延防止等重点措置」の期間中だった先月20日

自らが発起人となり、

政治資金のパーティーに出席していたことが発覚した中川会長

パーティーは不適切だったのでは? と問われると、

 時期の問題が最大の問題だと・・・

 時期が悪かったかなと思っています

 

 自覚がみんな足りないんじゃないかと思います

 今更というか、理解できないです

 

 

きのう行われた医師会の定例会見 司会者からは、異例のアナウンスが―

 本日の会見のテーマはご案内と少し内容が異なりましたが、

 初めに最近の一部報道につきまして

 中川会長からご説明をいただきます

 

マイクを握った医師会の中川会長は―

 私は自見はなこ後援会の会長として

 ホテル会場で出席をいたしました

 この会は会場のホテル側と十分な事前協議を行いまして

 感染症対策のガイドラインに基づきまして開催されました

おととい、「文春オンライン」は、中川会長自らが発起人となり

先月20日 自民党自見はなこ参院議員の

政治資金パーティーに参加していたことを報じました

 

この日、東京では711人の感染が確認されていてまん延防止等重点措置の期間中でした

 

 当日は会場での感染防止対策として

 徹底した検温、手指の消毒、マスク着用、十分な距離の確保といった

 感染症対策を講じ、食事の提供は一切ありませんでした

 オンラインでは全国で120会場では100名超も参加者でした。

アクリル板が設置されたパーティー会場

ステージの最前列には、発起人の中川会長が座っていました

開場では登壇者以外は会話しなかったと言い

感染対策はしっかり行っていたと釈明しました

去年6月 日本医師会の会長に就任した中川氏

これまで何度も国民に 新型コロナウイルスの警戒を呼び掛けてきました

 コロナに慣れないでください

 コロナを甘く見ないでください

年末年始には「コロナに年末年始はない」というボードを引っ提げ

 

 パーティーなどで大勢集まって盛り上がることは

 年末年始のさらなる感染拡大や感染者

 そのうちの重傷者の急増につながります

 今年は静かなクリスマス

 サイレントナイトでお願いします

 

政治家の会食が次々明らかになった時には・・・

 

 国会議員に範を示していただきたい

 まず隗より始めよです

 そのような行動が必ず国民の一部に生じた

 緩みの解消につながります

 

医療従事者へのワクチン接種が始まった今年2月には・・・

 

 ワクチン接種が広く全国民に行き渡るまでには

 かなりの時間がかかります

 皆様にはこれまで以上に守りを固めて

 徹底的な感染予防対策をお願いします

そう呼びかけた3日後、政治資金パーティーの案内が配られたといいます

 自見はなこ後援会・会長としての呼びかけは

 リーフレットで2月20日から行いました

これが実際に配られた案内状です

そこには、主役の自見議員の手を取る中川会長の笑顔の写真が―

後援者らに配られたのは2度目の緊急事態宣言の期間中のことでした

 

 なかなか厳しいです

 そしてまた、感染拡大をしている地域をみますとね

 やはり医療提供体制が厳しいことや

 これがまた保健所への負担を大きくしている・・・

 

小池知事が危機感を募らせ、

東京都が3度目の緊急事態宣言を国に要請をする方針を固めた日

政治資金パーティーに出席していた中川会長

 振り返ってみますと、全国で多くの皆様に

 我慢を続けてくださっている中で

 慎重に判断すればよかったなと思っています

会見で釈明する中川会長の額には滝のような “汗” が―

 

 緩みということは全くございません

 あの会のいろんな発言の中でも

 新型コロナ感染症対策をいかにやっていくかと多々あったことも

 それを裏付けるものだとご理解いただきたいと思います

 時期の問題が最大の問題だと認識しています

 時期をずらすであるとか いろんなことを考えたんですけど

 最大限に感染防止対策をホテル側も

 自信をもっておっしゃっていますので

 我々もしっかり事前確認をしてやると

 今振り返ってみると率直に申し上げて

 やっぱり時期が悪かったなと・・・

 

“最大限の感染防止策”取っていたことを強調した中川会長

しかし、パーティーの翌日にもこんな発言が―

 変異株という事に対するその恐ろしさは

 まだ十分にすべての皆様に周知されていないと

 変異株が拡大している中で

 マスクをしていても感染したという方が

 結構 多数報告されていますよね

 

マスクをしていても感染する可能性を指摘していた中川会長

野党からは厳しい声が―

 

 自分が守らなきゃ

 言葉の説得力なくなりますよね

 医師会長がそういう集会に出るっていうのは

 ちょっと首をかしげますね

 

街の人は

 やっていることが矛盾しすぎて信用できないですね

 呼びかけている側がそんなことを言ったら

 下が聞くわけないじゃないですか

 怒りというか なんかもう通り越しますよね

 今更というか 理解できないです

 

パーティーの主役 自見はなこ議員は―

 

 あの、私自身の支援者は正直なところ

 90%近くが医療従事者

 まさに現場で頑張って下さっている方々であります

 そういう方々にこの瞬間まさに緊急事態宣言を

 出すかどうかというタイミングで

 直接お声を伝えなければという気持ちが

 先走ったということが

 私の判断が至らなかったところだと

 大変申し訳なく思っております

 

会見の冒頭でパーティーへの出席を釈明した後中川会長は、

これまでと同じように新型コロナへの警戒を呼びかけました

 多くのご批判をいただく中で

 日本医師会長に求められる責務とは

 医療提供体制に最大限務め

 ワクチン接種の推進を加速度的に進めることだと

 改めて実感しております

 これまで以上に国難に対して

 責務を全力で果たしてまいります

 

Q.会長を退かれる気持ちはまったくない・・・?

 

 そういうつもりは全くございません

 これまで以上に責務を果たす・・・

 

 

(羽鳥アナ) では、ここからはパネルで見ていきたいと思います。

日本医師会の中川会長です。参加した政治資金パーティー。100人以上が会場で出席をしていました。中川会長は「時期が悪かった」と釈明をしております。また、変異ウイルスにファイザー製のワクチンが非常に高い効果が期待できるという研究結果が発表されました。ご紹介します。

ここからは、感染症学ご専門です。国際医療福祉大学大学院 主任教授の松本哲哉さんにお話をお伺いいたします。松本先生、よろしくお願いします。

(松本先生) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) さぁ、VTRでもご覧いただきました日本医師会の中川会長ですけれども、まん延防止措置の期間中に政治家のパーティーに発起人として参加をしていました。

 「会場での感染防止対策として

 検温、消毒、マスクの着用、十分な距離の確保

 そして、食事の提供は一切なかった

 「時期をずらすことを考えたが

 最大限に感染予防対策などをホテル側もやっているし

 我々のしっかり事前確認をしてやると最終的に判断した

 時期が悪かったと思っている

ということです。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、時期が悪かったということですが、いかがでしょうか。

 

(松本先生) 確かに時期は悪かったと思います。ただ、時期だけの問題なのか?って言うと、そこはやはり政治資金パーティーをやって、多くの国民の方がどのように受け止めるかっていうことも配慮した上で、本当に実施するかどうか。あるいは、どのようなやり方でやるか。やっぱりもうちょっと考えたほうがよかっただろうとは思います。

 

(羽鳥アナ) 医師会の会長という影響力の大きさというところも考えた方が良かったのではないかということです。そして、そのパーティーですけれども、自見はなこ自民党参院議員の政治資金パーティーです。

この自見さんは、日本医師連盟の参与で、ご自身もお医者さんです。

内科・小児科医です。

お父さんが自見庄三郎さん。元金融・郵政改革担当大臣です。

パーティーは、先月20日、午前8時から9時に行われました。

会場で100名が出席。他にオンラインで120名が出席。

会費は2万円です。

 

この日は、まん延防止等重点措置の期間中です。

この4月の20日。新規感染者が東京は711人という状況で、その3日後に緊急事態宣言が決定され、5日後から4月25日から東京は緊急事態宣言が発出されました。

 

案内状には、「是非ともご協力賜りますようお願い申し上げます」と

中川会長が発起人として参加を呼びかけています。

 

パーティー会場の様子なんですけれども、学校の教室のような全ての机が演台の方向に向いているようなレイアウト。最大収容人数504人の所に、100人規模というところです。

医師会の関係者

 医師会の幹部らを中心に100人規模の参加者が集まった

 中川会長は前方のひな壇に座っていた

ということです。

 

中川 俊男会長 北海道旭川出身 69歳

1988年に札幌市で、脳神経外科病院を開設して、今は理事長です。

去年の6月に医師会の会長に就任しました。

会長の任期は2年です。

日本医師会というのは、自民党の有力な支持団体です。

1916年設立。医師の医療活動を支援しています。

日本の医師 (全員が入っているわけではありません) 約32万人居ると言われている医師のうち、17万人が会員ということになっています。

なぜ、中川会長が自見議員の後援会長になっているのか?

自見議員は、日本医師会の政治団体である日本医師連盟という所の組織内候補。日本医師会の思いを国会で言ってくださいという立場の人ということになります。それで、このパーティーには、医師会の常勤役員14人全員が出席していたということです。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、こういう時期ですけれども、医師の方にはこういう会合のお誘いというのは実際あるんですか?

 

(松本先生) 私もいろんな所からお誘いをいただいております。例えば、どちらからというと、多くはいわゆるリモートだけでの説明会だったりとか、いろんな講演会であったりとかという事なので、直接来てくださいっていうのも一部にはありますけど、もうそれは最初から参加するつもりもありませんので、まぁ、こういう時期ですから集まってやるっていうのも、特に政治的な団体の集まりっていうのは難しいだろうとは思います。

 

(羽鳥アナ) はい。今、松本先生からオンラインという話もありました。オンラインではダメだったんですか?

 

政治資金パーティーはですね、ちょっとダメみたいなんですね。

菅内閣の答弁書の中に、政治資金規正法に規定されている

「催物」とは、人を集めて行う様々な会合 であると。

オンライン開催を会合とするのは、どうやら難しいようです。

 

今の法律だと、実際に人が集まらないと政治資金パーティーは開けないということになっています。だから、オンラインではダメなんでしょうか?

自民党の幹部も医師会の中川会長に苦言です。

 これまであんな偉そうなことを言っておいて

 「まん延防止措置」適用の中でやるなんて

 ちょっとあり得ないでしょう

ということです。

 

なぜ、この「まん延防止措置」期間にパーティーを開催したのか?

田崎さんです。

 緊急事態宣言。そして宣言の解除。この繰り返しで

 資金集めパーティーをし損なった議員が多い

 「まん延防止」であっても

 対策を取ればいいと考えたのではないか

ということです。

 

その釈明の後に中川会長ですけれども、また警鐘を鳴らしております。

 

 感染者が急増する事態になれば

 全ての都道府県を対象とした緊急事態宣言の発令

 ちゅうちょなく早めに出すべきである

 

改めてのお願いとして

 感染リスクの高まる場所の回避など

 個人が出来ることの徹底を改めてお願いしたい

というふうにしています。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、だから、あんまり人が集まらないでねということを改めて言ったということが、皮肉と言いますか難しいところだと思いますが。

 

(松本先生) 結局のところ、こういうことになってしまうと、皆さんの受け止め方がだいぶ変わってしまって、やはりこれだけ発言権のある方のいろんな警告だとか、いろんなアドバイス、そういったことが逆に自分たちがやっていないんじゃないかというふうな形で受け止められてしまう。なかなか聞く方がそのような、ちょっと間違った受け止め方になってしまいますので、そのあたりがこれから心配だと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。これから本当にこの定例で毎週発言があるわけですけれども、影響というのは大きいんだと思います。石山さん、どうでしょう。これまでは国民の警鐘とともに政府とか政治家に対しても批判されることもあるんでしょうけれども、それにも関わらずかなり強いメッセージを発信してくれていたなという印象だったので、なんか残念だなというところが大きいと思います。

 

(石山さん) そうですね。オンラインで出来なかったのかなと思いますね。というのも、自分も政治資金パーティーに参加した経験もありますけど、なんか会場の雰囲気って勉強会の中身みたいな正直どうでもよくて、直接会って握手をして、「あなたを応援しに来ましたよ」みたいな、そういった永田町特有の文化があると言いますか、国会もまだオンライン化は進んでいないですけれども、なんかこういった昔ながらのやり方を辞められない空気みたいなのが制度とかは関係なくあるんじゃないのかなというふうに思います。イギリスの議会も一部オンライン化が進んでいたりしますし、こういった制度を理由にするんだったら、制度を変えるように永田町でするべきなんじゃないかなというふうに思います。

 

(羽鳥アナ) それが長い慣例であるとしても、中川会長が言っているように「今やりますか?」っていうことですね。せめてね・・・これ、玉川さん、どうでしょうね。これからの中川会長の発信の説得力。これはもうなくなっちゃうって言うか、本当に残念で心配なんですけど。

 

(玉川さん) あの、国民に呼びかけてもですね、国民はもう真に受けてくれないというか、聞いてくれないんじゃないですか。

 

(羽鳥アナ) 厳しいと思いますね、やっぱり。

 

(玉川さん) こういうことでは…。でもね、呼びかけをして言う事を聞く人はいるんですよ。誰かって言えば、それは医師です。医師会の会員です。で、この後、ワクチンの話もやりますけど、もう国民の自粛を呼びかけてもですね、仮に今回の件が無くても、なかなかもう自粛っていうのは、これ以上進まないようなそういうふうな感じになっていますよね。であれば、別の対策として最も有効なのは、なるべく早くワクチンを打つっていうことですよ。なるべく多くの人に、なるべく早く打つと。その際に今ネックになっているのは、打つ人がいないってことですね。そのためにわざわざ自衛隊の医官、看護官の方まで出ていただいてやろうとしていると。本来ですね、これ、医師会の会員の方、17万人いるわけでしょ。で、これだけの数の中で、例えばオリンピックには300人以上の方々が行くわけですよ。これ全員医師会の方ではないと思いますけど。「だったら、ワクチン打つ方に行ってよ」って本当に思うんですよ。だから、これ、今回の事をきっかけとしてでもいいですけど、中川会長には是非、医師会の会員のお医者さんたちに

ワクチン接種にどんどん協力をするように呼び掛けてほしい。自分の責任で。あの、加速できるんだったら、どれだけ加速してもいいんですから。ワクチン接種は。別に7月末までに終わるってことで、大変だ、大変だっていうふうに言っているんですけど、もう7月末じゃなくても6月末でもできるんだったら、やった方がいいんですよ。高齢者。高齢者終われば、基礎疾患がある人に行きますし、その後は基礎疾患のない人でも、例えば50代の方とか、随分自宅で亡くなる方とかいらっしゃいますよね、いま大阪とかで。そういう人たちにも本当は打てたら救えるかもしれないんですから、その命。だから、パーティーを企画して一生懸命呼びかけるその労力を是非ワクチンを打つお医者さんを一人でも増やすという方向に持っていっていただきたいと、僕の本当のお願いです。

 

(羽鳥アナ) 北村先生、これ17万人の会員の多くは開業医。全員ではないですけど、多くは開業医ですから、やはりそのかかりつけ医、個別接種という所に影響はしてくると思うんですけれども、やはりそういうところで協力を呼び掛けてもらいたいというところだとは思うんですけど。

 

(北村先生) はい。日本医師会として、たぶん協力するっていうことに関してはもう表明したと思うんですけれども、ただ、それを本当に具体的にどんなふうにしてやるのかということについてはまだ詰めていないというところもあるでしょうし、やっぱり医師会長がしっかり医師会としてちゃんとワクチンを積極的に打っていきんだということをしっかりアピールしていけば、ある程度動きも変わって来るかと思いますので、さっき玉川さんが言ったように、本当にリーダーシップを取って頂いて、そちらの方にしっかりと振り向けると。もう意識を変えてみんなでやりましょうよという形になっていただければ、今よりもかなり加速していくんじゃないかなと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。もちろん批判されるべきことではあるとは思うんですけれども、これをきっかけにワクチン接種のスピードが落ちるという事は絶対にないようにお願いしたいと思います。

 

 

(羽鳥アナ) では、全国の感染状況をお伝えいたします。

昨日の新規感染者は7055人です。7000人を超えたのが、今月8日、先週の土曜日以来です。

重傷者が1189人。これで連続5日、過去最多となっています。

感染者が過去最多となったのが地図の赤い部分です。

北海道・福島・岐阜・愛知・広島・福岡・鹿児島 こちらで過去最多の人数となっています。

そして、昨日から緊急事態宣言が発出されました愛知と福岡ですが、どちらも過去最多の人数となってしまっています。

 

東京の新規感染者、昨日は969人でした。

 

そして大阪ですけれども、感染者数は851人。減ってきてはいるんですが、亡くなった方が50人。50人を超えたのが2日連続となっています。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、現在の全国に感染状況、いかがお考えでしょうか。

 

(松本先生) はい。もう今までにない厳しい状況だと思います。特に大阪は、前は厳しかったわけですけれども、似たような状況がそれ以外の地域でもやはり起こり始めているとか、もう起こっている所もあると思います。やはり医療がある程度限られている中で今、感染者が急増すると、すぐに病院は埋まってしまいます。で、行き先がなくなって、結局はご自宅で療養せざるを得ない方が増えてしまいますので、とにかくなんとか、このままずっと経過を見ていくんじゃなくて、しっかりと抑え込むための対策が必要だというふうには思います。

 

(羽鳥アナ) はい。この感染者増加に大きく変異ウイルスが関係しているわけですけれども、その変異ウイルスに対するワクチンの効果最新の研究の結果をお伝えしたいと思います。

横浜市立大学の研究チームが、日本人の医療従事者105人ファイザー製ワクチンを接種した後の血液を使いまして、人工的に作った変異ウイルス別に中和抗体、変異ウイルスに対して感染を防げるかどうかこういった実験をしました。

結果、どうなったか。

十分な抗体が出来ましたよという人の割合です。

 

・従来型は、1回目の接種後は17%の抗体ができた。2回目の接種後は99%です。

・イギリスの変異ウイルスに対しては、1回目は18%ですが、2回目接種後は94%です。

・南アフリカ型に関しては、1回目後は21%が、2回目後は90%

・ブラジル型は、1回目後は16%が、2回目後は94%

・インド型は、1回目後は37%が、2回目後は97%

 

いずれもファイザー製ワクチンの2回目の接種後は9割以上が、現状分かっている変異ウイルスに対しては、十分な抗体が作られているということです。

調査したのが、横浜市立大学の山中先生ですけれども、

 変異ウイルスというのは時期とともに今後も増えていきます

 新たなものが出てきた時に

 そのウイルスに対して ワクチンがどれだけ効くのか

 それを素早く見つけることが重要

ではありますけれども、現状分かっているウイルスについては、ファイザー製ワクチンを2回打つとかなり有効性があるということですけれども、松本先生、この結果いかがでしょうか。

(松本先生) はい。ファイザー製のワクチンを打たれた方から採血していただいたその血液を使っていますので、その意味では、ワクチンの効果を一つのこう示す重要なデータだと思います。ただあの、実際ですね、1回目の接種後に比べまして、2回目の接種後がほぼ90%以上すべての株に対して大丈夫という結果が出ているわけですけれども、ちょっとこれは、本当にここまで十分高い効果が期待できるのかなっていうところは若干疑問です。なので、やはり試験管内での結果でもありますので、これを逆に変にこう受け止めて、もうこのファイザーのワクチンを打てば、どんな変異株にも絶対に大丈夫なんだというふうな捉え方をされてしまうと、ちょっと危険ですので、そういう意味では有効性が期待できるといういいデータではあるけれども、やはり、まだまだ慎重な今後の人のデータも含めて、しっかり見極めていく必要があるとは思います。

 

(羽鳥アナ) はい。石山さん、確かに105人という人数。そして、見極めなきゃいけない。2回打ったら完全に安心というわけではないですが、ただやっぱり、松本先生がおっしゃったように、いい材料ではあるとは思いますが。

 

(石山さん) 本当にそうですね。これまでワクチンは変異型には効かないかもしれないんじゃないかと自分もそういうふうに認識していたんですけれども、このニュースは本当にポジティブに捉えたいなというふうには思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。だからと言って対策を緩めていいとは決してなりませんけれども、玉川さん、どうでしょう。この結果ですけれども。

 

(玉川さん) いやこれは本当にいい結果だと思うんですね。実は、免疫って、液性免疫とそれから細胞性免疫があって、細胞性免疫っていうのは、感染した細胞なんかを壊してくれたりするんですけど、これ両方あるんです。二本立てなんですよね。で、実はこの細胞性免疫の方は変異型に対してもワクチンは有効だっていうのは以前から出ていたんですね。番組でもちょっとしゃべったことがあるんですけど、ただ、その時点では、液性免疫、抗体に関しては分からないという状況だったんですよ。特に日本人に関しては。でも、今回抗体の方もですね、液性免疫もこれだけの有効率があるということになるとですね、両方の免疫が両方とも有効だっていう可能性が非常に高いので、僕は、これは本当に嬉しいというかですね、有難いというか。もう一つは、これファイザーですけれども、「メッセンジャーRNAワクチン凄いな」というふうな僕の感想ですね。

 

(羽鳥アナ) これまでは海外の治験などを参考にしていますけれども、今回は、これ日本人対象の…ということなんで、今までと違うデータのものなのかなというところだと思います。松本先生がおっしゃるように、これがすべてではないですが、これはかなりポジティブに捉えていいデータなのではないかなという気がいたします。じゃぁ、そういった中でワクチン接種、進んでいくのでしょうか。

 

高齢者ワクチン接種の状況です。

 

菅総理が、全国の85%を占める1490の市町村で

7月末までに高齢者の接種終るという認識を示しました。

その他、185の自治体も8月中には終わる。

66の自治体は9月以降にはなってしまうが…ということです。

 

で、こうした中で、管理の不備でワクチンが廃棄になってしまったということで、ここは気を付けていただきたいところなんですが、

神戸市で、ワクチンを接種会場に配送業者が保冷箱(2~8度で保管するもの)ごと渡すところ、ワクチンをその冷たい箱から取り出してしまって受け渡してしまったということです。

その後、常温で3時間放置されてしまったので、960回分が使えなくなってしまったということです。

 

ファイザーのワクチンは、常温で6時間以内に接種なんですけど、その前に2時間以内に希釈しないといけない。生理食塩水で薄めないといけないということがあるので、常温で3時間経ってしまったので、そこで引っかかって使えなくなってしまった、ということなんですね。

それで、昨日、神戸市は、「貴重なワクチンを無駄にすることになってしまい申し訳ない」と謝罪をしております。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、こういったワクチンの無駄、貴重なものですから、これはあってはならない事ですけれども、あともう一つ、高齢者のワクチン接種、官僚の見通しについては、どうお感じですか?

 

(松本先生) はい。これはかなり、おそらく今自治体に相当なプレッシャーがかかっていると思います。本当に85%が出来るというふうに返事をされたとしても、それは普通に無理なく摂取できるということじゃなくて、かなり無理をすればできるというふうな状況での回答じゃないかと思いますので、あまりプレッシャーをかけてしまうと、いろんなトラブルが起こりますので、なるべくスムーズに多くの人たちにちゃんと問題なくできるような体制を整えてほしいと思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。確実に、着実にというところがまず大事。そして、その後スピードも大事だという事なんだと思います。

 

このワクチン接種をめぐりまして、今朝の新聞です。斎藤さん、お願いします。

 

(斎藤さん) こちらは、スポーツニッポンです。

集団接種初日、65歳以上じゃないのに、62歳 町長 真っ先にワクチン

とあります。

 

 兵庫県神河町の山名町長は、6日に始まった町内の高齢者集団接種の初日にワクチンを接種したと言います。町長は62歳で、65歳以上の高齢者ではありませんが、廃棄予定分を有効活用し、危機管理のために打ったと説明しています。

 4月下旬、町長が副町長とワクチン接種について協議し、副町長が病院に相談。病院の事務長から、キャンセルが出たワクチンなら対応ができるとの回答があったということです。

町長は、

 「制度上、問題ないかは確認済み

 2回目の接種についても受ける予定

としています。

 

(羽鳥アナ) これ、2回目も受けないと効果なくなりますので、結果無駄になってしまうという事になるので、2回目も接種するという事なんだと思いますが、これ、松本先生、立場を使った優先だったら言語道断ですけれども、こうではないならば、やっぱり廃棄されるなら誰かが打った方がいいわけで、そこの柔軟な対応というか、不公平感を訴える方が必ず出てくるとは思いますが、やっぱりまず無駄にしない事だというふうに思うんですけれども、これはどうお考えですか?

 

(松本先生) そうですね。結局、本当の意味ではやっぱりトップが打つべきだと思います。それはそれとして、条件を満たさない62歳の方ですので、そういう意味では、ちゃんと条件を満たす方が別におられたら、その人を優先させてあげた方が良かったんだろうとは思います。で、おそらくその場でワクチンが余っていて、誰もいませんからということですぐに打ったというよりは、事前になんとか打てるようにできないかというような事も進められていたということかもしれませんので、そういう意味では、いわゆるリーダーとしてあり方ですね。普通、言葉として判断はあり得るかもしれませんけれども、やはりそこの地域の高齢者の人たちをなるべくできるようにしてあげるという事の方が大事なんだろうなとは思います。

 

(羽鳥アナ) 石山さん、やはり高齢者のワクチン、これが早く広く進むということが大事だと思います。

 

(石山さん) そうですね。私の横浜市に住んでいる88歳のおばあちゃんはですね、昨日も電話したんですけれども、もう1週間電話がつながらない状況が続いているというふうに言っていました。あの、1週間前にサーバーが落ちたというニュースがありましたが、それでもまだ昨日の時点でほぼ

改善されていないっていうこういった現状の中で、本当にこの期間で終わるのかなっていうふうには思います。でも一方で、今こういった殺到している状況ではあるとは思うんですけれども、アメリカとかでは、ある一定程度接種が終わって、むしろ鈍化している傾向にあって、若者の接種に対していろんなインセンティブを付けてっていうような事になってきていると思うんですけれども、日本はポジティブに考えれば、接種後進国っていう中で、短期的な話と長期的な話を両軸でやっぱり検討していく必要があるのかなっていうふうには思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。やはりいま希望者はできるだけそれは早く打ちたいというところにこういった状況になっていますけれども、これが多くの人がこう思って広まるというのが一番大事なことだと思いますけれども、さぁ玉川さん、中川会長の話もありました。ワクチン接種を進めるようにこれからしっかりと頑張って頂きたいという話もありましたけれども、やっぱり、この現状も見て、どの時期でどれくらい接種が進むのか、ということが大事だと思います。

 

(玉川さん) 結局、ワクチンがあらゆる変異株に対して有効であるであろうというふうな事で、でも逆に言うと、ワクチンを打っていない人にとっては、インド株とかイギリス株とか、今まで以上の脅威なんですよね。今その結果が全国に表れているということなんですけれども、なおさらやはり「ワクチンを早く!」っていうふうな話になるわけですよ。

これはもう、いま日本で、政策目的で一番優先度が高い政策なんじゃないかなって、僕は思いますね。で、一番ダメなのは、さっきの町長さんの話にもあるんですけど、あの、キャンセルが出た時に廃棄してしまったりするのが一番ダメなんですよ。やっぱり。だから、キャンセルが出た時にどうするか?ということを納得できる形で決めておくってことが必要なんですね。町長さんだけが決めるんじゃなくて。それはちゃんと議会にかけてもいいでしょうし、そのための議会だから。だから、キャンセルが出た時にはどういうふうにしますかと。例えば、キャンセル分は予め登録している65歳以上の人にするのか。それとも、65歳以上の中でもさらに基礎疾患、これは厳しいっていう基礎疾患がある人に打つのか。それとも、さらにもっと広げて65歳以上じゃないけれども、重大な疾患がある人。これはもうお医者さんは分かるわけですから、年齢に関係なくこの人はリスクが高いっていうふうな人には、僕は、キャンセル待ちはそちらの方に行けばいいかなって個人的に思っています。だから、健康な65歳以上の高齢者はとりあえず優先されているので順番に打って、キャンセルが出た分ぐらいは、基礎疾患がある人。こういう人に打ってもらえないかなと僕は思いますね。

 

(羽鳥アナ) 一番は余っちゃって、「きょう人来なかったから残念ながら廃棄だね」ということだけは絶対に避けた方がいいという事だと思います。

(玉川さん) 1回希釈したら、6時間でもうダメらしいんですよね。

(羽鳥アナ) ファイザーはそうですね。

(玉川さん) そうなんですよ。だから、1回希釈したら、もうその日に打たないと持たない。捨てるしかなくなっちゃうんですよ。それはもったいない。

(羽鳥アナ) 希釈するのも2時間以内。で、常温で6時間以内に打たないといけないっていう時間があるので、やはり無駄にすることはいけない。それが、立場を優先したのはもちろん許されませんけれども、やはり柔軟に無駄にしないようにということが本当に一番大事なことだと思います。

 

 

(羽鳥アナ) 東京オリンピックについてです。昨日ですけれども、IOCの理事会がオンラインで行われました。その中でもちろん橋本会長も参加しまして、

 理事の中から、

 「アスリートが日本で協議できるのか懸念がある」

 「自信を持って参加できるように丁寧な発信を心掛けるべき」との

 指摘がありましたが、

 理事の多くは東京大会への信頼や開催への自信があり

 IOCからの全面的な支持を得ることができた

としています。

 

武藤事務総長もこの議論について、

 「理事会では、開催するか、しないかの議論は全くでなかった」と。

 「今、どうやって大会を開催したらいいのか。

 観客はどうしたらいいのかを議論している。

 開催に向けて、どうすればいいのかという議論を進めている」

ということです。

 

ただ、課題があります。

1つ目は  アスリートへの批判 

橋本会長ですが、

 アスリートだけが責められるべきではない

 自分が責められるべきだと思います

 開催に向けての批判、

 「辞退してほしい」という批判が

 選手個人に向けられるのは許しがたい

 安心して準備できる体制を作り上げないといけない

としています。

 

そして2つ目の課題として、 オリンピック専用病床を拒否 した自治体があります。

茨城県です。カシマスタジアムでサッカーが行われます。

大井川知事は、

「県民とオリンピック選手を分け隔てする必要はない」

ということで、オリンピック専用病床の確保を拒否という判断になりました。

 

橋本会長は、この茨城県の判断について、

 各自治体の長は

 県民の健康を第一に考えるのは当然です

 万全なコロナ対策を講じて 

 医療のお世話にならなくて済むような体制

 早く構築しなければならない

と言っています。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、オリンピックの専用病床のこの考え方は、いかがでしょうか。

 

(松本先生) 少なくとも別にオリンピック選手だからといって、特別扱いするっていうのはやはり難しいでしょうし、予めベッドを確保しておくという対応もそれぞれのいりゅおう機関にとって厳しいものがあります。なので、あまりにもオリンピック優先っていう姿勢が示されてしまいますと、逆に言えば、その地域での医療が疎かになってしまいますので、そういう意味ではあくまでもオリンピックはオリンピックで、もし、けが人などが出た時の対応はもちろんやってくれるわけですから、ただ、あまりそのベッドの確保というところまで要求するのは難しいだろうと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。さて、もう一つ課題なんですけれども、

  アメリカの陸上チームが日本での合宿を中止 します。

 

7月~8月に選手・コーチなどおよそ120人で千葉県の成田市などで、事前合宿の予約をしていたんですけれども、先月14日、この合宿を中止しますと連絡があったということです。

 

アメリカの陸上競技連盟は、

 新型コロナウイルスの終息の見通しが立たず、

 選手の安全に懸念が生じている

というふうにしています。

 

アメリカは事前合宿しないで入国後、直接選手村に向かうということのようです。

 

橋本会長は、

 「様々な理由があると聞いています」ということです。

 

この措置ですけれども、

 安心安全が確保されていないのではないかの懸念

 入国の際の水際対策が非常に時間がかかるという問題点もある」

(これによって選手のコンディションが維持できないという人もいるそうです。)

 「組織委員会として どういう対策が出来るのか

 自治体の状況に応じて連携を取っていきたい」

 

(羽鳥アナ) 松本先生、選手への安全面への懸念というのをアメリカの陸上チームが中止の理由に挙げています。

 

(松本先生) 感染が今まだまだ拡大しているこの状況を考えますと、やはり気になるのは、海外の人たちの日本の状況への見方ですね。おそらく、

日本はまだ感染を抑えていないんじゃないか。もしかしたら緊急事態宣言なども出されていて厳しい状況なんじゃないかっていうふうな見方をされてしまいますと、もちろんそういう状況なんですけれども、当然のことながら、ほかの諸外国のチームもちょっと事前に入ろうというのは難しいというような判断をされるでしょうし、場合によっては、参加すること自体はどうだろうか?という意見が出てくるかもしれませんので、そういう意味ではちゃんと今の状況をオリンピックをやるにしても、感染の状況をしっかり抑えておかないと諸外国での見方というのがだいぶ変わって来るんじゃないかとは思います。

 

(羽鳥アナ) 石山さん、選手・関係者はもちろん、やるためにはどうすればいいのかってところを考えながらだと思うんですけれども、なかなかいろいろ課題があるようです。

 

(石山さん) そうですね。昨日の橋本会長の夜の会見を観ていましたけれども、IOCの全面的な支持を得ることができたという発言には、橋本会長は日本の状況をどのように伝えたのかなとすごく不安に思いました。世論も含めた国内の状況であったり、医療の状況であったりということも考えたら、こういう言葉が出てくるのかな?と思いましたし、本音と建て前を分けずに議論する段階にあると思うんですけれども、果たしてIOCとそういった本音で腹を割って話せる関係が築けているのかなっていうところであったりとか、きっと会議も形式的にそれぞれの役割で発言しているところに留まっているんじゃないかなっていうのが見え隠れすると言いますか、そういう印象を受けました。

 

(羽鳥アナ) そうですね。選手の事を考えれば、もちろん開催してほしい、開催したいという思いは強いんだと思います。玉川さん、どうでしょう。

 

(玉川さん) さきほど松本先生が、諸外国がどういうふうに見るかっていう話をされたんですけれども、あの、11日にニューヨークタイムズにコラムが載ったんですけれども、その中身なんですよね。ちょっと僕、興味深いなと思ったのは、こうあるんですね。

オリンピックというローラー車は、ゴロゴロと音を立てて進んでいる。その理由は3つある。一つは金(かね)。もう一つは金。3つ目も金と。いうふうなコラムだったんですね。で、公衆衛生のために自分たちの利益を犠牲にするつもりはないっていうふうに、そのコラムに書いてある。IOCは・・・。だから、このIOCの理事会がですね、全面支援しない理由はないんだろうなと、そもそもが。だから、IOCから全面的な支持を得ることができたっていうのは、何も語っていないに等しい。そりゃあそうでしょう。そういうふうな感じで諸外国も受け止めているんじゃないですか?

 

(羽鳥アナ) 海外でもそういう報道があるというところです。

 

 

さぁ、そしてオリンピックも関係してきますが、オリンピックという事になると、パラリンピックも含めて外国選手・関係者が入ってくるわけですが、そのことも含めた現状の日本の水際対策ですけれども、

現在、外国からの入国者というのは特別な理由がない限り、ほぼすべて入国拒否なんですが、

入国する場合は、出国前にそこで検査をして「陰性証明」を取る。

日本入国時に空港で「抗原検査」をする。

そして、陰性ならば、14日間自宅などで待機要請ということです。

・変異ウイルスの流行国や地域からの入国者に関しては、入国時の抗原検査後、指定場所に3日間待機。そしてPCR検査実施。

・さらに、インド・パキスタン・ネパールというインド型変異ウイルスが今まん延しているという所では、入国時の検査後、6日間指定場所で待機。そして、3日目と6日目にPCR検査。

という水際対策になっているんですけれども、今1日当たりこの待機要請とうところに、だいたい2万人~2万4000人の方がここに当てはまるということです。

入国時に、この方々は自らの位置情報や健康状態を毎日報告することを誓約して、スマホのアプリやメールでこういった事を報告するということを誓約はしているんですが、

実際は、毎日報告をしない人。そして、報告された位置が自宅などから離れている人というのが、一日あたり最大で300人ぐらいいるということです。

そこで対策を強化します。

所在確認の電話に出ない人に対しては、

 ⦿ 氏名公表の可能性がありますよという旨の警告メールを送る

 ⦿ 待機場所を訪れて実際の所在確認をする

という対策強化です。

 

ただし、田村厚労大臣ですけれども、

 憲法の制約上、移動の自由がある。

 我が国は私権の制限に対しての法律がない

ということで、なかなか強制するのは難しいということです。

 

立憲民主党の蓮舫さん

 水際対策が緩いです

 300人に連絡が取れなくなって

 その人が体調が悪くなったのか、感染したのか把握できていない

 これが市中感染につながるのではないか

ということです。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、この日本の水際対策、どうお考えですか?

 

 はい。あの、少なくともですね、確かに2回検査を出国する時、入国する時やるわけですけれども、それだけでは残念ながらすり抜ける例が出てきてしまうということはあり得ると思います。なので、本当に徹底すべきなのは14日間の待機。これがですね、いわゆるある意味、隔離ですね。これがしっかりできれば、そこからの広がりは実際防げるんですけれど、これが実際、法的根拠がなく、結局は要請でしかありませんので、そうなりますと守らない人もやっぱり出てくるでしょうし、そこから感染が広がってしまう可能性は十分あり得ますので、ここを法的根拠がないから仕方がないんだという事ではなくて、本当であれば前からある程度法律を作れば良かったんですけど、未だもってそういう動きがないということ自体が問題だろうとは思います

 

(羽鳥アナ) ここは徹底していかないといけないという事ですね。

 

(松本先生) はい。ここが徹底できなければ、少なくとも例えば、オリンピックで入られた方に対しても同じような扱いですから、結局は、またそれが感染拡大の火種になる可能性もあり得るんじゃないかと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。これは全世界からという事なんで、松本先生がおっしゃったように、オリンピックの大きく関係してきます。

 

さらに、変異ウイルスが流行している地域からの入国なんですけれども、

こちらは、今月1日から昨日まで、成田・羽田・関西・中部・福岡の5つの空港で、入国後検査で陽性が判明した人が147人居たんですけれども、そのうちの110人 (75%) が、 インド パキスタン ネパール   からの入国者だったということです。

この地域はインド型の変異ウイルスが特に流行をしている地域です。

そこで、このインド型変異ウイルスに対しての対応です。

インド・ネパール・パキスタンに滞在歴がある外国人あすから入国拒否

ということになりました。

(日本の在留資格を持つ人。例えば、日本人と結婚をしている。

日本人が配偶者となっているという人も認められない。)

日本人の帰国は認められるけれど、それ以外はダメという厳しい措置にしたという事です。

 

じゃあ、各国はどうなんでしょう?

 

インドからの入国対応です。

 

アメリカは、今月の4日~14日以内にインドに滞在したアメリカ人以外の入国を禁止しています(ただ、アメリカに永住権を持つ人やアメリカ人の家族などは除外ということです)。

 

オーストラリアです。

今月3日~14日以内にインドに滞在した人は入国禁止

これは、オーストラリア人でも入国禁止

もし違反をすれば、

オーストラリアの人でも最大で禁固5年罰金もおよそ560万円

インドに関しては非常に厳しい措置を取っています。

 

ただ、これがオーストラリア国内で、ちょっと厳しすぎるんじゃないかという声を受けて、一部緩和しようと今首相が発表をしているという状況のようです。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、特にインド型の変異ウイルスが流行しているインド・パキスタン・ネパールという所に対する日本のこの措置ですけれども、いかがでしょうか。

 

(松本先生) そうですね。やはり、もうすでにインドは変異型の問題が起こらずとも全世界の中でアメリカに次いで2番目に感染拡大している地域であることは間違いないので、そういう意味では、こうやって変異型が騒がれたからここでようやく止めるという事になると、ちょっと判断は遅かったというふうに思います。

 

(羽鳥アナ) 石山さん、いかがですか。インドの変異ウイルスは特にちょっと怖いなというところで強めになっています。その他も含めての水際対策ですけれども…

 

(石山さん) ただ誓約書を書かされて、一日に何回も報告をしなければいけないっていうのは、自分だったら守ろうかなというふうに思いますけれども、それでも300人出てしまうというのは驚きの数字だなというふうに思います。一方で、アメリカから先週帰国した友人に聞いたんですけれども、すでにアメリカでワクチンを接種した上で日本に入国してきていると。アメリカではすでにワクチンを接種した人はマスクを外していいというような指針が出ている中で、その接種している人と接種していない人で同じ待機要請だったり、一律であるべきなのかなっていう話はしていました。どこの国からの入国なのか、またはワクチンを接種しているのかどうかに応じて、一律ではなく細分化するという検討の余地もあるのかなというふうには思います。

 

(羽鳥アナ) そこは、松本先生はどうお考えですか?

 

(松本先生) はい。それはですね、まず全部をとにかく厳しくすることをちゃんとできて、その上でこの人たちに関しては緩めるということはあり得ると思います。ただ、現状からすると厳しくすることが出来ていませんので、そういうふうな対応自体がまだ先になるんじゃないかと思います。

 

(羽鳥アナ) その前段階としての全体の厳しさ、厳格化ということですね。

 

(松本先生) はい。それが出来ての対応だと思います。

 

(羽鳥アナ) さぁ玉川さん、水際対策です。

 

(玉川さん) 今の話ですけど、国にもよると思いますよ。だって、PCRの陰性証明が数百円で買えてしまうような国で、「私接種しました」って言われてもどうなんだって話になりますよね。だから、とにかく松本先生がおっしゃるように、まずは厳しくするということが大事だと思います。これは日本の中に入ったら憲法の問題もあって、法律で縛ることはできないっていうふうな話があるんですけど、だからこそ、日本の国内に入れないってことですよね。だから、アメリカはあれだけ日本に比べてワクチンが普及しているにもかかわらず、日本よりも早く今月の4日から、こういう厳しい措置を取っているわけですよね。で、この日本との10日余りの違いっていうのが、どういう影響を与えるのかと。わずか10日の違いで、入ってくるウイルスの量が全然違うっていう事が起こり得てきたわけじゃないですか、日本は今まで。だから、これをもしかしたら、やっぱりちょっと遅かったのかもしれないというふうに思いますね。なので、じゃあどうすって言ったら、まずここからとにかく厳しくした。あすから厳しくするってことですから、それに対して見つけるっていうのは難しいですし、やっぱりワクチンを急ぐしかない。結局全部そこへ行くんですよね。今ね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。ただ、オリンピックを開催するとしたら、ここの厳格化というのが必要なんだと思います。

 

 

皆様に頂きました、ご意見・ご質問をご紹介いたします。

 

Q.松本先生にお伺いします。先週スプレッターのお話をされていましたが、スプレッターの人は感染当初からスプレッターになっているのでしょうか?また、どんな人がスプレッターになるのか傾向はあるのでしょうか? ということです。

 

(羽鳥アナ) 松本先生、いかがでしょうか。

 

(松本先生) あくまでもウイルスが入ってきて、体の中でそれなりの量に増えるまでにはちょっと時間はあります。なので、いきなり入ってきた人が、すぐにスプレッターになるわけではありませんけれども、ただやはり他の人と例えば、区別がつくかということになりますと、残念ながら、無症状でもスーパースプレッターはいますので、調べないと分からない。外見、あるいは症状、そういったものではまず分からないと思います。

 

続いてです。

Q.基礎疾患なしに重症化する人に、なにか共通していることはありますか? ということです。

 

(松本先生) はい。これはですね、実際は今いろんな研究が進んでいて、例えば、採血をして、あるデータを調べれば、その重症化することが分かるんじゃないかというふうな研究も進んではいます。なので、そういう意味では検査を行って、重症化する人、しない人っていうのはある程度分けつつあるんですけれども、残念ながら、症状その他で見分けることはかなり難しいと思います。

続いてです。

Q.医療従事者です。現在、妊娠中で、ワクチン2回目接種予定の週に緊急入院となってしまい、1回しか打てませんでした。1回目と2回目の間が6週間以上空いた場合は、もう一度打ち直すべきなのでしょうか? 

 

(羽鳥アナ) なるほど。これはいかがですか。

 

(松本先生) あの、基本的には3週間空けることになっています。ただ、それが出来なかった場合、それより延びたとしても、それは2回目に打ったら、それが2回目ということになりまりますので、基本的にはその2回目の接種で終了になります。ただ、さらに延びたらどうなるのかというふうな事になりますと、ちょっとそういうデータはありませんので、6週間ぐらいであれば基本的には、その2回目の接種で終了というふうには思います。

 

(羽鳥アナ) はい。じゃあ、2回目でいいという事ですね。

 

続いてです。

 中川会長の理論で行くと、感染対策をすれば、大丈夫という事なら、しっかり対策しているお店なども営業させてあげてください。医療のひっ迫を避けるためにみんな自粛を余儀なくされているのに意味がないように感じてしまいます。

 

(羽鳥アナ) これは、ご意見というか、松本先生、感染対策をしっかりしていました。ホテルもしっかりしていました。だから政治的に必要なんでお金集めますっていうことになると映画館・百貨店、感染対策しっかりしています。利益を上げなきゃいけません。っていうところにつながってしまうなというふうに思いますけれども…

 

(松本先生) はい。あの、これはもう切実な声だと本当に思います。感染対策をしっかりやっていて、ここでは感染が広がる所ではないのに、なぜ営業をやらせてくれないのかというふうなことは、本当に多くの方が思っておられると思います。なので、感染の状況が厳しいときは残念ながら、そうは言ってもある程度の自粛を要請されるのかもしれませんけれども、ある程度長期的な事を見据えたら、感染対策をしっかりやりながら、

感染者もそこそこ抑えながらやり方をこれから模索していかないと、ただ単に自粛自粛では、やっぱり厳しくなってくるんじゃないかとは思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。松本先生にここまでお話をお伺いいたしました。どうもありがとうございました。

 

(松本先生) どうもありがとうございました。