羽鳥慎一モーニングショー

2021年2月1日放送より

 出 演 者

   国島広之先生     岡田晴恵先生     石原良純      山口真由      羽鳥慎一
 
  
  斎藤ちはる     玉川徹

 

(羽鳥アナ) 政府が緊急事態宣言を1か月ほど延長するということで調整に入っています。そして、この週末、天候に恵まれたとこともあり、行楽地には多くの人が集まりました。

都心では、夜中に警察が出動するというトラブルも見られました。

 

福岡の太宰府天満宮、時期を遅らせての初詣の方が多かった。

緊急事態宣言も出ているんですが、密にならないように、年始を避けて参拝の行ったっていう形です。1月中には参拝したいなってことで。

 

新型コロナの感染対策のため、分散参拝が呼びかけられた今年の初詣。1月最後の日曜日、天候にも恵まれたという事もあり、各地の神社やお寺では、“駆け込み初詣”の参拝をする家族の姿が数多く見られました。

石川の白山比咩(しらひめ)神社では、長い列を作る参拝者の姿が―。

およそ1600年の歴史を持つ神奈川の寒川神社では、本殿の前に5つの列ができました。

東京府中市の大國魂(おおくにたま)神社では、感染対策のため、参拝者は間を開けて並び、100m以上になりました。

「誘導は無くても皆さん自主的にゆっくりと進んでいました。

 

緊急事態宣言が発出されてから、対象地域が拡大して、3回目の週末。多くの場所で人出は増加する傾向に。

 

「(人出は)普通よりちょっと多いですね、今日は」

「外に出るのはよほどの時じゃないと外に出ないほうがいいですね。」

「コロナの関連で働いている看護師なんですけど、ちょうど夜勤明けで(緊急事態宣言は)まだ解除されないほうがいいと思います。やはり、通勤の人多いかなと思います。買い物の方も多いですし、まだ危機感がみんな足りないんじゃないかなと思うので…」

 

緊急事態宣言の延長に向け調整が進む中、観光客が殺到した鎌倉で新たな問題が―

飲食店や土産物店が並ぶ、江の島弁財天仲見世通り。あまりの人の多さで先が見えない状態に。

「ちょっと天気がいいので、すこし野外だったらいいかなと思ってきたんですけど、割と人がいっぱい居るのでビックリしています。」

 

賑わいは鎌倉でも。

「暖かくなったせいでしょうか、若い方が多いですね。」

「昨日(金曜日)寒くなったせいもありまして、それほどの人出ではなかったんですけれども、やっぱり土日だから若干増えてきているのかなといふうには思います。」

 

小町通りでは、多くの人がマスクを着け完全対策を行っている中、ある問題で頭を悩ませていると言います。それが…

 

“食べ歩き”

 

マスクを外して食べ歩きをする。食べ歩き自体が問題になっております。やはり皆さん、食べ歩きは結構楽しいみたいでなかなか収まらないですけど…」

 

市民からのマナー違反の苦情が相次ぎ、2年前に“食べ歩き自粛条例”が成立した鎌倉市。

緊急事態宣言を受けて、改めて注意喚起しているのですが、

食べ歩きは控えてくださいと書かれた看板が掲げられている中、1つの食べ物を2人でシェアする場面も見られました。お互いに食べた物を交換している人も見られました。

 

緊急事態宣言から3週間 ―

鎌倉を訪れた人たちからは、“自粛疲れ”の声も。

「気がめいりそうだったので、今日は外に出てきました。緊急事態宣言が出てから初めてだから、3週間ぶりぐらいかな?とりあえず、店に入るのはやめて、人との接触は避けて楽しみたいです。」

「久しぶりに先輩方に会って食べ歩きしようかなと思いました。外で遊ぶのは緊急事態宣言が出てから外出していなかったので、2~3週間ぶりぐらいですかね。」

(リポーター) どうですか久しぶりの外出は?

「宣言は解除されていないんですけど、解放された感があってすっきりしています。」

 

昨日、多くの若者たちが訪れていた東京の表参道。

なかにはマスクを二重に着ける人の姿も。

(リポーター) マスクを二重にするかどうかは、何で変えられたりしているんですか?

「場所ですかね。人混み、行く場所によって。家の近所だとしないですけど、今日は人がすごいだろうと、日曜日ですし、なので重にしています。」

普段はウレタンマスク1枚ですが、人混みを気にして二重にしてきたと言います。

「今日は代々木で、娘のチアの大会があるので…」

(リポーター) 来てみてどうでしたか?

「やっぱりビックリしました。人が多いので。(2枚)着けて良かったなと思います

 

感染防止のため三重マスクで買い物に来た人も。

「不織布を2枚とおしゃれに見えるように布マスク。神奈川県の地元の時は1枚、不織布1枚です。」

 

渋谷のスクランブル交差点も買い物客など多くの人で賑わっていました。

街中では建物を囲む行列が。なかではいったい何が行われているのでしょうか。

出てきた人に話を聞くと、

美術館に入るために人数制限をしていまして、1人が出たら1人が入って、中では1時間で回ってくださいという形」

行列の目的は、人気彫刻家の展覧会。昨日が最終日だったため、多くの人が訪れたと言います。

「なかなか機会が無くて、最後だって聞いてきました。良かったですね、やっぱり。あの

気分転換もありますし…」

 

夜になると、さらにエスカレート。

 

 大迷惑 路上のみ続出 大声で大騒ぎ 公園閉鎖も

 

東京・世田谷区 昨日 午後8時

(リポーター)

午後8時多くのお店が終了する中、こちらの店では行列ができています。

 

行列の目的は?

お持ち帰りで買えました。行きたいお店があったんですけど、閉まっていたのでテイクアウトしました。」

午後8時以降もテイクアウトなら営業できるため、多くの店が取り入れていた。

「家帰って作るのもつかれちゃったりするので。やっぱり買って帰りたいなという気持ちはすごくあります。」

 

暖かくなったこの週末。豊島区にある公園では、缶ビールを手に“公園飲み”をする人の姿が。

(リポーター) 午後8時を過ぎたので、警備員の方々が公園を囲むようにチェーンをつなげていきます。続々とみなさん外に出てきます。

 

公園の周りをチェーンで閉鎖し始めた警備員。飲食や公園飲みする人に、「外に出るように」呼びかけた。

「閉まるっていう直前で(店内で)食べきれなかったから、じゃあここで食べようって。そうしたらここも追い出されちゃった。(公園も)8時までとは知らなかったんです。外もそうなんだっていうのは」

(リポーター) 食べきれましたか?

「食べきりました。急いで食べました。」

 

豊島区では、緊急事態宣言の間、感染拡大防止の一環で、公園を午後8時に閉鎖

(リポーター)

閉鎖された公園のすぐ近くで、ファストフードを食べられている男性達がいます。

「公園で座って食べようと思ったんですけど閉まっているので、仕事やらいろんなことで、ちょっと話しながらでも(食べられる場所を)探していたんですけど無いので、あまり宜しくないと思うんですけど、外で食べてたって感じです。」

 

公園で飲食できると思い、テイクアウトを選んだが…

「やっぱり仕事が長引いちゃうと食べるところがないので、正直そこは不便かなとは思うんですけど、こういった情勢なので仕方ないのかなと感じています。」

 

(リポーター) JR渋谷駅です。午後8時を回って、多くの方が渋谷駅へと向かっていきます。一方で、今から街の方へ向かっていく方もいらっしゃいます。

 

街には午後8時を過ぎても多くの若者が。

(リポーター) こちらの少年、道路に座り込んで、お酒を飲んでますね。あー、かなり大声で騒いでますね。やきとりの砂肝を用意してですね、お酒を飲んでいますね。

 

(リポーター) こちらでは、ラジカセの音を大きくしてお酒を楽しんでいますね。

 

街中で大音量の音楽を流しながら、大騒ぎするグループ。お酒を持ち、じゃれあう場面も。路上で飲酒する若者に話を聞くと、

(リポーター) なぜ、ここで飲んでるの?

「「飲食店行けないからです。仕事終わりが遅い人たちは飲食店に行けないじゃないですか。日付はまたがないけど、ちょっとは飲んで帰ろうか、ラーメン食べて買えるぐらいはしたいかなって」

 

多くの人が通る道端には、

(リポーター) 路上で伸びて寝ていますね。大丈夫なんでしょうか。飲みすぎたようですね。

 

すこし体を動かすも再び元のポーズ(路上にうつぶせて寝ている姿)に。

その後、友人がかけより声をかけると、自力で起き上がり歩いて行った。

 

 

ここからは、パネルで見て行きたいと思います。

政府は、緊急事態宣言を1か月程度延長する方向で、調整に入っています。そして、世界で進むワクチン開発の状況と、1か月半でワクチン接種が完了すると計画している“練馬区モデル” をお伝えしたいと思います。

ここからお二人にお話をお伺いします。

 

まず、医学博士で白鴎大学教授の岡田晴恵さんです。よろしくお願いいたします。

(岡田先生) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) もう御一方。聖マリアンナ医科大学病院 感染症センター長の国島広之さんです。国島さん、よろしくお願いします。

(国島先生) おはようございます。よろしくお願いします。

 

全国の昨日の新規感染者が2673人です。これは、今年に入って最も少ない数となっています。

そして、全国の重症者と亡くなった人の数。昨日の時点での重症者は973人。亡くなった方は、昨日65人。累計では、5753人となっています。

東京の状況です。

昨日の新規感染者が、633人でした。重症者は、おとといから1人減りました。140人です。亡くなった方は3人です。陽性率は、先週金曜日の時点で、7.7%。先月22日に10%を切って以来、ずっと下がり続けているというのがこの数字です。感染者一人が何人にうつすかという実効再生算数は、0.77という数字です。

岡田さん、東京の感染者というのは減少傾向が続いています。

 

(岡田先生) はい、やはり緊急事態宣言の効果っていうのが出てきたなっていうのが、先週末ぐらいから顕著になってきていると思うんですね。ただ、まだ600人居るということですね。ですから、1つのポイントとしては、医療としては満床が多いわけですから、これが毎日500、600と続くのは困るという事と、まだ陽性率が7.7あると。それから0.7の実効再生算数っていうのは、ありがたいんですけれども、ただこれは、春の時の、市中の感染者がパラパラと少なかった時と、いま市中でかなり数が居るという時と同じようにはいかないわけですね。種がいっぱいまかれちゃっているわけですから。ですから、ここはまだもう少し期間を延長して、より強い対策をして抑え込まないと、変異種の問題もあって厳しいなというふうに思っております。

 

(羽鳥アナ) はい。一時期に比べれば、だいぶ数は少なくなっていますが、600は超えているというのはこれは多いという認識でいいんだと思います。

国島先生、先生の病院は神奈川県ですけれども、どうでしょう実感としては?

(国島先生)

外来の陽性者の方は、明らかに減っていますね。だけれども、病床としては、こちらの病院は神奈川県の重症患者さんに対応する医療機関なので、病床はほぼ満床の状況です。

 

(羽鳥アナ) はい。いい傾向ではあるとは思いますが、これを楽観視してはいけないという状況だと思います。そして、自民党のすべての議員にPCR検査が実施されます。斎藤さんお願いします。

 

(読み上げ 斎藤さん)

自民党は、1月末から今週にかけて、党本部で働くすべての職員およそ200人にPCR検査を実施しています。先週木曜の28日に20代の男性のコロナ感染が判明しました。この男性職員の感染が全職員のPCR検査に踏み切った理由かは分かりませんが、

党の幹部は、自民党が 

 全職員のPCR検査をする狙いについて 

 立方機能を担う議員に

 常日頃 接する職員をチェックしておく

 万が一 陽性の人がいたら

 遠ざけるようにするという配慮では

と答えています。

 

(羽鳥アナ) やはり、先週1人出ました、というところがきっかけにはなっていると思いますけど。

 

(岡田先生) そうですね。ただあの高齢者施設とか、病院とか、それから国民は本当に不安だし、不満だし、っていうところがあると思うんですね。自民党にやるんだったら、もっと拡充して頂きたいなっていうふうには思っております。

 

(羽鳥アナ) はい。さ、そしてですねイギリス由来の変異ウイルスのクラスターが起きたという事です。

1月15日に、この都内在住の40代の男性が発症したというのをお伝えしました。濃厚接触者の10歳未満の女の子が変異ウイルスに感染しているということが確認されましたが、先週の木曜日、この男性の職場の同僚です。ただ、現状の濃厚接触者という定義には当たらない人たちになるわけなんですけども、20代の男性、30代の男性、30代の女性が発症。そして変異ウイルスだということが分かりまして、いずれも1月下旬に入院をしております。このうちの30代の女性の濃厚接触者が、新たにこの方も変異ウイルスに感染していることが判明しました。50代の女性(パネル左下)です。さらに、この40代の男性からと思われる感染の拡大で、この40代男性と同じ職場の関係者、同じ建物の人なのかどうかというのは、はっきりと発表はされていないんですけれども、接触の機会はあったんですけれども、右側の方々も濃厚接触者の定義には当てはまりはしません。えー、60代の男性、40代の女性、40代の男性ということで、いずれも埼玉県在住で、1月下旬に入院ということで、1月15日に発症した40代男性中心に9人が発症。変異ウイルスクラスターということになりました。そして(パネル右の)3人に関しまして、濃厚接触者と特定されている人が7人いるということで、さらに調査が行われているのが現状です。

 

厚労省の担当者は、この感染源について、

 職場クラスターが発生したという見解です。

 濃厚接触者ではないのに

 うつっている可能性も推察されます。

 ただ、別の感染源から個々に

 感染したというケースも考えられます。

というケースです。

 

岡田さん、これ職場で濃厚接触者という定義には当てはまらないんですけれども、クラスターという事になりました。

 

(岡田先生) はい。まずあの、冬場ですから、エアロゾルもありますので、濃厚接触じゃなくても感染する可能性はあります、ということですね。厚労省の方がご指摘をされていますけれども、まず濃厚接触ではないのにうつっている可能性が推察されると。これは、あると思うんですね。別に変異じゃなくてもあると思うんですね。まっ変異だったらより感染力が強いので、もう少しあると思うんですね。1つですね、別の感染源から個々に感染したとなると、こっちの方がよっぽど怖いですよね。ですから、やはり今5%しかゲノム解析していないと。この感染源だけじゃなくて、衛生研究所でも増やすという事で、そういうふうに伺っておりますけど、これちゃんと追って行かないと、これは今はポツポツとなって点であっても、これが面になってクラスターになって、主流になってくるのが怖いわけで、この対策をきちんとやるべきだというふうに思っております。

 

(羽鳥さん) 東京で日々感染される人の5%だけ、この人はどうなんだろう?変異ウイルスだろうか?って調べている。それ以外は調べていない。調べたうちの人数がこれだということになっております。

良純さん、おそらく感染力も高いんだろうなってことがここからも伺えると思いますけど。

 

(良純さん) まだまだ、そのー、見え切らない部分も多いんですけど、もしもですね、この変異ウイルスが主流になるだろうとイギリスを見ていると、まぁそういう事だと言うのであれば、先ほど言いました緊急事態宣言をかける、また緩める、また増える。それを繰り返していますよね。これは、そのイギリスでも同じようなことが起こっていて、その中にイギリスの場合は、早め早めにその変異株が入ったわけじゃないですか。そこでもう過去の事例があるんですよね。おそらく同じことになるであろうと。やっぱりその辺を冷静に参考にしていかないとまだ未知なる部分が多いにしろ、僕はやっぱり非常に怖いなと思って、今見てますね。

 

(羽鳥アナ) 国島先生、国島先生の所はこの変異ウイルスに対応する計画は、どうお考えなんでしょうか。

(国島先生)

私共は診断と治療は、同じくですから、出来ることを最大限にするというスタンスですね。

 

(羽鳥アナ) こういったケースっていうのは、これからもどこかで出てくるというふうにお考えですか。

 

(国島先生) そうですね。もうすでに市中で伝播していますから、これからもクラスターが発生する。もしくは発生をしているというふうに考えるのが当然だと思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。山口さん、もう変異ウイルスは広がっていますよというふうに考えるべき。そして対応するべきなんだと思います。

 

(山口さん) 変異ウイルスが広がっているという前提で、準備しておかなきゃいけないのは、医療キャパシティの話なんだろうと思います。その変異ウイルスが増えたとしても医療のキャパシティが十分にあれば、救える命を救えないっていうことは最小限にっすることは出来ると思うので、そういう意味ではさらに政府の方が力を入れて、さらにキャパシティを拡充していかなきゃいけないのかなというふうに思いました。あと細やかな情報を私たちも欲しいなと思うところがあって、濃厚接触者ではないけれども、接触の機会があるというのは、いったいどの程度の接触だったのか、というような

細かな情報っていうのも実はこれから重要になってくるのかなという気がしますね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。現状では、対面で1m程度ぐらいで15分ぐらい接触があった場合は濃厚接触者。これに当たらない場合は、このケースは濃厚接触者ではないよ、ということになるんですけども、先ほど岡田さんがおっしゃいましたエアロゾルというのがあり、季節的なものもありますし、感染力が高いかもしれないという可能性もあるということです。玉川さん、どうでしょう。

 

(玉川さん) これはあの、職場の同僚、それから職場関係者の中に無症状の感染者が居ないっていうのが気になるんですよね。あの症状がある人と同じぐらいの数の無症状の感染者が通常、今まではいるってことになっているのに、このケースでは本当に一人もいないと。で、なぜかっていうことなんですが、これ濃厚接触者ではないって書いてありますよね。たぶん、その濃厚接触者以外の追跡をしていないですよね。政府の方針も変わりましたし。そうなると、「発症した人を調べてみたら、変異型だった」ということだったとすると、この背後に無症状の感染者が居るのかもしれないなと。で、その無症状の感染者をちゃんと見つけないと、どんどんどんどん広がっていくというふうなことがこの新型コロナの一番厄介な所なんですけど、それの追跡が行われているのかどうかっていうのが、僕はちょっと疑問で、先ほど自民党の職員の方全員にPCRをやるって決めたっていう話があったんですけどね、これ非常に大事で、やっぱりこれ分んないんですよね。あの感染者が出たからやることにしたのか、初めからこの全員やろうと思っていたら感染者が28日に出たのか分かんないんですけども、これ仮に全員やろうっていうふうなことで無症状の感染者が28日で立ってことであれば、本当に良かったっていう話になるんですね、これ。やっていなかったら20代の男性は、分からないわけですから。で、これをですね、自民党がやったってことは非常に重要で、自民党は政権与党ですから、あの感染者が分からない段階で全員にやって、発見することが出来たっていうふうなことが、これ素晴らしい事なので、これをぜひですね、国民全員に広げて欲しいと僕は思うんですよ。あの、なにせ野党じゃないですから。野党がいくら言っても実現しないんですね。当然ながら。野党も“ゼロコロナ”っていう方針wp打ち出しているんですけども、あの野党がいくら言っても、そりゃあ施策にならないです。だから、ぜひこれですね、自民党がこの重要性を認識したという事であれば、国民全員に広めて欲しい。そのきっかけにして欲しいと僕は思います。

 

(羽鳥アナ) 保健所の負担を減らすという事で、今確かに濃厚接触者、今までのような積極的疫学調査っていうのは、やらないようにしようという方針になっているということで、そうするとやっぱり発症した人がこういうふうに調べられるんだろうなという事になって来るんだと思います。

 

 

さあ、そして緊急事態宣言です。延長へという動きです。

 政 府 

 7日までの緊急事態宣言 1か月程度延長する方向で調整

 感染状況が改善されれば 期限前に解除も検討

 対象地域 

 生活圏が一体となっている 首都圏中京圏関西圏

 1県で感染状況が改善されても 単独での解除は見送る

ということのようです。

ただ、解除が検討されているのは栃木県です。こちらは、新規感染者が減少しているということで、栃木県は緊急事態宣言は解除が検討されています。その延長判断ですけれども、2月7日までですが、今週半ばにも延長の判断がされるということです。

国島先生、この延長の判断はどうお考えですか

 

(国島先生) 緊急事態宣言を継続したほうが国民が感染予防を行いやすいのであれば、緊急事態宣言は延長したほうがよろしいと思いますね。また、全国一律の宣言ではないので、感染状況に応じて部分解除はもちろんありうると思います。

 

(羽鳥アナ) なるほど。栃木の解除は理解できるという事ですね。

そして時短営業への罰則なんですけれども、

 特措法改正案 

時短営業などの命令に応じなかった事業者に対し

緊急事態宣言が出されている場合

 30万円以下の過料

緊急事態宣言が出される前の

「まん延防止等重点措置」の場合

 20万円以下の過料

この特措法改正案は

今週中にも成立し、今月中旬に施行の見通し

1か月以上宣言が延長されると、

その宣言下で改正法に基づく対応が可能になる

1都3県の知事です。

緊急事態宣言が延長の場合は、休業要請など強い措置もすると共同宣言を出しました。

さらに 1都3県が国に要望 を出しています。

 ・緊急事態宣言延長の有無を早期に判断すること

 ・特措法・感染症法改正後速やかに対応ができるよう

  基準や手続きを早期に示すこと

 ・事業者への協力金を全額国費負担とすること

 

渋谷区で飲食店をやっている方

 休業要請が出た場合、現在も時短要請に従っているので

 休業要請があれば従うが現在の6万円以上の補償がないと難しい

ということです。

 

岡田さん、休業要請という事も考えられるという事ですが、これはどうですか。

 

(岡田先生) そうですね。あの、前回の春に緊急事態宣言の時、解除の時の人数なんですけど、10万人当たり東京は0.3の時で、今は45.28なんです。いかに高いかってことですね。ですから、今解除して緩めれば、すぐ戻ってしまいますから、今延長するならば、当然もっとグッとやって感染者数を出来れば1桁ぐらいに持って行って、そして解除するならば長持ちする。というのが1点と、もう1つは、変異株ですね。変異株を抑えるためには、今グッとここで対策をして、その変異株の広がる火種って言うんですかね、これをやらなきゃいけない。

さきほど玉川さんが非常に大事なことを言ったんですけど、この政策の私たちがここに至る大きな理由っていうのは、無症状者を取りこぼしたことじゃないですか。ですから、やはり、有症、症状が出ている人と濃厚接触者を限定にやっていたから、バックで無症状者を取りこぼして今に至るわけですから、ここはやはり対策だけではなくて、検査の拡充もしながら無症状をちゃんとキャッチしながらの両方じゃないかと思うんですね。

 

(羽鳥ア) そうですね。だからその積極的疫学調査っていうのをちょっと止めようってことになっているんでしょうけども、それと検査を拡充しないという事はイコールじゃないっていう…。

 

(岡田先生) イコールじゃないですね。ですから、検査をしながら、っていうことにしないと効果は上がりにくいかなっていうふうに思っています。

 

(羽鳥アナ) この新型コロナ感染症医療アドバイザーっていうのも大曲先生、国立医療センターの先生ですけれども、

大曲先生は宣言解除の目安としては、

東京の新規感染者数1日100人未満

出来れば1桁になるまでと言っています。

 

だから、今までの500人という基準では

早いってことですね。

 

 (一日100人未満にすることで)

 濃厚接触者を徹底調査し、早期に感染者を封じ込められる。

 だから、積極的疫学調査ができるという事になる。

 患者は間違いなく入院できるようになって、

 生活の制限は最低限で済む。

 一日200~300人では接触者の調査が困難

 (一日100人未満になるには)

 あと2、3か月ぐらいかかるのではないかと思う。

 減少傾向が反転したら

 何度もきつい対策をすることにつながり

 経済的な負担も大きくなるのではないか

だから、今ここで厳しめの事をやっといてってことなんだと思います。

 岡田さん、大曲先生の一日100人未満、できたら1桁という…

 

(岡田先生) 私も同感なんですね。医療を守るためっていう事と、やはりここで大事なことをおっしゃっているんですけれども、一日200~300人だと、後は追えないよってことなんですね。ですからやはり、面を点に変えるっていうぐらい抑え込まないといけないということと、くれぐれも大事なことは、変異株をこれ以上増やさないって事が大事なことですね。ロンドンも変異株でグッと上がりましたので、大きな第4派を起こさない為にも今抑えるんだよと。そういう事だと思うんですね。やはり効率的にやっていくためは、検査を増やして、無症状をキャッチしよう。その方が効率がいいですよ。抑えるだけだと経済持ちませんよと。そういう事だと思います。

 

(羽鳥アナ) 国島先生、この解除の目安についてはいかがですか。

(国島先生)

先ほど岡田先生が言われたようにですね、東京都は昨年8月~10月の1日の感染者数っていうのは、やっぱり100人~200人ですよね。でもやっぱり、11月12月に一気に感染者が増えたので、これはやっぱり継続して対策を取ることが必要不可欠です。

 

(羽鳥アナ) あの検査について国島先生は、どのようにお考えですか。

 

(国島先生) 私共はですね、感染症屋ですので、通常無症状者への検査というのはあまりしませんね。まぁ発熱者であっても今日陰性、明日陰性、あさって陰性、4日後にやっぱり陽性っていうのがございますので、やっぱりPCRで確認するっていうのは危ないというのが基本的なクラスター対策のフィードバックだと思っています。

 

(羽鳥アナ) どうです良純さん。緊急事態宣言はもうちょっと延ばそうという事ですが、1か月ぐらいじゃないか、3月7日まで。

 

(良純さん) そうですね、でもやっぱり今岡田先生がおっしゃったように、そのまだまだ100人、200人の話をするのは早い時期なんですよね。だから、そのこの中で僕は、それを言うというふうに捉えるんであれば、ある程度敵を知らないで戦争をしないじゃないですか。例えが良くないかもしれないですけど、だからその、そのためには検査をどこでしていくか。さっきあの玉川さんがおしゃったように、自民党がやり始めたって事が非常に、なんて言うんですかね、そんな当たり前のような気もするんですよね。国家中枢に近いところに居る人間が、少しでもその、国島先生が言うように、もしかしたら100%じゃないですけど、やっぱりこまめに調べて行くべきであるはずですね。そういうところが、じゃあ今度介護施設であるとか、医療の拠点であるとか、そういうふうにやって、現状はどうなんだよってことを把握しないで補償という部分だけでやっていく?結局またこれ解除が長引くのか、長引かないのか。ひとつ今解除したらまた上がるっていうのは間違いないと思います。

 

(羽鳥アナ) 山口さんどうでしょう。1日100人未満。それまではやっぱり、今のこの対策、もしかしたら、強めの対策を続けて行くべきだって事なんですが。

 

(山口さん) さきほど他の先生が重要な事をおっしゃいましたけれども、私たちは医療を守るために社会を止めているんですよね。その、毎年インフルエンザでお亡くなりになる方がいらっしゃる。残念なことながら。でも、それに対して社会は同じように止めることはしなかった。だから、命を守るためというより医療を守るために私たちは社会を止めている。本当は感染者数を減らすと同時に、医療キャパシティを上げて行くっていう両方の政策が必要なんだろうと思うんですね。今すごい苦しい思いをして、絶望的な気持ちになって、また延長されるのかって思っている人たちがいる中で、どうして日本の医療体制とか満床ではないのに、それをコロナのために使うことが出来ないのか。という素朴な疑問を持ち続けたことに対して、これも明確な答えを出してくれないっていうことを、私は重要な事だと思っていて、いろんなことをおっしゃる方はいらっしゃいますね。例えば、空床補償を1年間やりますよって言えば、民間医療は手を上げやすくなる。指定感染症になっていることが病院のベッドの使い方を効率悪くしているとか、例えば、手を上げた病院がいても現状とか自治体の二重の検査が非常に苦しいとか、いろんなことがあると思うので、その一つ一つを突き詰めて答えを出してほしい。それでその中で、なんとか医療のキャパシティを上げて欲しいっていうのがありますね。

 

(羽鳥アナ) 国島先生、今のキャパシティって事はどうお感じになりますか。

 

(国島先生) もちろん僕らもコロナの病床は、どんどん増やしています。だけど、その代わり一般の病床は、どんどん減っています。だから、通常のがんとか心不全ではもう入院できないというふうな事が近づいている。もうすでに一部なっているという状況だと思います。

 

(羽鳥アナ) コロナ以外に影響が出ているっていうことですね。

 

(国島先生) そうですね。

 

(羽鳥アナ) 増やしてはいるんでしょうけれども…さぁ玉川さん。緊急事態の延長に関してですけども。

 

(玉川さん) あの、なるべくゼロの近づけば近づくほど次の山が遠くなるっていうのはいろんな方が数理モデル出していますけど、これ正しいでしょう。あのましてや実証でも台湾にしろ、ニュージーランドにしろ、中国にしろ、1回ゼロのような状況に持っていったらですね、その後はニュージーランドでも100日間ぐらいは新たな感染者は出ませんでしたし、台湾とか中国でも半年以上、8か月以上新規の感染者が出ないっていう状況もあるので、なるべきゼロに持っていけば次の山は遠いっていうのは、これはもう理論的にも実証的にも明らかな事だと思います。なので、大曲先生が言う、一日100人未満にするってことは本当に大事な事だと思います。100人未満っていうか、僕はゼロを目指すべきだと思いますね。

 

(羽鳥アナ) 理想はゼロでしょうね。

 

(玉川さん) 大曲先生が、あと2、3か月はかかるって。もしかしたら、そうかもしれません。でも、2、3か月は待てないっていう人が多いでしょ。さすがにそれぐらいずっと続けるっていうのは、たまらないって言う人もいると思うんですけど、やっぱりここにアクセルを踏まなきゃいけないわけですね。そこでさっきから岡田先生とかもおっしゃっているように、もっと検査を拡大して、無症状者をなるべく見つけて保護するというふうなことで、無症状者から感染を減らすっていうことが、アクセルを踏むことにつながるんです。けれども、これなぜか感染症の専門家の方がこれに後ろ向きなんですね。あの、国島先生にもお伺いしたいんですけれども、無症状者の感染をなるべき見つけて保護すれば、そこからの感染が減るわけで、なぜそれが感染症の専門家の方はダメだと言うのか分からないんですよ。

 

(国島先生) もし、したいのだったら、やっぱり週に3回とか4回とか全国民にすると。それくらいの事を考えるべきでしょうね。ただ、それが同時にできるかどうか。だけど、多くの国民の協力がそれで得られるかどうか。意見はあると思いますけど、それはちょっと難しいと思います。

 

(玉川さん) なぜ、そこで全部だとか、週に2、3回って極端な話に行くのか僕は分からないです。つまり、例えば、数理モデルでも20%ぐらいの人が検査を受けるだけで実効再生産数を1以下に切ることが出来るっていう数理モデルも出ていますし、実際例えば中国だって、1千万人近くを1回やっただけで、その後8か月感染者がないっていうふうな状況に持っていけているわけですね。だから、確かに厳密に言えば全員をやらなきゃいけないとか、週に2、3回やらなきゃいけないとか、そりゃあ理想かもしれないけれど、そこまでしなくても確実に感染者を減らすことはできるはずなんです。なぜ、それがNGなのかが分からないです。

 

(国島先生) 現在、定期スクリーニングしている方もおられますけど、実際にそれで見つかるのは、全体のクラスターの1割ぐらいです。まったく意味がないとは言いませんけれども、それで感染が抑えられるってことは無いというのが現実だと思います。

 

(玉川さん) クラスタ―は追えますけど、孤発例は追えないわけですね。孤発例でもそこから感染は広がっていくわけです。確実に。で、そういうものを見つけるって事をせずに、どうやってこれ以上感染を減らすアクセルを踏むんでしょう。

 

(羽鳥アナ) 国島先生どうでしょう。検査以外に方策というのは…

 

(国島先生) 現状では、マスクとか手洗いだけでは感染はゼロにはならないっていうことは現実だと思うんですね。だから、そこにワクチンを加えて、リスクを相乗的に減らしていくというのが次の戦略だと私は思っています。

 

(玉川さん) あの、ワクチンは、なかなか難しいんじゃないかと。国民全員に打つのは、ある程度の時間がかかるんじゃないかと。高齢者の打ち終わりでも6月末っていうような話になっているんですね。そうなると、じゃあ「それまでどうするんですか」って話になっちゃうんですよ。

 

(羽鳥アナ) 先生、いかがですか。

 

(国島先生) はい、なので、これはやっぱり継続して続けなければいけない、というのが僕の考えです。

 

(良純さん) 改めて国島先生にお伺いしたいんですけど、僕ちょっと聞いていて、玉川さんの言うことが分かったような気がするんですけど、「検査はやらないよりやったほうがいいんじゃないか」っていうのが素人の考えなんですね。1千万人同時なのか、週に1回なのかそれは限度というものがある。それがまったく意味が無いと、

 

(国島先生) 意味が無いって言っているわけじゃないんですよ。だいたいそれで分かるのが、よくて1割ぐらいですかね。

 

(良純さん) ただね、そうしますと、実際にその病気のしっぽをつかみことじゃなくて、だいたいのこの時点でこういうものだなって言えるんじゃないかと。そうすると次に、なんて言うんですかね、ですから去年の夏の新宿なんていうのは、ありましたね、新宿のクラスタ―みたいなことが。あそこは徹底的にやればよかったんじゃないないかと思うんですよね。

 

(国島先生) クラスターのような時はやったほうがいい。実際、クラスターは沢山検体が来ていますけれども、そのクラスターの一番の原因ていうのは、実はPCRの偽陰性なんです。だから、陰性だと思って普通にしてしまったっていう事で、どんどんどんどんクラスターの検査で止まっていないことが日常なんです。

 

(良純さん) 僕らが思うのはPCR受けて陰性、偽陰性であっても、僕らの暮らし方を変えるって事ではないんですね。マスクもするし、3密を取らないとか、手洗い・うがいをするとか、検温をするとか。その中でもそれは今皆さんやっている。ただ、この今やっている方策の中では納まらないわけじゃないですか。そこにプラスα―で何かを加えて行かなきゃいけない時には、その自民党がやったって事がひとつのきっかけになって、いろんな場所で組織的にやっていったほうがいいんではないかっていうことが、意味がないんですか?

 

(国島先生) まあ出来る方はトライしたらいいんじゃないんですか。だいたいPCRの陽性率、今5種類使っていますけど、だいたい6割から7割ぐらいですかね。で、そうしますと週に1人とは言いませんが、偽陽性の方がおられます。だから、そういう方はやむなしという風に考えるか、ということも含めて丁寧に考えたらいいと思います。

 

(玉川さん) 先生、偽陽性じゃないですよね、偽陰性ですよね。

 

(国島先生) 偽陽性がだいたい週に1人いるかいないかで、偽陰性が3割ぐらいですかね。

 

(玉川さん) あの、世界中の文献なんかを読んでも10万人に数人レベルっていうのが世界の実績なんですけども、偽陽性が週に1人出るっていうのはちょっと成績悪すぎないですかね。

 

(国島先生) いやいやそんなことはないんです。大学病院ですから、4、5種類のPCR検査を同時にできますから。でも、皆さんだったら1回1種類しかしませんよね。だから、それは偽陽性が見つかりようがないんですよ。だって、2回も3回も検査しませんから。

 

(玉川さん) でも、どういうのを読んでも99.9%ぐらいの特異度があるっていうような話で出ているんですけど。じゃあ、聖マリアンナではどれくらいの特異度になっているんですか?

 

(国島先生) だいたい論文などに出ているのは100人に3人ぐらいですね。だから99.9%というのはちょっとおかしいと思います。全部の検査をしているわけじゃないですけれども、90%は目指していますね。ただ1日に100人、200人の検査をしていますから、そういうふうな状況にはあるんです。

 

 

(羽鳥アナ) ちょっとワクチンの話行きますね。

ワクチン、海外でいろいろ出ているのでご紹介します。

 米・制約大手 ジョンソン・エンド・ジョンソン 

最終段階の臨床試験

4万3783人のうち468人の分析結果

中等症~重症化を防ぐ有効性

全体で 66%

世界各地でやってみると、ちょっと地域差があって、アメリカでは72%、中南米では66%、南アフリカでは57%とちょっと低い。これはやっぱり変異ウイルスには有効性が低いんじゃないかということが今考えられている、ということのようです。

 

 米・制約大手 ジョンソン・エンド・ジョンソン 

ワクチンの接種は1回  2~8℃で3か月保管可能

今月上旬にアメリカ政府に緊急使用許可を申請する方針

 

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米・バイオ製薬 ノババックス

最終段階の臨床試験

18~84歳の 1万5千人の結果

発症を防効果 89.3%

もう一つ “ノババックス” というアメリカの製薬会社です。ここも臨床試験が最終段階になっている。発症を防ぐ効果89.3%。これは、変異ウイルスに対する開発も1月上旬には始めています。ジョンソン・エンド・ジョンソンのほうは、変異ウイルスどうかな?っていうのが現状にはありますが、こっちは変異ウイルスに対応します、ということです。これを日本に供給するかどうかという事は、契約していないんですけど、じつは、『武田薬品』が厚労省の承認を目指して、ここと提携をしようとして、日本国内で作ろうとしている。いつ実現かは分からないんですが、1年間で2億5千万回分は作ろうという生産目標を立てているということです。

 

国島先生、ワクチンはいくつあっても武器が沢山あるってことでいいと思うんですけど、この2つに関してはどういうご感想ですか?

 

(国島先生) 現在これから治験が進むという状況ですね。

 

(羽鳥アナ) これ、ジョンソン・エンド・ジョンソンの方の1回でいいというのは、「ああ1回でいいんだ」と思いましたけど、これはなんで1回なんですか?

 

(羽鳥アナ) 一般的にはワクチンっていうのは2回打ったほうが抗体って言うか、そういった免疫は得やすいですよね。だけれども、ジョンソン・エンド・ジョンソンは1回でも抗体は継続するよというふうにご判断されたんだと思います。

 

(羽鳥アナ) なるほどね。ワクチンがいろいろ開発されておりまして、これまで言われていた物以外でも海外で次々と出てきているということですけれども、山口さん、今2つご紹介しましたが、どうでしょうワクチン。

 

(山口さん) ワクチンの期待は持てると思うんですけど、私がむしろ気になるのは、ワクチンがどうしてこんなに日本で遅れているんだっていうところなんですよね。ワクチンに慎重性な国民だとは思うけれども、私はそれに違和感があって、私たちの中にはワクチンに慎重な多くいらっしゃると思います。ですけど、一方でワクチンを打ちたいって人たちだっているんですよ。このワクチンを打つという選択肢がないのはG7の中で日本だけなんだろと思うんですね。そういう意味で、先ほど玉川さんがワクチンに期待することは難しいと。高齢者に打ち終わるまで6月までかかるとおっしゃっています。例えば大前先生なんかの2月7日に解除した時に、6月半ばまで持つんだって言うんですね、目の状況を見て。そのとき仮にご高齢の方すべてにワクチンが打ち終わっていたら、この病気って今までと違う病気になるか、重症になる方が少なくなるのであれば、今までと同じように病院の医療をひっ迫されるって事は無いわけで、どうしてこれだけ、世界で治験をやった時に様々な理由があるとは思いますけど、日本は取れなかったのか、とか、どうして特例承認ていう事で、まだ早いのかもしれませんが、リスクを取って判断するという事が何かプラスになるシステム作りができて来なかったっていうことは十分反省すべきじゃないかなって思いますね。

 

その、世論調査をした時に、ちょっと様子を見てからっていう人も出てきますから。

これ、日本がちょっと遅れてますよっていうところの要因ってどんなところなんでしょうかね。

 

(国島先生) もともと日本は感染症のメーカーがたくさん居たわけですけど、今は開発力が落ちているんですよね。ただ、何とかこれを作ろうとしている所はあるようです。感染者が少ないですから、治験もそうですが、なかなか有効性を見るのは難しいということですけれども、やっぱり将来に向けて、感染症への企業をバックアップする必要はあると私は思いますね。

 

(羽鳥アナ) いろいろな選択肢が出てくる中で、さっき玉川さんからちょっとありましたけど、やっぱりちょっと遅れるんじゃないかと。さらに、もしかしたら供給が遅れるかの知れないっていうことで、もうちょっと早く接種のタイミングが出来ないんでしょうか、ということで東京の練馬区が、こういうモデルではどうでしょうか、というのを出して、厚労省もいろんな所に周知しているってことは良いモデルですよ、ってことだと思います。

 

厚 労 省

先進的な取り組み事例

  練馬区モデル を自治体へ通知

 

練馬区モデルコンセプト

速くて 近くて 安心です

 

 練馬区モデルとは 

 ・個別接種集団接種を組み合わせ短期間に終了

 ・個別接種かかりつけ医が接種するので安心

 ・高齢者インフルエンザのワクチンと同じ予約方法

どこで打てるのか

 個別接種は 近くの診療所で可能

 電車やバスに乗る必要なし

診療所が中心になるので、そういう所が一番多くなる。

 

個別診療所の数

   個別接種  

 かかりつけ医等の診療所は区内に 約250か所

   集団接種  

 区立施設 4か所 区役所 本庁舎

 病院 6か所 学校体育館 8か所(巡回)

➡   集団接種会場がカバー 

 

ここでどれくらいの速さで接種できるのか。

 接 種 数 の 想 定(高齢者)

 診 療 所 

2万2500回/週

 学校体育館 

6400回/週

 区 立 施 設 

4920回/週

 病   院 

1440回/週

21万回(区内高齢者の65%)

6週間で完了

練馬区の高齢者の65%が約10万5千人。この人数の人が接種を受けると考えた場合、10万5千人分の21万回なんですけども、これが6週間で完了するということのようです。

個別接種での予約は、

直接診療所に申し込む。

集団接種の場合は、ホームページ

などのインターネットや自動音声などで受付をすることが出来ます。

 

こういうことが練馬区で考えられました。これを厚労省が各自治体に周知しているということです。これについては、岡田さん、どうですか。

 

(岡田先生) 非常卯に現実的だなって思うんですね。やはりインフルエンザの高齢者ワクチンは定期接種ですから、それのノウハウを活用しようということと、あとは、まだワクチンはいつ摂取できるか分からないけれども、こうやって粛々とやっていくことが大事なことで、やはり承認前ですけれども、こういうことを周知徹底しながら準備して行くってことだと思います。

 

(羽鳥アナ) これを各自治体に周知しているって事は、いいですよって判断なんですか。

 

(岡田先生) これがやはり基本モデルになりつつあるのかなと。やはり大規模と個別接種の組み合わせっていうのは現実的だろうっていうふうには思います。

 

(羽鳥アナ) 国島先生、この練馬区についてはどうですか。

 

(国島先生) 先ほど岡田先生が言われた通り、接種場所を増やしたほうが、多くの接種ができますし、だけれどもワクチンの配送とか管理は相当複雑になります。なので、実際に行って頂いて、様々な課題が見えることがございますので、ぜひそういうところをフィードバックして頂きたいと思います。

 

(羽鳥アナ) まだ、いつ始まるか、きっちり決まっていないわけですが、これ始めてから柔軟に接種対象もそうさし、接種方法もそうだし、変えて行ったほうがいいってことですね。

 

(国島先生) おっしゃる通りです。いろんな課題が見えてくると思います。

 

(羽鳥アナ) これどうですか、良純さん、接種のこのモデルについては。

 

(良純さん) 僕はファイザーのワクチンっていうのは、-70℃以下で保管するということを考えた時に、そういう施設が区の中に何百か所も出来るのかなという意味では、なかなか難しいんじゃないかなと。要するに、ワクチンが貴重なものになった時に、1回回答してしまったものは、その日のある時間に使わなきゃいけないという時に、個人の診療所で可能なのかなって気はすごくするんですよね。ですから、高齢者が一般的になった時に、アメリカのドジャーズスタジアムじゃないですけど、ああいうふうにドライブスルー的に代金簿でやるっていう事も考えなきゃいけないし、ここまで来たら、ワクチン接種がいずれ始まるでしょうって時だから、高齢者とやり取りをしている中で、明確に意思決定をしないと、本当に、こないだどこかの市でやっていましたよね。結局、何分に1回って言っていたものが、問診の時間がものすごくかかってしまって、土壇場でやっぱり嫌だっていう話になると思うので、その意思を明確にさせて行かないと、現場が滞ったらワクチンが無駄になってしまうということだから、気をつけないといけないと思いますね。

 

(羽鳥アナ) はい、山口さんどうです?

 

(山口さん) 私もやっぱり国島先生がおっしゃるように、システムとして、いくら合理的に見えても、やってみてあーこれだっていうみたいなことってあると思うので、柔軟にやっていく事と、それからやっぱり、接種の記録ですよね。インフルエンザワクチンはそう何回も打たないと思いますが、このワクチンの場合には、誰が打って誰が打たないかっていう接種の管理を普通にするのって日本では非常に難しくて、紙管理みたいな前提になってしまっていて、結構混乱しているっていう事ですけれども、接種の記録をどうするのかっていうこと、例えばアメリカとかだと民間がアプリケーションを作って、それに対して病院も柔軟にかかっているというところがあるので、そういう民間からのイニシアチブがあってもいいでしょうし、それを取り入れる柔軟さがあってもいいんじゃないかなという気がします。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、柔軟にという事は必要だと思いますが、こういうモデルが示されました。

 

(玉川さん) これが出来るんだったら、理想だと思います。あの、最初のモデルナとかファイザーは管理が難しいっていうのがあったんですけど、例えば、アストラゼネカになると普通のインフルエンザのワクチンとそんなに変わらない管理(冷蔵庫で保管管理)になるんで、これデリバリーがちゃんと出来るんであれば、もう初めからこれでやったほうがいいですね。あの、いろんな自治体とかで出ている話でも、医師の確保が難しいとか、看護師の確保が難しいっていう話が結構出ているんですよね。それで集団接種の場所に繰り返しお医者さんに交代で、医師会の協力が必要になるなって思っていたんですけれども、これそれぞtれのクリニックで打てるようになるのであれば、そこの問題は禍解決するんですね。なので、今近いし、みんなが1か所に集まる必要もないし、あと、非常に少ないながらも、その副反応の問題があるわけですね。アナフィラキシーとか。診療所であれば、アナフィラキシーが出た時の注射も薬も持っていますので、すぐにその場でお医者さんが対応できるメリットもありますよね。だから、これが出来るのであれば、最初からこれでやればいい。もしもクリニックのお医者さんがやるって事になると、この先が僕分からないんですけど、診療報酬も発生するんじゃないかと思うんですよ。そうすると、例えば、小児科とか、そういう所でも高齢者が接種できるってなれば、小児科なんか患者さんが減って苦しくなっているっていう部分に対する補助とは言わないんですけど、収入になる運じゃないですかね、診療所に対する。だから、そういう意味でもメリットがあるんじゃないかな。だから、デリバリーさえできれば、ぜひこれをやってほしいと思いますね。

 

(羽鳥アナ) 国島先生が指摘したように、配送がどうなるのかって問題、そこがクリアすると、もしかするとすごくいいシステムなのかもしれない。

配送の問題という所も、アメリカで今問題になっているっていうことで、病院の前にすごい行列ができているんですけれども、これ、なんで行列ができているのか。

接種対象ではない人が並んでいる。これは、ワクチンの、ちょっと表現があれですけれども、おこぼれという、言ったら無駄になってしまうかもしれない物を狙っている。どういうことなのかと言うと、これがデリバリーという事になって来るんだと思いますけど、

ファイザー社とモデルナ社は冷凍しなければいけません。ファイザー社は-70℃、モデルナ社は-20℃~-30℃かな。その後、冷凍から解凍して冷蔵すると3日~5日持つらしいんですけど、そこでですね、1個に何人分かが入っていますね。それをパコッとあけると6時間しか持たない。開ける前は数日持つんですけど、開けたら6時間しか持たない。

そうした場合、予約した人が当然来ないという場合が出てくることを考えておかなきゃいけないわけです。その無駄になることを避けるために、接種の対象じゃない人にも売っちゃいましょうということです。

で、練馬区モデルでも、こういったことも想定しています。

ワクチン1瓶6回分。端数が出ないように6の倍数で予約を受けるそうです。でも、予約してもやっぱり来ない人もいるわけです。

当日キャンセルの連絡をしてくれる人がいた場合は、翌日以降の予約者に連絡して接種することはできるけど、連絡をしない人もいる可能性はあります。そうした場合は、付き添いの希望者に接種するという柔軟的なところもあるということです。

 

国島先生、このデリバリーは、冷凍保存・冷蔵保存の難しさと、出来るだけ無駄にしないようにという工夫とこれも考えて行かなきゃいけないポイントだと思いますけど。

 

(国島先生) やっぱり、貴重なワクチンですので、それを無駄にしないという事は非常に大事だと思います。そういうふうな考え方が、例えばインフルエンザワクチンとか、それ以外のワクチンの有効活用にもつながっていくことが勿論期待できるところですね。

 

(羽鳥アナ) こういうところがしっかりクリアできたら、さっきのモデルというのは、これはまあ理想的なモデルって事でいいわけですよね。

岡田さん、いかがですか。

 

(岡田先生) あの、今アメリカとか患者さんが多いじゃないですか。そうするとやはり、接種の希望の人も上がってきますよね。モチベーションが。ですから、やはりこうなんだろうなと。やはり付き添いの人に接種と。ここでもちゃんとインフォームドコンセント(治療と同意)を取っている。

 

(羽鳥アナ) だから、今だったら医療従事者、高齢者って順番が決まっているわけですけども、そうじゃなくても、そこは柔軟にってことが、接種している間に変えていきましょうと。

 

(岡田先生) それで、なるべく多くの人が打てば集団免疫に近づきますね、っていう事だと思います。

 

(羽鳥アナ) 目的は、早くたくさんの人に、っていうことですね。

 

(岡田先生) はい、そこはちゃんと守りましょうっていう事だと思います。

 

(羽鳥アナ) そして意識なんですけども、ワクチン接種を希望するかについて―斎藤さん、お願いします。

 

(読み上げ 斎藤さん)

はい、こちらは時事通信です。

ワクチン懐疑論 世界で後退 接種希望急増 とあります。

イギリスの調査会社が、主要15カ国で実施した国際比較調査によりますと、「もしワクチンを接種できるなら、接種しますか?」と聞いたところ、「ぜひ、したい」と答えた割合 ブラジルが68%、イギリスが66%、アメリカが42%で、去年12月~1月にかけて、接種を希望する人が増加しました。

日本は去年12月から6ポイント増加。「ややしたい」の人と合わせると64%でした。

調査会社によりますと、新型コロナワクチンについて、「人々の当初のためらいは、すぐに接種したいという姿勢に急速に変化していると伝えています。

 

(羽鳥アナ) はい。国島先生、ちょっと日本は増えていますけれども、やっぱり海外と比べると、「ちょっと様子を見ようかな」って人が日本は多いようですが、これはいかがでしょうか。

 

(国島先生) そうですね。まだ、ワクチン接種が始まっておりませんので、それに合わせて様々な情報を国民に還元していく必要はあると思います。

 

(羽鳥アナ) はい、情報をしっかりもらえると、「あーそういう事なんだ」と不安がちょっと減っていくのかなって思いますけど、良純さん、さっき言ったように、デリバリーの問題もありました。冷凍・冷蔵ということで、あの、ある程度一定期間決まっているわけですから、そこをどう柔軟にやっていくかってことが大事なんだと思いますが。

 

(良純さん) 僕は、この辺りの数字っていうのは街の様子だと思うんですね。やっぱりヨーロッパ、本当に身内が倒れて行く。そういうものを目の当たりにしていく中で、当然上がってきますし、幸いなことに日本は、医療現場はひっ迫しているんでしょうけれども、まだその地域の中では他人事でいる部分の人も多いと思う。だから、これはポイントが低いっていうのは、日本人らしいっていう部分と、やっぱりまだ病気に対して日本は恵まれた状況にあるのかな。じゃあ、これを先んじてどう抑えて行くためには、ワクチンを打つか、打たないかってことは、僕ら覚悟しなきゃいけないと思うんですね。

 

(羽鳥アナ) はい、山口さんどうでしょう。

 

(山口さん) 日本の場合は、「ややしたい」が、「したい」に変わるのも早いような気がしますけど、例えば、アメリカなんかでは、ニューヨークでは6時間ドライブしてまでワクチンをしたいっていう人が増えているわけで、さっきの練馬モデルは素晴らしいって事になりましたけど、一番難しそうなのは、需要管理の所だと思うんですね。診療所に来てくれる人が何人ぐらいいるのかっていう管理をきちんとできるのかってところがすごく重要だと思うので、そこら辺を…不幸な事で期間が空いてしまいますので、そこでどういうふうに需要管理のモデルなどデジタル的なものがあればいいと思いますけど、そういうのをどう作っていくかって事が問われているのかなという気がします。

 

(羽鳥アナ) ただでさえ貴重なワクチン、どうしっかり有効にという…玉川さん、この部分はどうです?

 

(玉川さん) あの、さきほど練馬区の想定で、6週間で65%の高齢者って話ありましたよね。やっぱりこれ、最終的にはこれくらいなのかもしれないですね。高齢者であっても。だから、高齢者リスク高いわけですよ。基本的には強制ではありませんので、全部希望ですから、そうなると、やっぱり各国だいたい、今打ち始めている国でも6割ぐらいになっているわけですね。そうすると、「打ちたくない」って人が3割ぐらいはいるってことなんですよね。あのイギリスなんて今ものすごく大変なのに、それでも66%じゃないですか。だから、意外と集団免疫をワクチンで作るっていうのもなかなか難しいのかもしれないなって思いましたね。それこそ、さっき余った分どうするんだっていう、まあ識者の中にはそれを捨てるしかないみたいなことを言っちゃっている人も居るんですけど、それは絶対しちゃいけないと思いますよ。あの、付き添いの人っていうのは、同居の方が多いんでしょうから、同居の方が感染しても高齢者の方にあそこからうつるリスクがあるので、それはなるべく捨てるって事はせずに、例えば、同居の方とかであればキャンセルの分は打っていくということが大事なんだと思いますね。

 

(羽鳥アナ) そこは、対象の年齢、それから基礎疾患など無くてもっていうところは柔軟にやっていったほうがいいんじゃないかなって思います。

 

 

  20代男性    ICU治療も    死亡  

基礎疾患がない20代の男性 死亡

経 緯

  市川市在住 20代男性

去年12月29日 

せき・発熱などの症状

1月3日 

クリニックを受診し抗原検査で感染判明

➡ 

すぐに救急搬送され入院

重症で、ICUで治療

その後

1月7日~20日 

ECMOを使用 20日にやめた経緯は不明

1月26日(先週火曜日) 

死 亡

  20代男性の死因   新型コロナ・敗血症・心筋梗塞

千葉県の担当者は、この男性について、明確な基礎疾患は無かったんだけれども、肥満だった。肥満は基礎疾患に入りませんけれども、要因になるのではないかというふうに言われています。

 

岡田先生、基礎疾患がない20代。比較的重症化はしづらいと言われている年代でも、こういうことが起こるっていうことですか。

 

(岡田先生) そうですね。これから感染者が増えてくれば、いくら割合が低くても、こういう事例が出てくると。ですから、やはり予防っていう事が大事なんですけれども、もう一つは“変異株”ですよね。“変異株”はやはり、感染力が強いってことは、増えやすい。それから、感染しやすいってことになりますね。若い方だとか、それからお子さんとか、そういう方でも症例が出てきていますので、ですから、今はギュッと感染者の数を絞り込んで、“変異株”を増やさない感染しない予防をちゃんとやる。このことをもう一度再確認を今やっていく。そういうことが大事なんだろうなって思います。

行動変容が必要なのは、年齢関係ないんですけれども、ただ国島先生、やっぱり、特に若い人たちにこういったことをお願いしたいって事はあるでしょうか。

 

(国島先生) そうですね。この病気は、命にかかわる病気なんですね。で、残念ながら、マスクとか手洗いを頑張っていても、それだけでは元の日常に戻ることはできないということが分かっているんです。だから、若い方でも、ワクチンを接種する機会が今後あるので、その時までに、ワクチンの有効性とか、安全性を正確に知った上で、ご自分でご判断できるようにしていただきたいと思います。

 

(羽鳥アナ) そのためには、国だったり、自治体だったりっていう情報提供っていうのも重要になってきますね。

 

(国島先生) そうですね。おっしゃる通りです。

 

通常の敗血症とは、感染症によって生命を脅かす臓器障害が現れる状態です。敗血症を発症すると全身の各種臓器に症状を生じ、中枢神経障害(突然精神機能障害や意識障害が起こり、頭が混乱状態になるなどの症状がみられる状態)を引き起こすこともあります。

原因

敗血症の原因は、感染症です。原因となる感染症は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫による感染症など多岐にわたります。また、敗血症では、感染症の併発と同時に全身に炎症反応が生じています。この炎症反応のことを、「SIRS(全身性炎症反応症候群)」と呼びます。全身性炎症反応症候群を発症している状況では、生体への侵襲(何らかの感染源や病気が原因となり生体へ攻撃をしかけること)に対し、免疫細胞が炎症性サイトカインという物質を放出して全身性の急性炎症反応を起こしています。

症状

敗血症は、感染症により炎症反応症候群を生じている状態です。このため、敗血症では炎症反応症候群に関連した症状が現れます。具体的には、体温が38℃以上もしくは36℃未満になります。また心拍数も正常より高くなり、成人であれば、一分間に90回以上の心拍数を示すようになります。加えて、呼吸回数の増加もみられるようになり、成人で1分間に20回以上の呼吸をするようになります。

敗血症性ショック

敗血症の症状が非常に重くなると、敗血症性ショックと呼ばれる状態に陥ることもあります。敗血症性ショックになると、尿量が低下したり、せん妄(脳がうまく働かなくなり、興奮して、話す言葉やふるまいに一時的に混乱が見られる状態)などの意識障害を引き起こしたり、皮膚の色が変わったりなどの症状が現れるようになります。また、血液の固まりやすさに影響が生じることもあります。

 

 

皆さんから頂いたご質問をご紹介いたします。斎藤さんお願いします。

 

Q.変異株感染の場合の退院条件ですが、これまでと同じ条件で良いのでしょうか?感染力が強いのであれば、陰性になってから退院しなくて感染拡大させないのでしょうか?

(国島先生) これはですね、現状は同じということになりますね。きちんと解熱されていることが担保される必要はありますけど、PCR陽性っていうのは、生きているとか死んでいるとか関係ないんですね。だから、これは期間で決める。ただ、今後の感染状況によっては、もちろん、科学的治験を積み重ねていくという事だと思います。

(羽鳥アナ) 今後変わって来る可能性はあるかもしれないということですね。

 

続いての質問です。

Q.ワクチンの効果の期間はどれくらいあるのでしょうか?一般の人が接種する頃に、先に接種した医療従事者や高齢者の方たちが効果が無くなり、また、接種しないといけなくなると、集団免疫までは程遠いのでは?とは思うのですが…

(国島先生) これは1年前にワクチンを打った人がいないので、わかりません。もともとコロナっていうのは、だいたい年に1回は罹るというのがコロナなんですね。だから、そういう意味で言うと、今回罹患者もだいたい8か月はメモリー細胞が残っているということになっておりますので、まあ1年ぐらいは持つだろうと、そういうふうな期待は出来るかもしれません、はっきりとは分かりませんが。

(羽鳥アナ) それは、データが足りないってことですが、恐れく大丈夫だろうって事にはなっているということですね。

 

続いての質問です。

Q.ファイザーとか海外のワクチンで日本向けのものは量とか強さは同じなのでしょうか。身体の大きな欧米人と日本人では副反応に違いが出ませんか?

(国島先生) まあこれは、海外でもアジア系の方も打っていますので、だいたい、7~8%ぐらいですけれども、その治験と日本の治験がすでにあります。もちろん日本での企業の治験のほうが分かり易いかもしれませんね。

(羽鳥アナ) じゃあ大丈夫ということですね。これに関してはね。

 

Q.毎日分かり易い情報ありがとうございます。岡田先生に質問です。管楽器の音楽教室ではマスクを外しています。エアロゾル感染が怖いのですが、どんな対策と注意をしたら良いでしょうか?

(岡田先生) 管楽器の場合には、息がやはり強く出ますので、換気だと思いますね。やはり換気をしていただきたいと思います。

(羽鳥アナ) 寒さもありますが定期的な換気が重要だと。

(岡田先生) そういう事だと思います。この時期だけは、よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) 今日やって、大事なのはワクチンの情報ですね。正しい情報を知って自己判断することが大事なんだということをお伝えしました。

お二方にお話をお伺いいたしました。岡田さんありがとうございました。国島先生、ありがとうございました。