羽鳥慎一モーニングショー

2021年3月19日(金)放送より抜粋

 

 出演者

  谷口清州先生    森内浩幸先生      吉永みち子       長嶋一茂

  羽鳥慎一     斎藤ちはる

 

(羽鳥アナ) おはようございます。

      3月19日金曜日 羽鳥慎一のモーニングショーです。

 

NTTとの会食問題の渦中にあります武田総務大臣です。新たに“ささやき疑惑”が浮上しています。

 

 「記憶がないと言えとおっしゃったのですか?

 いかがですか?

 

 “どうせいこうせい”というような指示を

 したっていう記憶は全くございません

 

「記憶がないと言え」と指示したのでは?との指摘に、「指示をした記憶はございません」と否定した武田総務大臣。

 

 問題となったのは、16日の衆院予算委員会。

 

 外資規制に違反している報告を

 受けた可能性はゼロではない

 そういうことでよろしいですね

 

東北新社の外資規制をめぐり、答弁を求められた総務省の鈴木電波部長が答弁台へと歩き出した

その時―

記憶がない・・・というささやく声が。すると―

 

 私自身はそのような報告を受けた

 事実に関する 記憶はございません

 

この音声について野党側は、「武田大臣の声だ」と指摘。

 

映像を確認してみると、手前に座っているのが武田大臣。

鈴木部長が答弁のため、大臣の前を通り過ぎようとしたその時、

 記憶がない・・・

 

昨日、この声について追及された鈴木部長は、

 

 初めての予算委員会のご答弁でございましたため

 大変緊張しておりまして

 周囲の声などはまったく自分自身の耳に

 入っておりませんでした

 

 記憶がなという発言はなされましたか?

 

 その収録、私自身確認しましたが

 確かに記憶がないというようなことを

 言っているように聞こえました

 

武田大臣は、発言については認めたものの、答弁の指示は否定した。

 

 私は国民の皆様から懸念を招くような

 会食や会合などに応じることはありません

 

 国民の皆さんから疑念を招くような

 会食や会合に応じたことはございません

 

 これまでNTTの澤田社長と会食をしたのか?

 何度も追及を受ける中、明言を避けてきた武田大臣。

しかし昨日、週刊文春で会食が報じられると、一転、会食の事実を認めた

 

 1時間に満たない滞在であったことから

 ビール2~3杯程度いただいて

 退席したことと記憶しており

 費用として1万円を

 お支払いをしております

 

武田大臣の会食をめぐっては、政権内からも苦言が―

 

麻生大臣

 質問、答弁も全く同じ

 一言一句変わらず全く同じ

 テレビで観ている人がいっぱいいて

 「何やっているんだろうね ここは?」

 ということになりはしませんかと

 と私は思って聞いていましたよ

 正直なところ

 なんかいい加減にしろよ

 言おうかと思いましたけどね

 

国会対応をめぐり批判が集まる武田大臣。“ささやき疑惑”の真相は―

 

(羽鳥アナ) 武田大臣が、東北新社の外資規制をめぐる国会の質疑で官僚に指示したのではないかと追及を受けています。

 

(斎藤さん) 問題となったのは、今週火曜日に行われた質疑での発言です。

記憶はございませんと答弁を連発していた総務省の鈴木電波部長が、「記憶がないというのは、可能性はゼロではないということか?」と聞かれた場面で、鈴木氏が武田大臣の前を通って答弁席に行く際、記憶がないとの声があがりました。すると鈴木氏は、この日14回目となる「記憶はございません」との答弁を繰り返しました。

昨日、鈴木氏への指示を疑われた武田大臣は、「記憶が無いという言葉をめぐって繰り返しのやり取りが続いたため、その言葉が私の方から口に出たのかもしれません」とした上で、「答弁を指示するような意図は全くございません。」と釈明しています。

 

(羽鳥アナ) ん…これ、吉永さんどうでしょう。指示ではなくて、その言葉が出てしまったということですけれども。

 

(吉永さん) 本当に、この政治家と官僚って、記憶力のない人ばっかりなんだなって、つくづく思いますけどね。でも、ここで前を通る時に「記憶がない」ってことは、支持したことはないと言いながらも、これ皆まで言うな!という世界で、ここでそういうふうな声がすると、あーそういうふうに言わなきゃいけないんだなっていうふうに思うのは当然だろうなと思いますけど、その「指示した記憶もない」って言うんだから、昨日指示した記憶もないんかい!って思いますけれども、この行為そのものが、すでに疑念を招いてしまうんだろうなと思います。

 

(羽鳥アナ) あと、会食の部分もありましたしね・・・

 

(吉永さん) 結局、「事実はない」と言って、次の週に文春が出ると「ありました」と認める。もうこれが続いていますから、もう何を言っても誰も信用していませんよね。この発言をね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。大臣規範に、「国民の疑惑を招くような行為をしてはならない」と定めてあって、武田大臣は、ずっと「国民の疑惑を招くような会食はしていません」と言っていた。だから、会食をしていないとは言っていない、と言えば言えるんですよ。

 

(吉永さん) これね、「疑念を招くような」っていうのは、自分が言うことじゃなくて、こちらが疑念を持つかどうかっって話だと思いますよね。

 

(羽鳥アナ) どうです、一茂さん。こういう答弁ですけれども。

 

(一茂さん) やっぱり総務大臣のお話を聞いていると、やっぱり国民不在の政策をやってきた体質、いわゆる公文書が改ざんされたり、隠蔽されたり、密室の中で談合されたりっていうところで、やっぱり箍が緩んでいるんでしょうね。要するに何が言いたいかというと、国会答弁っていうのは勿論、全国民に中継されているわけじゃないですか。今観ているように、高精度のマイクがちゃんと並んで、カメラもちゃんと向いていると。なんかこうそういう所で自分がまさか、あのこういう言葉が拾われているとは思わない。見られてないんじゃないかっていうような所なんじゃないんですか?緩んでいるって事だと思いますよ。それプラス、この官僚の方、初めてだということですけども、記憶がない、記憶がないって、吉永さんもおっしゃったように、それでよく官僚になれるな?って、逆に僕は思います。

 

(羽鳥アナ) まっ、こういうふうに言わざるを得ない状況が、本当に頻繁に起きているってことですよね。

 

(吉永さん) こういうことが結局、本当はね、同じことを何回も質問されたり、答えたりっていう事を麻生さんはね、「無駄だ」っておっしゃいますけど、結局それに対して答えないから同じ質問を繰り返さなきゃいけなくなってしまう。本当にその事が記憶にないとは、誰もみんな思っていないというね、実際はこういうことで行政が歪められたのかどうかってことが議論されなければいけないんですけれども、なかなかそこに行かないんですよね。

 

(一茂さん) 進まないね。進まないよ、本当に。それは麻生さんが言っている通りだけれども、これ開いているのは、我々の税金で開いているわけですよね。国会答弁も。そりゃあ、無駄に決まっているじゃないですか。だから、それ国民に対してちゃんといろんな意味で透明性を持って開示するものは開示して、質問に対しては単刀直入にお答えするっていうところは、これずーっと見たことないんだけどね。だから無駄なんですよ、これは。

 

(吉永さん) 麻生さんもね、「いい加減にしろよ」って言うのはね、「誰に向かって言うんだ!」って話なんですよ。こtれはやはり、武田大臣とか官僚に言うべきなんですね。「疑惑にちゃんと答えろ!」ってことですから。ただ財務省もこうやってきたじゃないですか。だから、麻生さんがそう言うのもどういうことよ、って私も若干思いましたけどね。

 

(羽鳥アナ) こういう答弁のやり取り。そして、証拠は後から出てきたら認めるということが続いてしまっていると思います。

 

 

(羽鳥アナ) さあ、では続いてです。

 

政府が首都圏1都3県に出されている緊急事態宣言を21日、明後日を期限として解除することを決めました。

 

菅総理は、宣言の解除後、「5つの柱」で感染対策を進めていく考えを示しました。一方で、感染が再び感染拡大している宮城県と仙台市は、独自の「緊急事態宣言」を出して、警戒を強めています。

 

 

 3月21日をもって

 緊急事態宣言を解除することを決定いたしました

 病床の状況などを慎重に見極め

 判断をすると申し上げてきましたが

 目安とした基準を 安定して満たしており

 本日 解除の判断をいたしました

 

2か月半に渡って続いた首都圏の緊急事態宣言

解除が決まり、菅総理が会見する最中、小池知事から新たな対策が―

 

 

 お客さんも事業者も一緒になって

 コロナ対策をしていこうという

 “コロナ対策リーダー”という事を

 始めてまいります

 

リバウンドの兆しがある中での緊急事態宣言解除

今週、静岡県熱海市には、宣言前にも関わらず、多くの観光客が―

 

お土産屋の方

 また熱海が前と同じように

 盛り上がっているのは

 うれしいというか

 前に戻ったなって感じはあります

 ただまだ安心できるまでではない

 と思うので

 正直 一個人としては

 不安なところもあります

 解除されてこれ以上増えると思うと

 やっぱり観光地なので

 いろんな所から人が来られて

 まぁ 怖い気持ちもありますね

 

リバウンドを防ぐ対策として、菅総理が打ち出した“5本の柱”とは―

 

(羽鳥アナ) はい、日曜日が期限となります。緊急事態宣言です。

ここからは、お二人にお話をお伺いします。

政府の諮問委員会のメンバーで、三重病院 臨床研究部長の谷口清州さんです。谷口先生、よろしくお願いいたします。

(谷口先生) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) そして、もう御一方、長崎大学大学院教授で日本ワクチン学会理事の森内浩幸さんです。森内先生、よろしくお願いします。

(森内先生) よろしくお願いいたします。

 

(羽鳥アナ) 感染状況です。

新規感染者が1500人です。2日連続で1500人以上となっています。

そして、1都3県すべて100人を超えています。

神奈川は160人。これは、先月の27日以来、19日ぶりに160人を超えました。

独自の緊急事態宣言を出しました宮城県です。宮城県は、98人。おとといが過去最多の108人。そして、昨日は過去2番目の多さ98人ということになっています。

大阪です。大阪は、141人。2日連続での140人を超えるという状況になりました。

 

谷口さん、この感染状況いかがでしょうか。

 

(谷口先生) 少なくとも感染源っていうのは、無症状を含めて地域に残存していますから、もちろんこれが人と人との接触が増加すればですね、感染電波、持続的に発生しますし、それが増加傾向にあるとともに、地域間でもウイルスが循環しているというふうな状況を表しているんだと思います。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、いかがでしょう。

 

(森内先生) あの、想定範囲の中と言えば、想定範囲の中かもしれませんけれども、十分下がり止まらない中で、またリバウンドの兆しが見えているところが、やっぱり危惧されるべきところだと思います。

 

(羽鳥アナ) そういった中で、「宣言は解除」ということになります。その解除を決めた菅総理、昨日です。午後7時から、およそ55分、会見を行いました。

 

今回の宣言解除の理由について、

解除理由

 飲食店の時間短縮を中心にしたピンポイント対策は大きな成果があり

 病床の状況など解除目安の基準を

 安定して満たしており解除を判断いたしました

 

 1都3県の新規感染者数は1月7日の4277人から

 昨日は725人と8割以上減少している

 東京では2520人から323人と

 解除の1日の目安の500人というのを40日連続で下回っている

 病床使用率も解除目安は50%ですが

 40%以下となっております

 

ただ、そんな中でも感染者数は、微増傾向にあります。

 

 リバウンドが懸念されます

 変異ウイルスの広がりも警戒しなければいけない

 今が大事な時期

 国と自治体が協力して対策を継続していきます

 

 基本的な予防策を社会全体で共有する

 そして飲食恒例行事などのリスクの高い場面に着目した対策を

 徹底していく

としました。

 

若者への呼びかけとして、SNS・ネット・動画などでもしっかりと発信していくという話もしています。谷口さんは、諮問委員会のメンバーなので出席されています。委員会ではどういった意見が出たのでしょうか。

 

(谷口先生) 基本的には、緊急事態宣言の効果としては、数が減っていますので、効果としては認められるというのは一致しているんですけれども、ただ少なくとも、これ以上続けても、これ以上の効果も期待できないということも一致しています。

実際に、この段階では、さらに強力なロックダウンをして継続するか、今後の事をきちんと考えた上で解除するか、どっちかしかなかったんですよね。

 

(羽鳥アナ) メンバーの皆さんは、延長と言う意見は一人もいなかったということですね。

 

(谷口先生) はい。あの、先ほど申し上げたようにですね、現状の認識については共通しておられましたし、実際、緊急事態宣言っていうのは、法律的に国民の権利を侵害するようなないようですから、少なくともやはり期限は短くしなければならないというのが、法的な解釈のようですよ。

 

(羽鳥アナ) 谷口さんは、お医者さんとして、個人的にはどう思われましたか。

 

(谷口先生) 個人的には、今宣言を続けていてものべつ広がりつつある、増加しつつ状況ですから、これ以上続けても意味がないと思っていました。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、いかがですか。

 

(森内先生) 同じことを繰り返しても増えているわけですから、これをただ単に続けることには、もう意味はないと思います。気持ちの意味でも仕切り直しがたぶん要ると思いますので、いったん解除するなら解除する。その代わり、リバウンドは起こるか、起こらないかじゃなくて、必ず起こる。いつ、どういうタイミングでどんな勢いで起こるかっていう違いだけですので、その時に、どういう事を国民にしっかり要求するかということを決めておかないといけないだろうと思います。

 

(羽鳥アナ) 対策を変えるタイミング。これが解除。「状況が良くなってきたから解除ですよ、ではない」ということはしっかり前提としておさえておかなければいけないと思います。

 

そして、諮問委員会の尾身会長ですけれども、

  緊急事態宣言の評価  について

 そもそも新型コロナウイルス感染症は、文字通り

 “ゼロにすることは出来ない”小さな流行の山はいつでも発生しうる”

 緊急事態宣言の主な目的は、医療提供体制の負担を取ることであった

 医療負担が確実に改善され、効果があったと考えられる

という評価です。

 

そしてこれからです。

  これからの対策が成功するための条件 

 ●高齢者のワクチン接種前にリバウンドを生じさせない  迅速性  

 ●これまでの  延長線上にない対策  をする

 サーキットブレーカー機能の構築

 (何か数値を超えたら自動的に対策を発動する=サーキットブレーカー)

 蔓延防止等重点措置などをどう使って行くか

 ●実行上の困難を乗り越える国及び自治体の  強い意志  が必要です

ということです。

 

尾身会長の発言については、谷口さん、いかがでしょう。

 

(谷口先生) はい。これも一致した意見なんですけれども、先ほど森内先生も言っておられましたけれども、リバウンドをするか、しないかという問題ではなくて、必ずリバウンドはするんですね。そうすると、それに対して、どう対応するかっていうのをきちんとまとめておく。あの、いろんな事は言われます。基本的対策方針にも記載されています。ただ、それをどうやって実行していくかっていう事を考えて行かなければいけないということだろうと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。この医療提供体制の負荷を取ることは効果があった、ということですけれども、谷口先生、現場で感じている医療体制の負荷は、どうお感じになりますか。

 

(谷口先生) 実際に患者数が減りましたので、やはりその点においては、医療負荷は改善されてきていると思います。

 

(羽鳥アナ) なりほど。少し医療従事者の皆さんにも、若干かもしれないですけれども、ちょっと余裕が出来ているということでしょうか。

 

(谷口先生) はい。ただ、これ、終わりでは絶対にないので、今後これをどういうふうにしていくかっていうことが、一番の大きな問題ですね。

 

(羽鳥アナ) ん…はい。吉永さん、日曜日までで解除決定です。総理と尾身さんのコメントですけれども…

 

(吉永さん) これは、国民の側から見ても、「あーよかったな。これで解除できるな」っていう解除を安心して受け入れられている人がいないと思うんですね。

 

(羽鳥アナ) そういう解除じゃないですね。

 

(吉永さん) そうじゃないですね。「これ以上やってもしょうがないよな」っていうね、「なんの効果もないよね」という、何て言うんですかね?解除するというきちんとした決意があって解除するのではなくて、状況に押されて、これ仕方がないなっていう解除。これ、緊急事態宣言を出すのも延長するのも引っ込めるのも、みんなこんな感じなんですね。はっきりした事が示されていないような気がします。しかも、いま変異種がどのくらい出てきているのかっていうことも定かではない状況ですから、リバウンドは意外と早く起きるのかなという気はしています。それと、医療の負荷が改善されたというふうに、確かにこれ40%になったとか、ちょっと患者数が減ったと言われていますけども、やっぱりまだ病院に入れない人たちは居るんですよね。たくさん。そういう状況の中で私は、数字だけ見ると医療機関の負荷が減っていると見えるかもしれませんが、医療従事者の人っていうのも、第2波、第3波とまったく余裕なく、精神的にも肉体的にも、ギリギリの状況がずっと1年以上続いていると思います。だから、この数字の上だけで「負荷が減った」って言っていいのかな?という気がしますね。

ですから、本当に医療従事者の負担を軽減するというのは、やはり数字だけではなくて、もうちょっと体制をうまく回すんだというような根源的な対策がセットになっていないと全然負荷は改善されないんじゃないかっていう気がしています。

 

(羽鳥アナ) 今のお話は、谷口さん、どうお感じになりますか。

 

(谷口先生) もちろんですね、これ患者数自体を減らして頂かないとどうしようもないわけですし、確かに継続していまして、疲労しています。「これがまだ続くのか」というぐったり感もあるわけですよね。

で、一挙に体制というのは拡大することは出来ないんですよ。医療っていうのは。そうすると、いま地域でどういうふうに急性期・回復期・その後在宅、そういった方々をいかに地域で回していくかと。今ある資源をどういうふうにして使って行くかっていうことを、地域できちんと医療者でネットワークを作って行かないと、また同じことの繰り返しになってしまうと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。さあ、一茂さんどうでしょう。解除は決定という事です。

 

(一茂さん) そうですね。僕は分かりませんけども、これ、解除される前に何となくリバウンドの兆候が今日の数字を見ていても出ていて、このままもし継続していてもリバウンドは来ているのかなと思ったりすると、じゃあ緊急事態そのまま続行していても何も変わらない?むしろ、増えて行くんだったらいったん解除したほうがいいのかなとか、ちょっと楽観的な思いとかね、安易な考えにも僕なっちゃうと思いました。それは、僕もいろいろな街中だとかって、僕は車移動なんですけれども、人が集まるような駅前とかを観ていると、やっぱりマスクされていない人って、まず見かけないですよ。まず見かけない。だから、効果というか国民の意識とかは、相当高いわけですよ。

 

(羽鳥アナ) 皆さん、知識もだいぶ身につけられて…

 

(一茂さん) そう。だから、今までいろんな情報、この1年以上にわたって出されたマスク・手洗い・うがいっていうのが、これは皆さんが出来ることなので相当やられていて、人はたくさん出ているけれども、ここで感染するって感覚には、たぶんならないですよ。僕も含めて。じゃあ、どこでなっているかと言うと、やっぱり、今回の緊急事態は飲食に特化したじゃないですか。だから、飲食の現場なのかなって思っちゃうんですよね。で、飲食の現場なのかなってなった時に、例えば、今「8時まで」っていう所があるんですけれども、ほぼ1回転ぐらいしか出来ないですよ。お店はもしかしたら3時ぐらいからという所がもしかしたらあるかもしれませんけれども、今の労働基準の事も含めたり、就労の事も考えたりすると、やっぱり5時か6時ぐらいから飲みだすと、だいたい1軒ぐらいじゃないですか。で、メンバーはほぼ一緒だと。で、8時には解散すると。いうところなので、そこだけを思うと、もしこれから9時だとしても、「じゃあもう1軒行こう」っていう気にあんまりならないんじゃないかな。何が言いたいかっていうと、同じ場所で、同じメンバーで感染のリスクが高まっている、っていう状況だけになるのかなと。そうすると、多少条件付きの宣言解除っていうのは、ありなんじゃないかなと思います。もちろん先生方がおっしゃっているように、医療従事者の方たちの、医療現場の負担、これはもちろん考えて行かなければいけないんですけれども、緊急事態ここで解除っていうのは、僕は賛成のほうですね。

 

(羽鳥アナ) だから、大丈夫な感じで解除というよりは、ちょっと「方針を変えましょう。対策を変えましょう。」というところの解除なんだというところを解っておかなければいけないのかなと思います。

 

えー、リバウンドです。起きる、起きないじゃなくて、いつ起きるのかということの考えとしていいと思います。

 

西村大臣は、

 「今後も流行は起こる。リバウンドは起こると思う」

田村大臣も、

 「4月中にも再び感染拡大の可能性がある」

と言っています。

 

じゃあ、どんなリバウンドが起こるのでしょうか。

東大のチームが、日々、今後の感染者数の推移というのを試算しております。最新のものが出てきました。

21日、今度の日曜日を期限に解除です。その解除の時の東京の1日の感染者数を310人と前提しています。

  青いほう は、4週間かけて段階的に経済活動を戻していくと。そうすると、6月の4週まで、やっぱりちょっと増え続けて、6月の4週当たりで797人。このあたりからワクチンの効果もありまして、少しずつ下がりますよ、という試算です。

  赤いほう は、これから年度末、いろんなイベント、そして桜などがあります。気の緩みというか、若干外出が増えるということによりますと、このシミュレーションですと、5月の2週に1302人を超えて、もう一度緊急事態宣言が出る。そして、その後は緊急事態宣言でまた下がって、ワクチンの効果。

ということがあるんですけれども、この試算を前提として、変異ウイルスのリスクが考慮されていないというところがあります。

赤の方が経済損失は大きいそして、亡くなる方も増える、ということになっています。

 

谷口さん、こういう試算ですけれども、どうご覧になりますか。

 

(谷口先生) これはですね、東大の先生方以外にもいろんな方が似たような試算をされていまして、みんな同じ結果です。普通にこれまでの感染症対策の経験からしても、地域に依然として感染源がある。特に、隠れた感染源が多数あると考えられるわけですから、当然これは急速にまた上がってくるリスクはやっぱりあると思います。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、これは変異ウイルスのリスクは考慮していないということですが、考慮せずとも上がることは確実に上がるんだと。どっちの線になるかは分かりませんが。

 

(森内先生) はい。ただ、去年の緊急事態宣言との大きな違いは、去年はもう数十人ぐらいまで下がったところで宣言を解除した。それが今では数百人規模であるということ。だから、ここからのぶり返しっていうのは、もともと速いスピードで起こる。そして、変異株という前よりも1.5倍か、それ以上の感染力の強いものに置き換わっていくという状況である。そして、去年の今頃に比べてみんなそれぞれの対策をちゃんとやってきたにも関わらず、きちんと抑えることが出来なかった。ということを考えると、前回よりももっと厳しいような波が来るのは覚悟しておかないといけないだろうと思います。ピークの高さが高ければ高いほど、医療現場で助かるはずの命は助けられなくなりますので、ぜひあの、なだらかな方で対応できるようにさせていただきたいなとは思います。

 

(羽鳥アナ) でも、吉永さん、上がるのは上がるんですよ。絶対に。この上がり方をどう抑えるかっていうところなんだと思いますね。今までと同じだとやっぱり変異ウイルスの関係もあって、おそらくもうちょっと上がって来るだろうということです。

 

(吉永さん) これはあの、変異ウイルスを考慮したら、「どんだけ高い所まで上がっていくんだろう?」って思いますよね。ですから、これは、一番うまくいったケースでも5月の2週に1300人を超えると。これに変異ウイルスを加えていったら、もっと速くこの山が4月中に来るようなことだって有りうるんじゃないですかね。

 

(羽鳥アナ) 気の緩みがあった場合ですね。

(吉永さん) でも、2か月半もだらだら緊急事態宣言って、これね、なんか強烈ではないと言え、かなり気持ちの縛りにはなっていたと思うんですよ。で、これが外れるとなると、どうしても何か一気に行きそうな気がしますよね。それに対して、対策を取ってから緩めるのではなくて、緊急事態を外すのではなくて、「これから対策を考えます」ってことで外すわけですよ。ですから、相当厳しい事を覚悟して、その覚悟があっての解除かどうかはよく分かりません。でも、やはり相当早くの高いリバウンドは来るとの予測はもっていたほうがいいかもしれませんね。

 

(羽鳥アナ) リバウンドは、ほぼ確実に来るであろうということです。

では、起こりうるリバウンドをどうして行きましょうかということで、昨日の菅総理が解除後のリバウンドに対して「5本の柱」で抑えてくという話をしました。

1本目が、飲食での感染対策です。

2本目が、変異ウイルスに対する

対策の強化

3本目が、モニタリング検査など

感染拡大の防止策の強化

4本目が、ワクチン接種

弱実な推進

5本目が、医療提供体制

充実

 

まず、この1本目。飲食の感染対策。東京都の飲食店の対策を見て行きたいと思います。

東京都は昨日、時短要請に応じない27の飲食店に対して、全国で初めて時短命令を出しました。要請ではありません。この命令を拒否した場合は、30万円以下の過料はかせられるということになります。

時短命令の効力なんですけれども、昨日出されたので、昨日から日曜日の緊急事態宣言までのわずか4日間ではあります。ただ、都の強い姿勢を示しているということにはなるとは思いますが、わずか4日間。

 

解除後、来週の月曜日以降です。

時短要請は続きます。22日~31日までは、午後9時までの営業です。

これは、罰則のないお願い。今よりも1時間営業時間が長くできるということになります。

ただ、これは、まだ決まってはいませんが、4月以降も時短要請は続く見通しだというふうに言われています。

 

それに伴う支援ですけれども、CO2濃度の測定器やアクリル板を購入したお店は、その申請をすれば、5分の4は都が負担します。その時短要請に協力した店には、協力金が1日4万円ということになります。

 

この申請に、こういった物が必要になります。

  コロナ対策リーダー  に登録しなければならない。

 

コロナ対策リーダーっていうのは、なんだ?

店舗ごとに、例えば店長さんなど、責任者を選任して登録をする。

そして、

その方が店内の感染防止対策を徹底して、お客さんに感染防止マナーを促していくというものです。

 

 

協力金を受け取るためには、次のような手続きが必要になります。

このコロナ対策リーダーの登録をしなければいけません。

月曜日から特設サイトが出来まして、そこから登録をする。

そこでオンラインで研修を受けます。動画を観るなどの研修のようです。

これを受けますと、シールが発行されます。今この虹のステッカーをお店に貼っていると思いますが、そこにこの終了シールを貼るということになりますと、この登録ということになりまして、協力金支援の申請を出来るようになってくるということのようです。

 

ただ、お店の方に話を聞いてみますと、

都内の居酒屋さんです。

 午後9時までの時短営業は、1時間延びたというのは、お酒を扱う店としては大きな違いです。1回転が見込めるので、売り上げとしては勿論ですが、お客さんが戻ってきたことを実感できるといいと思います。

 

別の都内の居酒屋さんです。

 解除後の時短要請について、午後8時までの時短要請には従っていましたが、もう緊急事態宣言も解除されるので、通常通り営業したいと思っています。協力金よりも営業したいという思いの方が強いです

ということです。

 

(羽鳥アナ) 谷口さん、まず、この東京都の飲食店についての営業ですけれども、いかがでしょうか。飲食に対する効果は出ているという認識だと思いますが…

 

(谷口先生) はい。これまでやはりマスクを外して飲食をする・話すというのは、大きなリスクですから、少なくともこれまで効果は出ているとは思います。

 

(羽鳥アナ) 森内井さん、いかがですか。この東京都の対策ですけれども。

 

(森内先生) やはり飲食は最大のリスクの一つだと思いますので、やっぱり無理のない形で続けて頂きたいと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。やはり飲食は効果があるということで、マスクを外すときは気を付けなければいけないということです。

 

そして、2本目の柱が変異ウイルス対策の強化なんですけれども、その変異ウイルスの検査です。

これまでは自治体への国からの要請は、検査は「新規感染者の5~10%ぐらい変異ウイルスの検査をしてください」ということだったんですが、これでは低いということで、早い段階で、40%程度までこれを引き上げる。そして、全国的な監視体制を強化していくということです。

 

「40じゃなくて、もうちょっと上げられないんですか?」という意見もあるんですけれども、これに対して、

諮問委員会のメンバーである釜萢さんですけれども、

民間の検査機関を含めて可能な数として40%くらいじゃないかという説明がありました」ということです。

 

(羽鳥アナ) 谷口さん、この40が今のところの上限なんでしょうか。

 

(谷口先生) あの、もちろん目的に沿ってモニターするのと早期探知封じ込めでは意味が違いますので、早期探知封じ込めであれば、かなりたくさんやらなきゃいけないわけで

あの、もちろん目的によって、「モニターする」のと「早期探知封じ込め」とでは意味が違いますので、早期探知封じ込めであれば、かなりたくさんやらなきゃいけないわけです。ただ、この40%で封じて込めてもですね、今の地方衛生研究所と感染研だけで出来るかって言うと、これもかなり敷居が高い数字だと思っています。

 

(羽鳥アナ) なるほど。どうでしょう森内さん。この変異ウイルスの検査ですけれども。

 

(森内先生) パーセンテージというよりも絶対数が大事で、例えば、絶対数が100しかない時に40%するのと、1000ぐらいある時の40%では、全然意味が違う。だからこそ、できるだけもっと感染者の数を下げた上で、ほぼ全例、変異株のチェックが出来るようになって欲しいと願ってはいたんですけれども、そこまで下がらなかったのであれば、やはり、今谷口さんがおっしゃられた通り、国立感染研や地方の衛生キャパシティだけでは無理なので、精度管理をきっちりやりながら、民間の方なんかもどんどん利用していかない限りは、無理だろうと思います。そして、どういう対象にそういう検査を集中的にするのかということをしっかり調べるためには、保健所などで、どういう所にどういう患者の発生があるかということを、本来は見極めながら決めるべきところですけれども、これも絶対数が増えると、そこにかかるだけの力っていうのは、今の所持っていませんので、まっ、残念ながら今のところは後手後手に対策は回ってしまうのかなと危惧しています。

 

(羽鳥アナ) はい。そして3本目の柱。モニタリング検査なんですけれども、

こちらは、無症状者も含めて、1日5000件規模にしていく。高齢者施設は、これはもう言われています、今月末までに3万か所の高齢者施設で検査を実施していくということです。

 

谷口さん、これは、これで感染拡大の予兆を捉えるという目的ですか?

 

(谷口先生) 一応、予兆を捉えるという目的なんですけど、ただ予兆を捉えて、その次に何をするかというのが明確でないと、計画も立ちませんし、現在今ここで、「これ以上効果が見込めない」というのはですね、感染経路対策の限界なんですよね。そうすると、もう感染源対策として、可能な限り感染者を減らしていかないと、これこそ次のステップだろうと思っています。

 

(羽鳥アナ) そのためには、どういう事が出来るんですか?感染経路対策ではなく、感染源対策ということですよね。

 

(谷口先生) はい。これまでの調査で、リスクが高い所は分かっています。一定の所でウイルスが循環していくわけですね。そこを銃弾爆撃的に、感染源を積極的に探知をして、そこを分離していく、ということによって、地域から感染源は減らしていく。これ、現在欧米、アメリカもイギリスもドイツもですけれども、ホームテスティング、「2週間に1回、全員やりましょう。」というような事をやっていますが、可能な限りこの感染源を地域から減らすことが感染源対策というものです。

 

(羽鳥アナ) リスクの高い所に集中的に検査を増やしていくって事ですね。

 

(谷口先生) はい。少なくとも当初は、それから始めて行かないと、先に進まないと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。そして、4本目の柱になります。ワクチン接種です。

今1日8万人の接種が行われています。そして、いよいよ来月12日からは、65歳以上の高齢者の優先接種が始まります。いま伝えられているところでは、6月まで一億回分を確保。EUの承認を前提に、というところがありますけれども、そういう見通しが立っている。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、ワクチンのスケジュールですけれども。

 

(森内先生) そうですね。こればかりはもう他力本願なので何とも言えないところですけれども、ただ、この新型コロナの犠牲者を減らすということでいけば、ハイリスクになる高齢者、基礎疾患のある人たちを守るということに尽きると思います。

先ほどのモニタリングでも、そういうハイリスクの所に広がっていないかどうかを知るという事が目的だと思いますけれど、このワクチン接種がハイリスクの人に一通り終われば、随分対応の仕方というのは変わってくると思いますので、ここはもう、来たら粛々と私たちもそれを広げていくことだと思っています。

 

(羽鳥アナ) はい。一茂さん、こういった5つの柱で緊急事態宣言は解除されますが、引き続き対策をしていくということです。

 

(一茂さん) そうですね。でも、先生方のお話にもありましたけれども、従来型のコロナに関しても、変異型に関しても、もうこれ検査拡充できないんだったら、後手後手に回るしかないんだなって。後手後手に回ったツケは、我々は国民も含めて、医療従事者、保健所の方たちも含めてひっ迫する。経済もひっ迫していっちゃう、っていうようなことを、どこまで減らさなきゃいけないかっていうことは、もう意識しかないんじゃないんですか、我々の。

 

(羽鳥アナ) 意識を高めて行くって本当に大事なんだと思いますね。

 

(一茂さん) だって、最初の所で5つの柱ってお話があったじゃないですか。その中の5番目に、医療提供体制の充実っていうことをおしゃっているんだけれども、これ、一番にやるべきなんじゃないの?去年からずーっと。僕は思うんですよね。だから、これをやっていれば、すべて後手後手に回らなくて、もうちょっと何とかなったんじゃないかなっていうような思いは、僕はいまだにあるんですけどね。

 

(羽鳥アナ) 

吉永さん、改めてこれ見ても、こういう対策を解除後もしていくんです。だから、緊急事態宣言解除。「さあ、皆さんどうぞ。出かけてください。」っていうことではないっていうことですね。地域によってですけれども。

 

(吉永さん) はい。「5本の柱」っていうのは、立派な柱の絵は示されていますって感じですね。でも、いつもこの柱って、絵で終わっているような気がします。実態の柱にはなっていないんですね。で、変異ウイルスだって、去年の12月ぐらいから、こういうことが言われていましたし、モニタリングもそうですし、医療体制の拡充っていうこともずーっと1年間言われている。でも、具体的にどういうふうにこれが進んでいるのかっていう状況は見えてこないんです。本当の柱の姿がいまだに見えてこないですね。1年前からずっと言われていて、未だに出来ていない事を第3波の後に急激に出来るんでしょうか。そのためのアクションプランは示されていないんですよね。どうやってこれを具体的に進めていくのかっていう事が…。また意識に戻って、国民の意識に頼るしかないってことになってしまう。唯一期待できるのはワクチンですよね。

 

(羽鳥アナ) そこが、「接種が進むまでにできるだけこの波を大きくしない」というところが、私たちがやれる事、やるべき事なんだと…

 

(一茂さん) 羽鳥君ごめん。もう一つ質問があるんだけど、

 

(羽鳥アナ) 一茂さん、1回CMに行こうかと思っているんですけれども大丈夫ですかね?

 

(一茂さん) 大丈夫です。

 

 一旦コマーシャル 

 

(羽鳥アナ) さあ、1都3県は、今度の日曜日を期限として緊急事態宣言解除されますが、これは安心の解除ではなくて、さらに対策を変えていくために1回解除して、違う対策にしましょう、という意味合いが強いということですけれども、一茂さん、すみません、途中で。どうぞ。

 

(一茂さん) とんでもない。あの、ワクチン接種の現在1日8万人っていうところがあると思うんですけれども、

これ6月までに1億回分確保ということですが、今のこのペースでいくと、月240万人。年内中に2400万人に満たないわけですよね。この普及で、どれくらいリスクが・・・って我々分かんないんですけれども。これ、谷口先生と森内先生にお聞きしたいんですが、いかがですか。

 

(羽鳥アナ) 森内先生、まず。これって今は8万人ですけれども、もうちょっと上がっていくものでしょうか。

 

(森内先生) 今はまだ医療従事者に打っているだけですので、在庫が増えていく中で接種の打ち方そのものが大きく変わって行きますから、そこが上手に出来るかどうかの問題だと思います。

 

(羽鳥アナ) 65歳以上の方、3600万人といわれていますけれども、予定通りに行ったらだいたい終わるのって、高齢者いつぐらいですか。

 

(森内先生) はい、かなり厳しいですね。

 

(一茂さん) だから森内先生、そこじゃないですか。いま1日8万人だけれども、どれくらいまで上げられるキャパがあるのかっていうのは、まだ我々聞いてないですし、さっき先生がおっしゃったように、手探り状態でやっていくしかないみたいな話なんだけども、ほんと大丈夫なのかなっていう、日本の人口が1億3000万人と仮定して、だいたいどれくらい腐朽したら安心と言うか、安心はまだ先なんだろうけど、インフルエンザだって音信した事ってないんですけれども、どれくらいまでいけば取り敢えず、緊急事態だ、なんだかんだっていうような、情報番組でもこれだけ、約2時間ぐらいにわたってずっとやっているんですけれども、することがなくなるのかなって聞きたいんですけど。

 

(森内先生) もともとのシミュレーションを立てる時に、いつまでにどれくらいの本数が来るっていうのを各自治体の方でデータを持ってなかったから、計画の立てようが無かったんですね。今回もまだしっかりとした数字が出ているわけではない。ただ、いろんなシミュレーションをしていく中で、だいたいの予定でこの何か月以内に自分たちの自治体の中の高齢者、基礎疾患のある人に、ちゃんと終わらせるという事は、計画はちゃんとしています。だから、あとはその計画を具体化するように、いつまでに何本来るんだっていうこととか、いつまでに何本届くということがまず絶対に必要な条件だと思います。そして、高齢者や基礎疾患を持っている人、ほぼ全員に打つことが出来れば、仮に、まだ新型コロナウイルスがどんどん広がっていくとしても、犠牲者は出て来ないわけですから、季節性のインフルエンザとあまり変わらないぐらいまで、そうなると抑えることが出来るようになります。どんなに広がっても、それが大した健康被害を与えないのであれば、私たちの対策は大きく変わってくると思います。ただ、これが集団免疫を作る効果がどれくらいあるのか、まだ完全には分かっていません。発病を防ぐ効果95%の中で、もし、感染を防ぐ効果が70~80%あれば、これ素晴らしく高い数字ですけれども、70~80%あったとしても、このウイルスの元々広がる勢い、実効再生産数3ぐらいあるということを考慮すると、人口の70%ぐらいが、免疫をつけておかないといけない。という事であれば、子どもは今のところ対象外ですけれども、ほぼ全員にこのワクチンを打つぐらいでない限り、それは訪れないということになりますので、ただ、ゼロと100の話ではなくて、あくまでも大きな被害が出ないという所までワクチン接種が進むだけで随分と楽だし、次の冬が来る前にそういうハイリスクの人たちだけでも終わらせることができれば、少なくとも病院でのいろんな医療のひっ迫であるとか、その他、大きな健康被害という事に関しては、随分違ってくると思います。

 

(羽鳥アナ) これ谷口さん、高齢者に対する接種が終わるとうことに、その後、一般の人がありますけども、高齢者さえ終われば医療現場としては、重症化のリスクが高いと言われている人に終わる。ちょっと安心感っていうのが出てくるんでしょうか。

 

(谷口先生) はい、もちろん重症者の数が少なくなって頂ければ、

医療機関としては、負荷としては全体に減りますので、かなり全体の対策として楽になると思います。

 

(羽鳥アナ) これも難しいですが、谷口さんの感覚だと、高齢者が終わるのはこれくらいだなっていうのはありますか?

 

(谷口先生) あの、これはですね、ワクチンの供給に依存するところが多くてですね、例えば、毎年インフルエンザワクチンは、だいたい10月、11月、12月で人口の20~30%。つまり数千万人打っているわけです。実際に。インフルエンザワクチンを。ただ、あれはいろんな診療所の先生とか、かなり広い範囲で打てるから、あれだけの数がこなせるわけですので、例えば、マイナス80℃で保存しなきゃいけないと言われると、それがなかなか難しい。逆に、アストラゼネカさんのように、普通の冷蔵庫で保存可能だということになればですね、広い診療所とかでも接種できますので、今後のワクチンの供給にも大きく依存していると思います。

 

(羽鳥アナ) 供給の問題ですね。高齢者が終わるという事がポイントになるということなんだと思います。で、この緊急事態宣言解除後の感染拡大防止に向けて、プロ野球が対策を打ち出しました。斎藤さん、お願いします。

 

(斎藤さん) こちらは今朝のスポーツニッポンです。

延長なし

17時15分開始   

とあります。

NPB日本野球機構の12球団は、昨日臨時の実行委員会を開き、制限地域のナイター開始時間を6時よりも早め、今シーズンは延長戦は行わず、9回打ち切りとする方針を固めました。

ジャイアンツが本拠地とする首都圏4都県では、午後5時45分開始を軸に、15分~30分程度の前倒しで調整される見通しで、先に宣言が解除された、大阪府や兵庫県も同様だといいます。

また、昨シーズンの平均試合時間は、9回で終了した試合では3時間13分で、9時前までの終了を目指すということです。

9回打ち切りは、1試合の価値や記録の公平性の観点から、12球団で統一すると伝えています。

 

(羽鳥アナ) 谷口さん、まず、この効果についてはどう思われますか。

 

(谷口先生) 少なくとも、どのくらい密になるか、という事の方が大きいと思うんですけれども、ただ、一生懸命考えて頂いているっていうのは、よくわかります。

 

(羽鳥アナ) 大人数が集まる時間が少なくなる方向であるということですけれども、これ一茂さん、どうなるんですかね、野球はこうなると…。

 

(一茂さん) 試合の内容ですか?いや9回までと決まっていると、多少作戦は変わるんじゃないですかね。

 

(羽鳥アナ) そっか。そういうこともあるんですか。

 

(一茂さん) やっぱり、すべての試合ではないでしょうけれども、例えば、ここでもう1点取りたいっていうような作戦が、拮抗している場合に8回にするか、9回にするか、っていうようなサインを出すときに、ちょっと前倒しで7回か6回に勝負掛けようとか、あと中継ぎをもうちょっと早めに出すとか、あの、少し作戦が延長が無いってなると9回で絶対に終わるわけですから、例えば、同点で9回に入った場合、裏にチームだったら、表だけ抑えれば、もう負けは無いとかっていうような形で考えると、9回に大博打的な作戦にしたりとかっていうことはありますよね。ちょっと具体的じゃなくて申し訳ないんだけど。

 

(羽鳥アナ) いいえ。試合内容にも変化が出て来る可能性もあるっていうことで…

 

(一茂さん) まっ、とにかく羽鳥君さ、去年は開幕できなかったけど、来週の21日開幕ですよね。で、4月、5月も含めて無観客から始まったりとかを考えるとですね、春の甲子園も含めて、なんかすごくこのコロナ禍に於いて、エンターテイメントの変容性っていうのは、やっぱり球界とかはすごく対応しているなって思いますね。

 

(羽鳥アナ) 検査も早めにプロ野球っていうのは実施しましたし、いろいろ対応をしている。

そして、旅行の方も対応をしているということなんですけれども、実は、熱海はもう賑わっているようです。

 

小池さんは、外出自粛について、

不要不急の外出は自粛して欲しい

お彼岸や帰省などもあるかもしれないですけれども、自粛をしてください、というふうな訴えをずっと続けています。

ただ、熱海の旅館協同組合によると、

熱海の今の状態は、

もう首都圏からのお客さんで

土・日は予約が埋めるケースが多い。

卒業旅行などの若者が増えている

印象です、ということです。

熱海の温泉旅館、支配人の方は、

今月はほぼ満室です。

宿としてはありがたいが

人の動きが多いと心配

ちょっと複雑です、ということです。

 

熱海の方も商売の事を考えれば、そりゃあ嬉しい。でも、ちょと複雑なんですっていうのが、皆さんのお考えということです。

そんな中で、「Go Toトラベル」再開の要請というのがありました。

鳥取県の平井知事ですけれども、平井知事をはじめとした32の知事の連名で段階的に「Go Toトラベル」を再開してくださいという自民党幹部への要請です。

鳥取の平井知事は、現状として

地方の繁華街がつぶれかかっている。

「Go Toトラベル」についても、

マイクロツーリズム(県内の近場の旅行)

これはまだ可能性があるんじゃないか

という要請です。

 

これを受けて、自民党の下村政調会長は、

来週にも早速Go Toトラベルについては

政府への働きかけに動く必要が

あるのではないか

ということです。

 

 

(羽鳥アナ) これ、谷口さん、もちろん全国的じゃなくて、感染状況が今比較的状況がいい所の知事の方々からの要請ですけれども。こういった地域のGo Toトラベルの再開、いかがでしょうか。

 

(谷口先生) はい。地域で感染源があまり多くない所の中で動く分には問題ないと思いますが、ただ、人口密集地の大都会から地方に動くとやはり感染拡大しますし、特に地方は医療体制というのは、元々十分ではないので、外から入ってくるとすぐにひっ迫するリスクっていうのがありますよね。

 

(羽鳥アナ) ただ、県内で皆さんがしっかり自粛をしている。感染者がゼロという日があるという所では、もう少し動いても大丈夫なんじゃないかというところですね。県内では。

 

(谷口先生) はい、そうだと思います。県内ではきちんと基本的な事をやれば大丈夫じゃないかなと思いますけどね。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、これ要請したからと言って、じゃあ県境越えてっていうことじゃないと思うんですけれども、地域の実情によっては、このGo Toトラベルの再開要請はありでしょうか。

 

(森内先生) そうですね。「Go To=どこに」ということと、「Go From=どこから」というところを抑えるべきだと思います。 例えば、うちの長崎県でも、ほとんど患者さんが出ない日が多いような状況で県内の旅行はもちろんOKですし、そして、それこそ「山陰の方々どうぞ長崎においで下さい」と。そして私たち「山陰に旅行に行きます」っていうことは、これは大きな問題ではないと思います。

 

(羽鳥アナ) 長崎県内の人出ってどういう感じですか。みんな静かにされている感じなんですか。それとも少しちょっと動いているなって感じですか。

 

(森内先生) 

まだそれほど大きな変化はないと思いますけれども、でも、前に比べると少しゆったりとした感じには

なりつつあります。

 

 

(羽鳥アナ) 少しゆったり。なんか東京はしっかり動いちゃっている感じがしますけど、三重はどうですか。谷口さん。

(谷口先生) 三重はですね、外から入って来て、そこで広がる。というのが持続している、繰り返している状況ですので、この中であちこち動くっていうのは、今のところ大きなリスクではないと思っています。

 

(羽鳥アナ) なるほど・・・はい。吉永さん、経済の問題もあります。東京、1都3県を考えたらGo Toトラベルっていうのは、今は当然考えられないんですけれども、地域差でいかがですか。

 

(吉永さん) そうですね。これ、行く人はすでに熱海なんかもいっぱいになっているわけですから、何もここで改めてGo Toを再開して、更に人を動かすっていう必要が本当にあるのだろうかなっていう気もしますけど、県内だけだった、ら私はそれでいいと思うんですよ。そうしたら、東京都は東京都内で回っていればいいって事になりますから。ただ、これが県内で、例えば、こことここのエリアは受け入れOKですよ、という形になると、まぁ1都3県、あるいは大阪とか人口の密集しているエリアは「ノー」っていうことになりますよね。そうすると税金を使って行う事業として、また東京だけ除外のような不公平感が出てくるのかなって気がしますね。県内ぐらいがいいところかなって気がしますね。そうすると全部使えますからね。

 

(羽鳥アナ) はい。ただ、感染者が少ない地域では、やはり経済を回したいという思いはあるということでの要請です。

そんな中で、宮城は増えているというお話を昨日しましたが、独自の緊急事態宣言が出ました。

宮城の新規感染者は一番多かったのは1月14日だったんですけれども、下がってきたということで、宮城は「Go Toイート」を再開しました。再開したところ(この緑の部分です)感染者数が上がってきた、おとといが最多。そして昨日は過去2番目の感染者。

 

村井知事は昨日、独自の緊急事態宣言を出しました。昨日から来月の11日までという期間です。

理由は、3月に入って

他県には例を見ない非常に珍しい形で

急激に感染者数が増えている

クラスタ―も今月に入り9件ある

入院患者も急激に増えているということで

緊急事態宣言です。

村井知事は、対策を打ち出しています。

 感染抑制対策として、県内全域で

 不要不急の外出や移動の自粛。

 そしてやはり飲食ですね。

 飲食を伴う長時間の外出を

 控えてください。

 

 あとは早期発見として検査です。

 繁華街でPCRの集中検査

 感染者の早期発見。拡大防止。

 そして、来月上旬からは、

 仙台市の中心部でモニタリング調査

 市中における感染状況を調べる

 ということです。

 

時短要請は、病床数がステージ2なので行わないということです。

病床がどんどん埋まっていくということになれば、ステージ3を待つことなく時短要請をすることになるので、ここ数日で判断することもある、ということです。

 

(羽鳥アナ) 谷口さん、宮城が、「Go Toイート」が直接的な原因なのかどうかは分かりませんが、感染が増えていまして、こういう対策ですけれども、いかがでしょうか。

 

(谷口先生) あの、一挙にクラスターがクラスターを呼んで、あるいは「スーパー・スプレディング(超拡散)」イベントという状況なんだと思いますけれども、おそらく調査をされて、リスクエリアをたぶん特定しているんですね。だから、そこを集中的に感染源対策で行こうと。いきなり感染源対策、つまり、自粛とか時短とかしますと、経済の影響は大きいですから、まず感染源を抑えて、それで行けるものなら、最もいいわけですから、非常によく考えられた対策だと思います。

 

(羽鳥アナ) 東京の場合は、1都3県は人数が多いので、一旦はちょっと1時間延ばしますけど、続けざるを得ないんでしょうけれども、やっぱり谷口さん、その…ここだと思う所の集中的な検査の拡充っていうところが、一つ方策というところなんですね。

 

(谷口先生) はい。それがやはり感染源をきちっと抑えていくというところが非常に重要だと思っています。

 

(羽鳥アナ) さあ、森内さん。宮城は独自に出しましたこういう対策ですが、いかがでしょう。

 

(森内先生) きっちり考えていると思います。ただ、病床に関することでは、繰り返し言われている事ですけれども、1、2週間以上遅れて来ることですので、ここはやっぱりしっかりと見定めて早めに対応して頂きたいなとは思います。

 

(羽鳥アナ) はい。こういう宮城のような状況は、これから解除される1都3県のモデルとすべき所になるのかもしれません。えー、緊急事態宣言の解除は安心の解除ではないということを改めて認識するとうことだと思います。

では、この後皆さんからのご質問をご紹介します。

 

 

(羽鳥アナ) 皆さんにご質問を頂きました。斎藤さんお願いします。

 

Q. 谷口先生に質問です。緊急事態宣言に一定の効果があったなら、さらに強い対策を売って短期間で終わらせるという考えはなかったのでしょうか?

 

(羽鳥アナ) 冒頭にもご覧いただきましたが、改めてお願いします。

 

(谷口先生) はい。そういう考えと今回打った考え。これ、どちらしかないんですよね。実際にそれをドカーンとやって、感染源、つまりハンマーを振り落とすという手は一つ考えられます。ただ、いま日本でそれができるか?かなりやるんであれば、欧米のように協力なロックダウンにする必要がありますので、それが出来るかっていう問題のほうが大きかったと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。2つの選択肢があって、この選択肢は諮問委員会の人たちは無かったということですね。

 

Q. 生後4か月の乳児の母です。母乳育児をしています。ワクチンを接種して子供に影響はないのでしょうか?影響が考えられる場合、どのくらい授乳を休めばいいでしょうか。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、いかがでしょうか。

 

(森内先生) はい。これに関しては、まったく心配する必要はないと思います。ワクチンの成分やワクチンを打ったことによって、体が何か変化をして、それが母乳を介して赤ちゃんに移行するという事は全く考えられていませんので、母乳のメリットを考え、ここはもう全く考えずに、普通通りに授乳を続けて頂ければよろしいと思います。

 

(羽鳥アナ) ワクチンも接種していいと。

 

(森内先生) はい、もちろんです。

 

Q. リバウンドについての質問です。今後、新規陽性者がどのくらい増えたらリバウンド現象が起きていると言えるのですか?

 

(谷口先生) はい。少なくとも上向きになってくる。すでに今もうリバウンドに近い状況だと思うんですけど、どこで対策を取るか。起きているかというよりも、どこで次の対策を取るかっていうことなんですけど、これがやはり、医療体制の負荷、これがステージ3を超えて上がって来るということが大きな問題だと思っています。

 

(羽鳥ア)やはり、医療体制のところの数字が一番ポイントに今後はなってくるんじゃないかということです。1都3県、解除されます。ただ、こういった対策が取られるので、引き続き意識を変化させることなくということが大事なんだと思います。

えー、お二方にお話をお伺いいたしました。 谷口さん、どうも有難うございました。

 

(谷口先生) ありがとうございました。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、ありがとうございました。

 

(森内先生) ありがとうございました。