羽鳥慎一モーニングショー

2021年4月1日(木)放送より抜粋

 出 演 者

  二木芳人先生    田崎史郎    石山アンジュ     羽鳥慎一

   斎藤ちはる      玉川徹

 

(羽鳥アナ) おはようございます。4月1日 木曜日 羽鳥慎一モーニングショーです。今週から木曜日のコメンテーター、石山アンジュさんになります。

(石山さん) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) 玉川さんと仲良さそうで、よかったです。

 

昨日の全国の新規感染者は、前の日よりも750人以上増えて2843人でした。大阪ではおよそ2か月ぶりに500人を超えました。

 

政府は、今日にも大阪と兵庫に「まん延防止等重点措置」の適用を決める方針です。また、厚労省の職員が深夜まで行った送別会に対して、「居座り型自粛破り」だと野党が追及しています。

 最後シメのラーメンが出るらしいですが

 「まだちょっと待った」と

 「待った待った待った」と言ってですね

 つまり 「居座り型自粛破り」というかですね…

 

 店の方は非常に迷惑されてたんだ

 というふうに思います

 

厚労省職員の大宴会問題が波紋を広げるなか

新たに599人の感染が判明した大阪府

きょう全国で初めて「まん延防止等重点措置」の適用が決まる見通しだ

 

 遅くとも来週の週開け5日の月曜日から適用をお願いしたい

 ということを国に伝えていきたい

 

隣の兵庫県でも―

 

 大阪の状況も踏まえた上で 我々も政府に対する

 対応をお願いせざるを得ないような状況に

 なりつつあるのでないかなというふうには思っておりまして…

 

適用される範囲はどこになるのか

 

 正式な場所とか期間というのはまだ決まっていません

 政府としては 自治体としっかり連携をしながら

 この対策に取り組んでいきたい

 

(羽鳥アナ) では、ここからはお二人にお話をお伺いいたします。

感染症学ご専門です。昭和大学 客員教授の二木芳人さんです。よろしくお願いいたします。

(二木先生) よろしくお願いいたします。

 

(羽鳥アナ) もう御一方、政治ジャーナリストの田崎史郎さんです。よろしくお願いいたします。

(田崎さん) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) 昨日の全国の感染の状況です。

昨日の新規感染者は、2843人です。前の日よりも750人以上増えました。

過去最多となったのが、青森の81人。そして、宮城の200人

さらに、新潟の33人となっています。

東京は414人です。こちら、12日ぶりに前の週の同じ曜日の人数は下回っていますが、400人を超えています。

大阪は、東京より多い599人兵庫県が、211人

このどちらも3月1日の緊急事態宣言解除から、最も多い人数となっています。

そして、沖縄は111人です。2か月ぶりに100人を超えました。

 

二木先生、この感染状況いかがでしょうか。

 

(二木先生) そうですね。以前ですと、東京・大阪、人口密集地域が先に増えるんですけれども、今回は日本全国いろんな所で感染増加傾向がみられると。東北、特に宮城県辺りはそれなりの理由があったのだろうかと思いますね。独自の緊急事態宣言が解除されて、その後、「Go Toイートキャンペーン」をされて、3・11などで行事があって人々が集うと、そういうことが相まってだとは思うのですが、ただ、一部の地域では増え方がかなり急激になっていますので、あるいは変異株あたりが絡んでいるのではないかという懸念もありますね。

 

(羽鳥アナ) 変異ウイルスの感染力の強さって、やっぱり感じますか?

 

(二木先生) そうですね。今のところ、英国株が中心ですが、これは前から言われるように1.7倍ということになりますと、従来のウイルスよりもやはり感染の拡大、あるいは我々自身に対する感染のチャンスっていうのが増えてきますので、今まで以上に注意しなきゃいけないタイミングであることは事実ですね。

 

(羽鳥アナ) はい。さぁ、そして大阪です。感染拡大、止まりません。

吉村知事も、「過去最多を超えてくるんじゃないか、今後は…」ということも話しています。

大阪は、緊急事態宣言が解除されて以降、2月は28日までだったので、3月以降、ご覧のように増えていまして、この紫の部分ですね。3月17日から昨日まで、15日連続で前の週の同じ日を上回っているという状況です。そして、この27日以降、昨日まではその前の週からの上回りが2倍以上という日が続いてしまっているというのが大阪の状況です。

そして、こちらが、大阪の繁華街の人出。下が、実効再計算数なんですけれども、昨日アドバイザーリボードで出された資料なんですけれども、

まず、緊急事態宣言が解除になりました2月28日、右側の方です。この赤い部分なんですけども、夜8時~夜10時。そして、午後10時~午前0時。この青い部分ですけども、解除以降上がっているという状況です。

実効再生算数、一人の人が何人にうつすかという数字ですが、真ん中のラインが1なんですけれども、これも2月28日を期限とした緊急事態宣言の前あたりは1を下回っていたんですけれども、解除以降1を上回っている。つまり、感染が拡大しているというのが大阪です。この資料で最新が3月27日で、1.7という数字にまでなっているということです。

そして、感染の経路です。大阪は、やはり、経路不明が56.2%と非常に多くなっています。

 

この特徴なんですけれども、

 居酒屋・飲食店・バーの関係者及び滞在者の感染が増加をしている。

 児童施設でクラスタ―が発生し、児童の家族へ感染が拡大している。

 旅行に行ったことがある感染者も増加の傾向にあるということです。

 その他にも時期的な問題。

 送別会あるいは卒業式に参加した人なども感染が増加している。

ということです。

 

吉村知事です。

 「先月中旬からの感染急拡大は、春休みに入って20代、30代の感染者が多くなっている。歓送迎会やコンパ、飲み会など、感染リスクが非常に高い場面が増えて、感染拡大につながっている」という認識です。

 

二木先生、もちろん若い世代だけではないですが、若い世代の飲み会がやはり中心にはなっているということです。

 

(二木先生) そうだと思いますね。あの、感染経路が分からない人が随分多いっていうことですね。そういう中にはおそらく飲み会とか、そういうケースで感染している人がたくさん居るんじゃないかと。そのあたりがきちんと追えていないと、おそらくあまりおっしゃらない人たちもいるかもしれません。そういう方々がいろんな所で、特に家庭内感染が多いですよね。家庭内感染って言っても、突然家庭の中からウイルスがわくわけじゃありませんから、誰かが持ち帰るわけですね。お父様あたり、あるいはお兄さんあたりですかね。外でそういうふうな感染を持って帰るケースもありましょうから、その辺が明確にならないという事が非常に心配な状況ですかね。ちょっと前まではどちらかと言うと高齢者の比率が増えていたんですが、いわゆる第3波、あるいは第2波の始まりの頃と同じように、若い人たちの数が増えてくるっていうのは、“これから増えていく兆し”というふうにも取れますので、やはり何らかの手を早く打たないといけませんね。

 

(羽鳥アナ) さっ、そして吉村知事、今後の分析です。

 「今後の分析では、過去最多の654人を超える数になって、高齢者施設や家庭内、職場などに広がってくることが予想される」としまして、  まん延防止等重点措置  遅くとも来週月曜日から、3週間程度の適用を国に要請した」ということです。

 

大阪府の重松会長ですけれども、大阪での急拡大の原因として、

 「やはり、 変異ウイルス の影響ではないか」ということです。

 「思った以上に広がっている。しかし、対応が全く出来ていなかった

 極力変異型の検査を増やしてほしい」

という話をしています。

 

(羽鳥アナ) やはり変異ウイルスに対しては、まず検査を増やして、その状況を把握するということですね。

(二木先生) それは非常に大事なんですね。どういうタイプのウイルスが広がっているか。敵を知らないと対策も取れないわけですが、ただですね、少し遅すぎますよね。もうおそらく大都市は、特に神戸市がデータを出していますでしょ。ああいうのを見ていると、1月ぐらいからどんどん増えて、「今6割近くウイルスが変異型」というデータですので、同じような事はすでに起こっている。あるいは、起こりつつあるという前提で対応しなければいけないと思いますね。

 

(羽鳥アナ) はい。そして、この大阪の感染のレベルに関して、

分科会の尾身会長です。

 「もう大阪はステージ4に近づきつつある

 まん延防止等重点措置を発令することを検討する時期に来ている。」

 

(羽鳥アナ) ステージ4は、緊急事態宣言を出すレベルです。まずは、緊急自邸宣言の前のまん延防止等重点措置の段階ではないかということです。

 

菅総理です。昨日の夕方、吉村知事から要請があったということです。

そして、昨日の発言です。

 「明日会議にかけることを決定しました。

 ただ、正式な場所や期間は、まだ決まっていない。」

ということで、これが昨日なので、会議は今日ですね。

 

じゃあ、きょう、どういう動きがあるのでしょうか。

 午前10時 から基本的対処方針を決める分科会。前は諮問委員会と呼ばれていたやつですけれども、名前が変わりました。これが開かれます。

 午後  衆議院、参議院それぞれの議院運営委員会に説明がありまして、

 夕方  新型コロナ対策本部が開かれて、「まん延防止等重点措置」が決定されるのではないかということです。

 

二木さん、まず大阪に「まん延防止等重点措置」全国で初めてですね。

 

(二木先生) はい。これも先ほど言いましたけど、タイミングが遅いですよね。もっと早いタイミングでこういう事を考えても良かったんじゃないか。もうすでにかなりの勢いで増え始めていますから、感染対策ってね、やはり時間が勝負だと思うんですよ。半日、1日遅れれば、それだけ感染者が増えます。ですから、できるだけ早いタイミングでポイントを捉えて、そこを抑えに。それが本来のこの「まん延防止等重点措置」だと思うんですよ。ですから、もう今これだけ増え始めたところで、どういう所をどういうふうに抑えるっていうのもポイントですけれども、少し遅い気がしますよね。本来は、第4波にならないように、前回の第3波の時に、ぐずぐずしているうちに、第4波に指を加えているうちになってしまったわけですから、その反省から出来たシステムだと思うんです。尾身さんもおっしゃっていましたよね。そうすると、もっと早く、早く手を打っていかなきゃいけないですが、さぁ今からどういう対策が取られて、どの程度効果が上がるかと。いろいろ注目して見ていかなきゃいけなせんね。

 

(羽鳥アナ) 田崎さん。今回の措置を決めた背景ですけれども。

 

(田崎さん) これは、月曜日に吉村さんが、「まん延防止等重点措置」の適用申請の動きを見せた時にはね、「緊急事態宣言の解除を求めてきたのは、あなたでしょ」という気分があったんですけども、火曜日の感染者が、大阪で432人だったんですよね。水曜日に599人。それで、感染者の増大の仕方がやっぱり急激なんですよね。これはもうすぐやらなきゃいけないと。どうも600人近く行きそうだっていうのは、昨日の午前中にすでに政府の方に大阪から伝わっていて、それで、昨日の午前中からもう雰囲気ががらっと変わって、僕は昨日、金曜日に決定するだろうって言われたのが、今日の木曜日になったんですけれども、その変化はひとえにこの感染者数、感染者が急激に増えたという事です。

 

(羽鳥アナ) なんだかタイミングが遅い、遅いって二木先生も含め、専門家の先生方は言って、確かにそうだと思うんですけど、状況をよく見るということだったんですけども、状況を見て1日早めたということですか。

 

(田崎さん) そうです、そうです。だから、今週いっぱいぐらい見たいっていうのが政府のスタンスだったんですよ。だけど、もう見ていられないと…

 

(羽鳥アナ) ん・・・。さぁ、そして、そのまん延防止の期間についてです。斎藤さんお願いします。

 

(斎藤さん)

期間について、今月5日~来月5日の1か月の見通しであることが分かりました。

13日から14日にかけて、大阪府で聖火リレーが行われ、今月29日~来月5日のゴールデンウィークの終了まで措置は続きます。

当初は、大阪府は今月5日から3週間程度を求めていました。

 

(羽鳥アナ) これは田崎さん、大阪は3週間程度だったんですけど、国が1か月にしましょうと。これはどういうことなんですか。

 

(田崎さん) あの、まん延防止等重点措置について、まず、大阪府が言えば、政府は事実上認めざるを得なくなるんですね。ただ、中身については政府が押し込んだ所があって、2つあって、一つは「営業時間短縮は午後8時までにしてくださいよ」と。9時までじゃダメですよと。もう一つは期間なんです。3週間っていうのを「1か月取ってください」と。その違いは、5月の連休を含めるかどうかなんです。「ゴールデンウィークを含めてください」と。やっぱり人の動きが激しくなるから、そこの点は国が大阪府に押し込んだところですね。

 

(羽鳥アナ) なるほどね。3週間だとゴールデンウィーク前に終わってしまう。ということですね。さぁ、玉川さん、どうでしょう。まん延防止等重点措置、1か月になりそうです。

 

(玉川さん) あの、ちょっとわからないんですよね。なんでこの段階でまん延防止措置なのかっていうことが。昨日の感染者数が599人ですよね。もう600人。で、第3波の時の大阪で一番感染が多い時の感染者数は654です。ほぼそれに匹敵するくらいの、また上がり方が急ですよね。

(羽鳥アナ) そうですね。急な所は変異ウイルスの可能性もあるんですけど、かなり急ですね。

 

(玉川さん) すでに昨日の段階で、完全に緊急事態宣言の対象になっている状況だと僕は思うんですよ。それなのに、なんで未だにまん延防止措置に要請なのかっていうのが、よくわからない。例えば、まん延防止等重点措置を要請して、政府が月曜日ですか?

(田崎さん) あの月曜日から実施っていう形で…

(玉川さん) 月曜日から実施で、実際、まん延防止措置が効いてくるとして、2週間先ですよ。この間に600とかを超えてくるって事になると、そうすると、あぁもうまん延防止措置じゃないと。緊急事態宣言だっていうふうになりかねないですよね。そうすると、出したものの、1週間ぐらいで切り替えますみたいな事になりかねないわけですよね。あの、そんなこと混乱するじゃないですか。今の段階で、なぜ緊急事態宣言の要請をしないのか。政府の方も、緊急事態宣言で行ったほうがいいんじゃないのかって言わないのか。これがよく分からなくて、だから、考えてみると、仮に今回緊急事態宣言を要請するってことになると、自ら緊急事態宣言を解除してくれっていうふうに言って、解除してからわずか1か月で逆戻りってことになる。だから、逆戻りっていうのがイヤだから、「いやいや、そこまで逆戻りしたんじゃないですよ」と。「その一つ手前なんですよ」っていうふうなことをある種イメージするっていうような、そういうふうな意図でもあるのか、と。

 

(羽鳥アナ) どうでしょう。

 

(田崎さん) あの、その面はあると思います。

(羽鳥アナ) 緊急事態宣言を解除してくれって言った人が、緊急事態宣言出してくれとは、ちょっと言いずらい。

(田崎さん) ちょっと端かしいという面もあるとは思うんですけど、じゃあ、緊急事態宣言とまん延防止と言葉の強さは全然違いますよ。中身で違うかって言ったら、そんなに違わないです。

 

(羽鳥アナ) 過料が10万ぐらい違うとか、時間が1時間ぐらい違うとか、それくらいです。

 

(田崎さん) だから、中身の点で、まん延防止でやって、そこで例えば、見回りを強化する。あるいはカラオケは設備を使わないようにする。あるいはマスクを着けないと入れない。そういうような措置の点で強化すればいいんじゃないかと。

 

(玉川さん) 田崎さん、もし、そんなに中身が変わらないんだったら、わざわざ何故「まん坊」というやつをやるんだ!というのが…。その田崎さん、今も「まん坊」って言っているんだけれども、昨日も言ったんだけど、「まん坊」って言葉自体がテレビになると、余計に音しか伝わって来ないから、緊迫感にかけるんですよ、言葉が。僕ね、今日新聞で調べてみたんです。各紙。あん、最初にはカギかっこで「まん延防止等重点措置」っていうのを必ず各紙出すんですね。その後、どういうふうに略しているのかって調べたら、例えば、毎日は「まん延防止措置」っていう形で略している。他、産経、東京、読売、日経は「重点措置」っていう形で略しているんですね。で、朝日だけが、カギかっこで「まん坊」って書いてあるんですよ。僕は、これ良くないと思う。テレビもそうなんだけど、「まん坊」って特にテレビは音だけになっちゃうと、もう緊迫感が全然ないんですよ。だから、僕は略す必要がないと思う。

 

(石山さん) 政府関係者の人が「まん坊」って言い始めたんですか。

 

(田崎さん) そうですね。あの、分科会の尾身会長もそうですし、政府の人も「まん坊」って言って、業界用語的に始まって、僕らも使うようになってしまった。

 

(羽鳥アナ) まっ、まん延防止等重点措置を略したら、たぶん「まん坊」になるんだと思います。ただやっぱり、軽く聞こえるんです。全然関係ないですよ。まん延防止のまん坊ですから。でもね、マンボウを思い浮かべ茶すんですよ。そうすると、緊急事態宣言、なんとかしなきゃというところに、まっ、やることは厳しいんですけど、国民の気持ちの問題が。だから、せめて「まん延防止」。まん延防止等重点措置をずーっと言っていると長いんで…

 

(玉川さん) 田崎さん、だって緊急事態宣言は略していないじゃないですか、ずっと。「緊態」とかにしていないでしょ。やっぱり緊急事態宣言は緊急事態宣言って我々はずっと言っているじゃないですか。だから、僕は少なくともそれは良くないんじゃないかと思っています。過少に見えちゃう。

 

(田崎さん) 経過から言うと、総理会見に出席した尾身会長が、あの3回ぐらい会見で「まん坊」って言われたんですよね。そうすると、しれがそのまま伝播してしまうんですね。確かにあの段階で、重点措置、我々も重点措置って言ったほうがいいのかもしれません。

 

(羽鳥アナ) 石山さん、そういった措置が出るという事です。 緊急事態宣言の内容とほとんど変わりません。

 

(石山さん) いま緊急事態宣言が解除されている状態だけれども、独自のルールで午後9時までと要請されていますよね。先週ですね、死後との関係で大阪に行きました。やっぱり大学周辺だったりとか、人出は凄く多いような気がしました。でも、一方で夜になってみると、やっぱりあんまり人出は少なくて、お店もちゃんと9時に閉まっていましたし、なのでやっぱり1時間の時短要請というよりは、日中であったりとか、他の所にもやっぱり対策が必要なのではないかなと思います。

 

(羽鳥アナ) おそらく1時間の時短要請っていうのが、二木先生、非常に効果があったので続けるという事なんでしょうけれども、プラスやっぱり、何かやらないと変わらないということだったら、石山さんがおっしゃったような昼間、お店への様子をどうするかとか、そっちにもきっとなっていくんでしょう。

 

(二木先生) ですから、おそらく今度の措置はですね、どちらかと言うと、狭い範囲にピンポイントに攻めるということですから、そうなると一般の人たちに与えるイメージよりもそれぞれのお店が取っている対策、そういうものを見直してほしいというふうなことが多いですよね。だから、東京でもそうですけど、レインボーステッカーって言うんですか?あれ貼っているだけで、中身はほとんど感染対策は出来たいないじゃないかって店もたくさんあります。ですから、そういう所を今度は重点的に攻めるというイメージだと思うんですけども、そうしますと、例えば、会食でマスクしろとか、そういうこともお偽任せの対応なんですよね。私たちは、言葉のイメージからも威圧感が無くて、「あぁ、これが出たのか」と、「緊急事態宣言じゃないんだな」という、それほどの緊迫感は一般の国民には出来ない。ですから、お店の方に対するプレッシャーをかけるということでやろうとしているんだと思いますけれども、こういうことは本来もう少し早くやっておかないといけないことですよね。

 

(羽鳥アナ) 遅いタイミングだった。そして、厚労省の助言組織、これがアドバイザーリボートというものなんですけれども、「まん延防止措置」だけでは不十分なんじゃないかという指摘です。

いま関西で変異ウイルスが広まっていますが、これはなぜなのか?

アドバイザリーボードの脇田座長は、

緊急事態宣言で従来型のウイルスを抑えました。従来型を抑えたがために変異ウイルスが入る余地が出来て広がったという見方を示しています。

 

(玉川さん) ほんとかね、それ…?

 

(羽鳥アナ) 分かりません。だって、専門家が言っているわけです。

 

(玉川さん) ど、どうなんですか、それ…?

 

(二木先生) まぁ、そういう考え方もあるんでしょうが、私は必ずしもそうだとは思っていないですね。やはり同じ土俵の上で、従来型と変異型を感染競争させれば、当然1.7倍の感染力の方がどんどん、どんどん有利になりますので、こういうことは減ったところで新しいウイルスが入ってくると、確かに延びるスピードが速いかもしれない。それがすべてではない。

 

(玉川さん) これだと、なんか抑えたことが悪い事につながったみたいな、そういうニュアンスにならないですか?これ。

 

(二木先生) ですから結局、感染がまん延しているような状態っていうのは、感染するチャンスも増えるわけですから、そういう所でもやはり変異株が入って来て、その感染力が強いっていうことになれば、自然の摂理としてだんだんと大きくなっていきますから、これはあまり説明としては、そういう場面もあるのかもしれませんけれども、適切ではないような気もします。

 

(羽鳥アナ) ただ、変異ウイルスの恐怖っていうのはあるよという事なんだと思います。

そして釜萢さんです。同じくアドバイザーリボードのメンバーです。

 「まん延防止措置で」はなく、緊急事態宣言が望ましい

先ほど皆さん、お話があった通りです。

 そういう意見も出たけれども、

 そういったことに大きな反対意見はありませんでした。

 まん延防止措置では、

 また方針を変えなければいけなくなるのではないか

ということで、やはり、まん延防止措置です。

 

大阪も兵庫もそうですけれども、ただ、内容はほぼ緊急事態宣言だという認識で、これはいかなければいけないんだと思います。

先ほど話がありましたけど、じゃあ、まん延防止措置が取られたら、大阪はどうなるんでしょうか。

 

 

大阪は、この「まん延防止措置」適用を要請するという事で、おそらく月曜日からじゃないか。

 

じゃあ、どう変わるんでしょうか。

飲食店の営業時間が変わります。今、大阪府全体が午後9時までの短縮要請だったのが、さらに、来週の月曜日から大阪市内のみですけれども、そこは1時間前倒しで午後8時まで。緊急事態宣言の時と一緒になります。

 

そして、義務化されるものがあります。飲食店に対して。

お店側の義務として、

 ・アクリル板の設置

 ・二酸化炭素濃度を検知するCO2センサーの設置

アクリル板・CO2センサーを設置する費用は、補助はされる方針だということですが、割合はちょっとまだ分かりませんけれども、補助はされる方針だそうです。

 

そして、お客さんも義務が課されます。

 ・マスクなしの入店は禁止

 ・マスクでの会食

 

これがどこまで実効性があるのかということですけれども、ただ、これによる効果というのは、二木先生、どう思われますか。

 

(二木先生) そうですね。当然さっきも言いましたけど、これはとっくにやっておかなければいけない事ですよね。マスクなしの入店拒否。それから、マスク会食っていうのも、確かにお客さんにも要請するんですけれども、実際に食事が始まってみると、アルコールが入ったりすると、なかなかマスク会食なんかは難しいところがありますね。それに対して声掛け程度は出来るでしょうけど、それをしていないから、もう帰ってくれというふうにお店の方では出せないわけですね。もう一つはこの密集対策ですよね。アクリル板とか、CO2センサー。どうしても小さい規模のお店になりますと、こういうことをしても、おそらくCO2上がりますよ、かなり。換気もかなり強力にしないといけない。ですから、お店に対する負荷はかなりかかりますが、先ほども言いましたように、我々は一般利用者側の方には、それほど大きな負担が無くて、面倒くさい事を言われるなら、もう行くのを止めようかなっていうふうにお店に対してマイナス要素が働くような気がしますね。ですから、どこまでこの効果が出るかって、少し疑問もありますね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。石山さん、これでどこまで抑えられるかということです。

 

(石山さん) そうですね。時短っていうところだけだと、なんか難しいなと思いますし、質問なんですけど、これって、数千、数万っていうお店がある中で、義務化するって言ってもどういうふうにチェックしていくんですか?

 

(二木先生) これは難しいですね。東京でも同じような問題がありまして、それしなければ、ステッカーを貼っておくだけじゃダメでしょうっていうのはあるんですが、山梨県なんかはグリーンゾーン戦略っていうのがあって、全部県が承認してそれで初めてステッカーを出すと。

 

(羽鳥アナ) 山梨は有効的にいけていますね。でも、店の数という問題があります。

 

(二木先生) 随分違うでしょうから。でも、出来ない、出来ないと言って、手を付けないっていうのはやっぱり間違いで、少しずつ始めて行かなければいけなかったと思うんですよ。東京あたりも。ようやくちょっとその動きがあるようですけれども、ですから、大阪だってかなりのお店の数がありますので、その辺をどのように対応していくのか、これ、仮にやるとしても随分時間が掛かりますよね。お客さんに評価してもらうというような話もあるようですけれども、なかなかそれではうまくいかないんじゃないかなと思いますね。

 

 

(羽鳥アナ) まっ、先ほど、玉川さん、ずっと皆さんと話しましたけど、この営業時間を見るだけでも緊急事態宣言です。だから、緊急事態宣言解除してくれって言った立場上、すぐ戻せないのかもしれませんけれども、実質は戻しているのと一緒です。

 

(玉川さん) そうなんです。僕個人では、緊急事態宣言がずーっと続いている感覚です。ずーっと。

 

(羽鳥アナ) でも、先生、そういうことですよね。ずーっと続いているっていう事でいいんですよね。

 

(二木先生) 基本的には、私たちは感染対策、それぞれ個人の感染対策っていうのは、当分の間は決して解除される部分はなくて、むしろさっきも出てきた変異ウイルスになりますとね、今まで以上に感染力が高いわけですから、今まで許されたような緩みっていうのは許されないわけです。よりきちんとした感染対策をしていかなければいけませんので、当然お店に行ったりするのも、そういうところを見ながら行かなきゃいけませんよね。

 

(玉川さん) だから、緊急事態宣言がずっと続いているって言いましたけど、あの、山を越える度毎に、自分の中のレベルは上げています。で、もう二重マスクとか、目していなかったんだけど、今はしていますしね。それぐらい怖いです、僕は。変異型っていう事に関しては。ただ、それがずっと続くかって言うとですね、やっぱりワクチンっていう切り札がこれから出てきますから、仮に、従来のワクチンが効きにくいものがあったとしても、例えば、メッセンジャーRNAワクチンでそれに対応するような開発がもうすでに行われていて、たぶんカクテルのような状態で新しいものが出てくると思うんですね。だから、僕はうまくすれば、この第4波が最後の山にできるんじゃないかと。その代わり、この第4波の最後の山が一番高い山に、一番怖い山になりそうなので、だから僕はもう覚悟を決めていますね。

 

(羽鳥アナ) いま第4波としたら、それをどう抑えるかですね。ワクチンの効果が、順調に接種が進めば秋以降に出てくるんだろうと言われていますから、玉川さんが言うように、今の山をどうできるだけ抑えるか。

 

(二木先生) そうですよね。そこが一番のポイントですよね。ですから、政府が要するに「感染再拡大を防ぐための5本の柱」ということで、今のワクチンも含めて、飲食を中心とした感染対策と検査ですよね。これは一般の検査、より戦略的に、例えば、老人施設とそれからモニタリング検査をやりますと。それからあとは、変異ウイルスですね。これに対する検査をもっと広げますと。それから最後に言ったのは、医療提供体制の拡充です。ですから、この一番最初の感染対策以外は即効性がないんですよ。すこし時間をかけて、将来的には必要だからやっていかなきゃいけないけど、ワクチンもそうですけど、それ以外のものもまだ十分に出来ていないと。拡充しきっていないわけですから、それらに期待するには、やっぱり、まだ数か月はかかりますよね。ですから、そうしますと結局、私たち自身が気を付けるということと、それぞれのお店に頑張って頂くこと。当然、頑張るお店には支援をしていただくと。そういうようなことで当座をしのいでいくということが一番大事ですよね。

 

(羽鳥アナ) ワクチンの情報っていうのも、もうちょっと出して欲しいなというところですよね。

 

(石山さん) そうですね。ワクチンの接種回数とか、接種実績を厚労省のページから見られるんですけれども、計画に対してどれくらい進捗しているかっていうのをどこから見ればいいんでしょうか。

 

(二木先生) 厚生労働省のホームページから安全性に関する事とか、それから今後どれだけのワクチンが入ってきますよっていうような情報は逐一更新されています。安全性なんかで特にちょっと最初気になりましたアナフィラキシーですよね。こういうようなものも、今どれくらい出ていますということも全部出てきていますし、最近になって、ようやくアナフィラキシーっていうのは、いわゆるポリエチレングリコール。食品ですとかお化粧品の中に入っているようなものもやはり考えて行かなければいけませんね、ってコメントなんかも出てきていますので、情報としては逐一出ていますね。

 

(石山さん) いや、接種系カウに対しての進捗です。

 

(二木先生) 今後の見込みは書いてありますけど、これは少し予定通りいかないトラブルもあるようですね。

 

(羽鳥アナ) そこは田崎さん、出しづらいんですか。

 

(田崎さん) 4月26日以降、かなり市区町村に対してワクチンが投入できるようになるんですね。その数の見込みは、政府は立っていると言っているんです。問題なのは、実施自体は市区町村なんですよ。で、市区町村でどういう計画でやるっていうのは、それぞれの事情によって異なるんですよね。だから、まずクーポン券を送ってやるってことで、まず65歳以上の高齢者の人に対しては順次行きますけれども、一般の人たちをいつ打ち始めるかっていうのは、まだ示していないんです。

 

(羽鳥アナ) いつぐらいっていうのは、分かんないんですか。

 

(田崎さん) 時期としては、7月か8月以降だと思います。一般の人。高齢者の方に対する供給が終わるのが6月って言われているんですね。

 

(羽鳥アナ) 高齢者の方の次は、基礎疾患のある方が優先。

 

(田崎さん) それで一般の人ってなるってことで、7月以降じゃないですかね。

 

(石山さん) イギリスに住んでいる友人が、イギリスではワクチンの接種のボランティア、医療資格が無くても募集をしてやっていたりとか、ここに芸能人だったり、俳優さんが協力をしていたりとかいうのがありますけれども、例えば、一般企業とか一般の人とかもワクチンのスピードを早めるためにできる事ってないのでしょうか。

 

(二木先生) まぁ、いろいろな努力はされているようですけれども、やはり一番の問題は、今まだ医療従事者を中心に打ってきました。だから、病院の中での接種なので、仮に副作用が出た、副反応が出たとしてもすぐに対応できるし、そういう意味であまりトラブルが無かったんですね。今後、せすから、高齢者の方をはじめとして、その病院の外で打ち出した時に、また今まで考えてきたことではないような、想定外のトラブルなんかもあり得ますので、その辺はあまり慌てずにしっかりと安全に確実に打つような体制を取って行く。その中で出来る事っていうのは皆さん方にもお願いすることもあるかもしれませんし、なかなか注射をするっていうのは日本の場合は法律でそう簡単に変えられないので難しいですが、感染症さえ抑え込めていたら、おそらく看護師さんや医師がそういう所に行って協力するっていう体制は、それほど無理はないと思います。

 

(羽鳥アナ) 私たちが出来るのは感染を抑えること。

 

(二木先生) そうです。それをしておかないと結局ワクチンを打つ体制に大きく影響が出ますね。

 

(羽鳥アナ) そうですね。大阪のまん延防止の話をしました。

そして、大阪以外です。大阪の隣の兵庫です。

兵庫の感染者は211人。これは昨日です。

井戸知事です。実を言うと、これは昨日のコメントです。

 「実を言うと今日がどの程度になるかがポイントだったが

 200人台に突入してしまいました

 大変急上昇しているので

 何とか歯止めをかけないといけない

 

なぜ歯止めをかけないといけないのか。

 

病床がひっ迫しています。全体の病床使用率、そして、その内の重症者症の病床使用率。いずれも50%以上。もうこれもステージ4。緊急事態宣言の状況下です。

 

政府の対応としては、大阪・兵庫・宮城「まん延防止措置」を適用する方向で最終調整をしている。

そして、宮城のお隣の山形、さらに旅行などを含めた沖縄は、こちらも増えていますが、現時点では「まん延防止措置」を適用しない方向で最終調整をしているということです。

 

気になる宮城ですけれども、

先月25日から宮城は、接待を伴う飲食店などに午後9時までの時短要請をしていますが、昨日は過去最多の200人という人数になりました(そのうち仙台市が123人です)。

 

なぜ、宮城はこういう状況なのか。

仙台市は、

 「注意喚起をして行動が変わって、効果が見え始めるのは1週間~2週間後です。まだそれほど経っていないので把握できていない状況です」

 

もうちょっと見て、今やっている時短要請なんかの効果が出てきたら、これは継続なんだろうなというところで、今増えているのは、まだその時期じゃないという認識です。

 

まん延防止措置の要請については、宮城県の村井知事は、

 「まだ営業短縮要請から1週間しか経っていないので、その効果が分からない段階で次の手を打つのは少し早い。今は濃厚接触者を特定するための「積極的疫学調査」を優先しています。」

積極的疫学調査というのは、その感染者の周りを追って行くっていう調査ですね。

 

仙台市の郡市長も、

 「村井知事がおっしゃる“持っている人的資源を急激に増えている感染を防止することに有効活用するべき”で、その通りではないか

ということです。

 

(羽鳥アナ) 田崎さん、大阪以外の「まん延防止措置」ですけれども、政府はどう考えているんですか。

 

(田崎さん) これ、兵庫については、たぶん入るんですね。で、今まだね、落ち着いていないのが宮城です。僕は1時間前に確認したら、まだ宮城と政府の話し合いが続いていて、政府は「やっぱり申請されたほうがよろしいんじゃないでしょうか」というふうにしているんですけれども、1時間前の状況ですけれども、宮城はまだ今回は要請しないでやりたいって言っていて、ただ、分科会が午前10時から始まるんですね。あと50分ぐらいで。それまでには結論が出るだろうと思います。ギリギリまで調整している段階です。

 

(羽鳥アナ) 緊急事態宣言、そして、解除の時も関西は大阪・兵庫・京都一緒だからという事だったんですけれども、ここも一緒にやったほうがってことなんでしょう。

 

(二木先生) そうですね。特に大阪と兵庫っていうのは、まさに生活が連続して、京都もそうなんですけど、ちょっと京都よりは密接な関係にあるという事でおそらくそうされたほうがいいと思いますね。あと宮城に関しては、おそらく、ちょっと増えてきた時に知事がですね、このままだと「まん延防止措置等」を考えないと…とおっしゃっていたんですが、その前にやることとして、かなり積極的に繁華街検査をやろうとしておられます。ですから、それがうまくいけば、それで感染者を見つけて囲い込むっていうことが出来れば、ある程度の効果は期待できると思うんですが、ちょっと時間がかかりますよね。昨日また初めて200人超えになりましたので、ちょっとその辺が議論の中心になっているんだろうと。私はもう「まん延防止措置」をやったほうがいいと思いますけど。

(羽鳥アナ) 玉川さん、宮城は注目して連日伝えていますけど、25日から時短要請ですから、まだ1週間なんです。数字にまだ表れないっていうところは、あるにはあると思います。

 

(玉川さん) あの、ためらう理由が全然分からないです。もう緊急事態宣言でいいと思いますよ。むしろ。で、緊急事態宣言を出して、それでその後、すぐに下がって行ったらそれでいいじゃないですか。うちの両親が居る町があるんですけど、仙台市の中心部から電車で40分くらいの町なんですね。首都圏に居るとわかんないんですけど、例えば、ああいう地方の県庁所在地から電車に乗って…って言うと、だいたい10分、15分走ると田んぼなんですよ。で、そこからまだ20分ぐらい離れた所で、人口わずか2万3000人の町で、9人のクラスターが発生しました。だから、そんなこと今まで無かった事なので、感染者が出るって言っても、ポツンポツンと一人、二人出るくらいが、こういうふうな状況に今なってきているんですね。そりゃあもう、いろんな対策っていうか、取れる対策は全部取って欲しいと。何をためらっているんだと。ためらう理由、何があるんだと。あの、村井知事には言いたいですね。

 

(羽鳥アナ) 特に高齢の方はやっぱり気持ちの中に不安というものがあるんじゃないかと…

 

(田崎さん) 同列にしちゃいけないと思うんですね。これ、大阪と兵庫は、原因と思われるのは変異型ウイルスなんですよ。で、宮城の方は対策の遅れなんです。だから、ここを対策を早めに打って行けば出来るでしょうけれども、政府は本当に恐れているのは、兵庫・大阪の動きなんですよ。感染者数。変異型のウイルスに対してどうしたらいいかっていう決め手がないんですよ。そこを心配しています。

 

(羽鳥アナ) だから、宮城はどうでもいいってことじゃないですけれども、より重要視しているのは、やはり大阪そして兵庫と。

 

(田崎さん) そうです。

 

(羽鳥アナ) ん・・・?

 

(石山さん) これって複数地域が増えてきた時、ここはまん延防止地帯。ここは緊急事態宣言地帯。どんどん複雑になって行って、よくわからなくなっていっちゃう気がして…

 

(羽鳥アナ) 総理が両方判断することですから、まん延防止の方は、細かい指示は知事ですけれど、ここは緊急事態、ここはまん延防止。可能性はありますけど…

 

(田崎さん) ありますけど、基本は都道府県がどちらを望まれるかっていう問題。いきなり緊急事態に行くことは無くて、まん延防止でまずやってみて、それから緊急事態っていう順番なんで、混在する可能性はあってもいきなり緊急事態はないでしょ。

 

(羽鳥アナ) 宮城でも玉川さんが言った、その町でもクラスターが出ました。鳥取もそうです。鳥取は、いま全国で最も少ない感染者。

ご覧のようにグラフ、ゼロの日の方が多いと言っていいと思いますが、おととい20人。過去最多。昨日は19人と急に増えておりますが、これもどうなんでしょう。変異ウイルスの関係かどうかは、まだ分かりませんが、

社員寮でクラスタ―です。今週の月曜日3人。おととい8人

で、こちらは変異ウイルスと確認されております。やはり感染力が高い

さらに、こちらも県の職員が送別会。「なぜ送別会をするのかな?」と思いますけれども、先月26日に、鳥取県の職員、一次会は9時まで。感染対策もしている飲食店。14人と人数は多いと思います。ただ、ここはこれで終わりましたが、この後、8人が午後9時~午前0時までマスク着けずにカラオケ。結局、この二次会に参加した人はみんな感染しております。やっぱりマスクしないでやると、こうなるということは、改めて何回も言わなくても皆さん分かっているとは思いますが、こういうことになります。

 

(二木先生) その通りですね。だから、きちんと対策をされたお店で皆さんがきちんと意識をされて会食をされるというと、それほどリスクはないけれど、その後ですね。お酒が入っちゃった後の行動っていうのが大事ですよね。ただ、鳥取県の場合は、まだクラスターとして追えていますので、それほど危機感はなくていいと思うんですよ。

 

(羽鳥アナ) おそらく、感染経路不明ではないというところ…

 

(二木先生) ただ、こういう感染した人たちが、もうすでに周辺にどんどん、どんどんウイルスを散らしていくという状況にならないように、できるだけ早く、そういう人たちをきちんと管理するということがポイントでしょうね。

 

(羽鳥アナ) はい。さぁ、そして、厚労省の話題になっています厚労省の、こちらも打ち上げということもあったんです、意味合いとしては。

「居座り型自粛破りだ」という野党に追及なんですけれども、

 

予約は午後7時~午後9時だったんですけれども、結果、これが3時間引き延ばされて、

「午後7時~午前0時までの5時間居ましたということです。

 

じゃあ、お店の方はどうだったのか。

鍋料理の店だったので、そこでシメにラーメンが出てきて終わりといいうことらしいんですけれども、お店は出しました。と言うか、出そうとしました。そうしたら、職員が「待って、待って、待って。これ出したら終わっちゃうから」ということで、時間を引き延ばしてお店としてはかなり困惑したようです。

 

これが本当ならば悪質であるという長妻さん。

「もう“居座り型自粛破り”じゃないか。お店は早めに切り上げようとしてけれど、ただ職員がなかなか帰らず、やむを得ない形でお店を開いていたということがあるようです。」という、この野党の追及。これ厚労省の問題です。

 

プラス、千葉県の職員の方も今週月曜日に送別会をしていた。

健康福祉部と環境生活部の職員4人で送別会。4人という少ない人数なんですけれども、うち3人は健康福祉部、これはコロナの担当部署です。実際に携わっている部署の人が、人数は4人かもあれません。で、やってしまった。

ただ、時間がですね、午後9時~午後11時半まで、2時間半。

千葉県はこの時、午後9時までの時短営業要請を行っています。

そして、時短要請に応じていないお店を利用していた。

県民が「午後9時以降に飲食している職員がいるよ」って。

「あぁ職員なんだ」とわかるくらいの大きな声でお話をしていたんでしょう。

やはり、コロナ担当の人が午後9時からやっていたと―。

 

処分として、ただ千葉県はですね、厚労省のあの送別会に比べると、

 ・人数が少ない

 ・組織で開いたものではない。

 ・予約はしていないので計画しているわけではない。

ということで厳重注意

 

もちろん県の健康福祉部、コロナ担当部署です。ここの次長さん。

 「県の職員としては、もちろんふさわしいものではなかったが、

 厚労省ほど悪くはない」

っていう・・・

 

(玉川さん) ちょっと…どうかなぁ…? どうかなぁ…?

 

(羽鳥アナ) これは、田崎さん。送別会っていうのは大事なんですか?多くの民間企業はもう会食禁止です。そのなかでも時間を考えてやっている方もいるかもしれませんが…。会社としては、多くの民間企業は禁止している中で、なぜ、送別するのか?と。

 

(田崎さん) だから、役所の方がそういう風習が残りやすい。残っているんですよね。例えば、転勤する時にちょっと餞別を渡すとか、ほとんどもう民間なんかでやらない事を役所ではやったりしているんで、そういう風習が残っているからいいってことにはけしてならないんで、これはやっぱり、コロナ禍だから、「厚労省よりましって、何考えてるんだ」と思いますけどね。

 

(羽鳥アナ) そうですね・・・こういった伝えられるような、こういった場所で発言するっていうのは…石山さん、どうですかね?

 

(石山さん) 国家公務員も地方公務員も私たちからしたら、行政の人っていうことに括ってしまいますし、そうすると結果的に行政の信頼につながる?信頼の低下っていうのが、こういったコロナ対策の一つ一つを取っても、政策に対して順守するっていう事への不満の増大であったりとか、なんか「行政もそうなんだったら信用したくないわ」みたいな形で、段々一人ひとりのコロナ対策で左右されるにも関わらず、一丸と頑張るみたいなことがムードとして出来なくなっていくんじゃないかと思います。

 

(羽鳥アナ) いろんな不祥事で信頼の低下ってありますけど、今回、ことこの件に関する信頼の低下って、すごく怖いですよね。「じゃあ、送別会やりましょう」ってなるわけですから。玉川さん、どうでしょう。

 

(玉川さん) 「公務員ってどういう人?」って考えてみたら、やっぱり保守的で安定志向の人がなるんでしょ。やっぱり僕の身近で考えてみても、そういうふうな人たちは、送別会があるものだとすれば無くせないというふうになるメンタリティーを一番持っているような人たちなのかな?という気もしますけどね。一方で。

 

(羽鳥アナ) 厳しいですねぇ。ここはね…。ちょっとなんか、二木先生、やっぱりみんなで頑張ろうという中で、まん延防止措置だけれども実質緊急事態宣言だよという中でこれが出てきて、「いや少人数だし、予約はしていないし…」というようになっちゃうと、ちょっと―

 

(二木先生) そうですね。厚労省の方もこういう職員の方も非常にいま大変だと思うんですね。だから、たまには癒しを…ということもあるのかもしれません。ぜひ、ルールの範囲の中でやって頂ければ、これはもう時間さえ早い時間で抑えて頂ければ、確かにそれほど時短営業の範囲以内ということで少人数、いつものようにということですから、お仕事が忙しくて夜遅い時間にしか出来ないのかもしれませんが、それは言い訳にできませんね。

 

(羽鳥アナ) いまのこういう時期ですからね。さぁ、そしてプロ野球に影響が出ております。斎藤さん、お願いします。

 

(斎藤さん) はい。こちらはスポーツニッポンです。

  ヤクルト 緊急事態 青木・内川 隔離 」とあります。

 おととい、ヤクルトの球団関係者一人に新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことに伴い、監督やコーチ、選手ら62人がPCR検査を受けました。

 そして、昨日のDeNA戦の試合の前、西田捕手と20代男性スタッフの感染が判明。その後、保健所から青木外野手と内川内野手が濃厚接触者に特定され、今月13日まで自宅隔離となりました。

 昨日は、急きょメンバー11人入れ替え。先発野手は、前日から5人変更されましたが、チーム一丸で2連勝しています。

 高津監督は、

 「勝つことが出来て、すごくうれしく思いますけど、

 いろいろあって大変な一日でしたと振り返ったと言います。

 

 

(羽鳥アナ) チームの戦略事情を考えると大変なことなんですけれども、二木先生、プロ野球っていうのは積極的に検査をしていまして、検査をした結果、見つかる。そして、検査をした結果、見つけて、そうじゃない人でいま試合を行っているということです。

 

(二木先生) そうですね。ですから、こういうプロスポーツは、そういう姿勢が大事ですね。あの、ヨーロッパなんか、サッカーとか全然観客を入れずにやったりしていますが、プロ野球、あるいはサッカーのJリーグですか、そういう取り組みをしているおかげで、多少観客も入れて出来るようになっています。どうしてもチームスポーツっていうのは、そのチーム内の選手同士の距離が近いですから、こういうことが起こりがちなので、そこまできちんと徹底してやれば、そういうふうなスポーツイベントだって開催できるということですね。まぁ、選手間だからいいんですけど、段々と最近は緩和して、競技場内に入れる観客の数を増やしていますね。その辺ちょっと私は心配しているんですけれども、ちょうど変異株が広がっている時期ですから、そのあたりも慎重に緩和していかないと、観客に万が一にもクラスターが出たら大変なことになりますよね。

 

 

(羽鳥アナ) 変異ウイルスが全国で拡大をしております。

 

国内で確認された変異ウイルスです。

先月10日に発表された時には、変異ウイルスは271人なんですが、昨日発表されました678人

1か月で2倍以上になっている変異ウイルスです。

34の都道府県でいま確認をされております。

 

この変異ウイルスの内訳なんですけれども、元々イギリス型・南アフリカ型・ブラジル型の中で、イギリス型が圧倒的に多いというふうに言われていました。先週と今週、そんなに変わらないんですが、やはりイギリス型が増えているという事で、感染力が強いということですね。

 

(二木先生) そうですね。イギリス型が、一番感染力が強い。

 

(羽鳥アナ) やはり感染力が強いイギリス型が主流になっている。

 

そして沖縄です。

沖縄は、昨日、111人の新規感染者。2か月ぶりに100人を超えました。

玉城知事

 新年度になり、人の動きも活発になる

 至る所で注意が必要です」

 

そんな中で懸念をしているのが変異ウイルスです。

コロナ患者88人の検体をゲノム解析したところ、22人が変異ウイルス25% が変異ウイルスでしたよということです。この検体は、1月~2月に陽性と判明した人ということなので、その後はまた多くなっているのではないかと推測はされます。

 

 

しかも、22人の変異ウイルスのうち、「E484K」。このトゲトゲの所ですね。スパイクって呼ばれるものが1273でしたっけ、あるんですけれども、そのうちの484っていう、そのトゲトゲが「E」から「K」に変わりましたよっていうのが、「E484K」この青い所なんです。で、その501番目のやつが「N」から「Y」に変わりましたよっていうのが、「N501Y」です。

「N501Y」っていうのがイギリス型です。「N501Y」っていうのは、感染力が高い

「E484K」ワクチンの効果がちょっと減る。

で、このイギリス型の「N501Y」と「E484K」の両方があるのが、南アフリカ型・ブラジル型です。

そうじゃないのが、「E484K」です。これは、起原がどこか分かっていませんということです。

 

 

国内で、現時点で、そのイギリス型、南アフリカ型・ブラジル型、起原分かっていますよ。だから、対応が多少なりともできやすいですよっていうのが、678人ですが、それを上回る、さっき言った484番目が「E」から「K」に変わってますよだけの「E484K」っていうのが1156人いた。これ先生、だから、分からないからどうなんだろう?今のところはイギリス型・南アフリカ型・ブラジル型は対応が出来ているけど、なんだか分からないというのが怖いですよね。というのが沖縄。

 

(二木先生) そうですね。だから、いま変異株として注目をして検査をしているのは、「N501Y」(イギリス型) この変異が持っている感染力が強いという問題がありますので、やっぱり調べなきゃいけないと。それから「E484K」を南アフリカ型・ブラジル型はもっているので、感染力が強いのでワクチンが効かない。なので、厄介だなということで、この3つを調べているんですが、「E484K」だとワクチンの効果は落ちるかもしれないけれど、感染力はそれほど高くないんじゃないかという事ですので、あまり今積極的に調べていないんですけど、検査の過程で分かってくるんですね。ですから、これをどういうふうに取り扱うかっていうのが今後の問題。それから、こういうウイルスがさらに変異をして、「N501Y」「E484K」というものを持ってくると、結果、南アフリカ型・ブラジル型と同じように進化していきますのでね、そういうこともありますので、いまのウイルスの現状っていうのをつぶさに見て行かないと今後どういうふうに変わって行くか分からないということですよね。

 

(羽鳥アナ) 政府はどうですか?変異ウイルスに対する対策というか、考え方というか…

 

(田崎さん) あの、コロナ対策としては飛沫感染だから、これまでいろんな対策を打ち出して一部実効は上がっているわけですね。だから、特別にこの変異型ウイルスに対してどうしたらいいかっていうので、やっぱり従来のコロナ対策はあるんだけれども、変異型だからどうしたらいいっていう部分は無いって言うんですよね。

 

(羽鳥アナ) でも、玉川さん。ウイルスが変異するっていうのは当然のこと。これからさらにどんどん出てくるのであろうという事だと思います。

 

(玉川さん) その、いま全部ゲノム解析やっていますけど、僕は、この前東大の先端研(東大 先端科学研究センター)に行ってきて、PCR専門の田中教授の話を聞いてきたんですけど、それぞれのそれぞれに対応する試薬っていうのがすでにあってですね、で、一発でどれがあるかっていうのをすでに変化が分かっているものについては、1回のPCRで全部分かるって言うんですよね。そういうふうな方法があるので、ゲノム解析はこういうふうなものじゃない毛質が現れてきているものを観ているっていうふうな意味なので、あんまり40%に増やす意味って…まぁ、やったらやったほうがいいと思うんですけど、それよりは、既存で分かっているものをPCRでちゃんと検出できる体制を全体に取って行ったほうがいいのかなと思うんです。


(羽鳥アナ)

さて、千葉県の職員が今週月曜日に送別会していましたというお話をしましたけど、ごめんなさい、間違っていました。午後9時から午後11時半までの2時間半滞在ということだったんですけれども、午後9時半からの滞在だったということで、より良くないじゃないかという。9時過ぎちゃっているじゃないかということで、訂正させていただきます。

 

 

はい。皆さんからのご質問をご紹介したいと思います。斎藤さん、お願いします。

 

Q. 従来型の時は暖かくなれば感染者数など減少していくのでは?といったような話があったと思いますが、新しい変異型のウイルスでは、暖かくなっても感染拡大を軽減できるなどを見込めないのでしょうか?

 

(二木先生) はい。これは新しいウイルスも前のウイルスも同じだと思うんですけど、やっぱり体の外にウイルスが出て行った時には気温が高い、それから湿度が高いとわりと早く死にますから、そういう意味では接触感染などの対するリスクは減ります。ですけど、現実にブラジルでは夏なのに、どんどん、どんどん感染拡大していますよね。結局、何が大事かというと、外に出たウイルスをそういうような形で、手で触れて接触感染するよりは、人から人なんですね。これは、暖かい時も寒い時もそれほど関係ありません。

寒い時期になると閉め切ったり、乾燥したりするので、より感染力が上がるということですので、残念ながら、やはり人と人との感染対策を徹底しないと暖かくなったから治まるということは、あまり期待できないのではないでしょうかね。

 

Q 変異型と従来型に同時にかかることはあるのですか?

 

(二木先生) これは、感染すると、ウイルスを同時に持つことは瞬間的にはあるかもしれませんけれども、もし症状が出るとすれば、どちらかのいわゆる人に対して毒力の強いもの方が優先になると思いますので、どちらかに限定されることになると思います。2つのものが同時に体の中で暴れるということはないと思いますよ。

 

(羽鳥アナ) やはり、特に飲食の時に感染の拡大防止、さらに気を付かなければいけないと。まん延防止措置は、ほぼ緊急事態宣言だという認識でいいのではないかというふうに思います。

お二方にお話をお伺いいたしました。二木先生、ありがとうございました。

 

(二木先生) ありがとうございました。

 

(羽鳥アナ) 田崎さん、ありがとうございました。

 

(田崎さん) ありがとうございました。