羽鳥慎一モーニングショー

2021年5月26日(水)放送より抜粋

 

 出 演 者

  森内浩幸先生     田﨑史郎      浜田敦子       羽鳥慎一 

   斎藤ちはる     玉川徹

 

 

(羽鳥アナ) おはようございます。

      5月26日 羽鳥慎一モーニングショーです。

 

今月末の期限となっております緊急事態宣言、9都道府県の緊急事態宣言ですけれども、大阪が、再延長を政府に求める方針を決めるなど、各自治体から延長を望む声があがっています。

 

再延長となった場合は、期限はいったいいつまでになるのでしょうか?また、アメリカの日本への渡航中止勧告によるオリンピックへの影響が懸念される中で、バッハ会長は、オリンピックに向けて「ラストスパートに入った」と発言しました。

 

 東京オリンピックに向け ラストスパートの準備はできている

 

そんな中、大阪府は―

 日本で最も多い重症者数が、まさにここ大阪の現状です

 緊急事態宣言については延長の要請をせざるを得ないと・・・

さらに―

 5月31日をもって緊急事態措置の解除を行うということは困難である

 緊急事態宣言を解除していいと思っておられる人は

 一人もいないのではないでしょうか

 

オリンピック開幕まで2か月を切るなか、緊急事態宣言 はいつまで続くのか?

 

 

(羽鳥アナ) ここからはお二人にお話をお伺いいたします。政治ジャーナリストの田﨑史郎さんです。田崎さん、よろしくお願いいたします。

(田﨑さん) よろしくお願いします。

 

(羽鳥アナ) もう御一方、長崎大学大学院 教授で日本ワクチン学会理事の森内治幸さんです。森内さんよろしくお願いいたします。

(森内先生) よろしくお願いいたします。

 

(羽鳥アナ) では、昨日の全国の感染の状況です。

 

新規感染者が3901人。重傷者が1294人。亡くなった方が105人です。

また、石川県で101人そして、沖縄県で256人と過去最多の感染者となっています。

東京の状況です。

きのうの感染者が542人。重傷者が前の日から3人増えて71人です。亡くなった方は9人

前の週の同じ曜日と比較をしますと、190人下回っているということになります。

12日連続で前の週の同じ曜日を下回るという減少傾向が東京では見られています。

 

そして、大阪です。

きのうの感染者数が327人。重症者数は、前の日から14人減りました。304人です。

亡くなった方が27人です。

前の週の同じ曜日と比較します。181人、きのうは減っています。

大阪も12日連続で、前の週の同じ曜日を下回る減少傾向というようになっています。

その大阪ですけれども、昨日対策本部が開かれまして、

緊急事態宣言の再延長の要請を決定いたしました。

なぜ、再延長を要請するのか?

吉村知事です。

 感染者は減少傾向にありますが、

 変異株は感染力が強く、厳しい状況にある点と

 医療提供体制が極めて厳しい点を鑑みた

ということです。

 

期間については、

 これは政府が判断することですが、

 短い期間では不十分ではないかと思います

ということです。

飲食店。現状は酒類の提供店は休業。その他は午後8時までの営業時間短縮要請ということですけれども、これは継続するということです。

そして、大規模所業施設、デパートなどについては、現在は生活必需品を除いて休業要請なんですけれども、土日のみ休業を要請するということを大阪では検討をしているということです。

その大阪の医療体制なんですけれども、現在運用されている重症病床数ですけれども348。そのうち、入院しているのが重症者数で304人。運用率、使用率が87.4% ということになっています。

一時期100%大阪は超えていました。それに比べると、だいぶ減ってはいますけれども、中東省の病床で重症患者を受け入れているのが18人という状況が続いてはいます。

そして、自宅療養者が5783人。入院・療養等調整中で自宅にいる方が2564人という状況です。

 

実際に大阪の病院は、どうなっていうのでしょう。

【受け入れ病院 ①】

現状です。軽症・中等症の患者を受け入れる大阪暁明館病院というところですけれども、コロナ用病床14床のうち10人が使用しているということです。(このうち1人は重傷患者。)軽症・中等症の病院ですが、1人重症患者がいらっしゃるということです。

 

担当者です。

 「第3波の収束時の入院患者は1人でした

 現時点では抑えられていません

 延長で感染者を減らしてほしい

としています。

 

【受け入れ病院 ②】

もう一つ別の病院ですけれども、こちらは大阪府内で中等症の患者を受け入れる病院です。

病床は70床ありますが、今45人。若干余裕はありますけれども、ただ、重症患者がここも中等症の患者を受け入れる病院ですが、重症の方が6人いらっしゃいます。

 

そして、状況ですけれども、

 先週の月曜日からようやく落ち着いてきて、

 亡くなる方も減ってきたのですが、

 今も毎日1~4人受け入れている状況です

ということです。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、大阪は感染者が減少傾向です。ただ、医療現場は依然と

厳しいという事ですが、いかがでしょうか。

 

(森内先生) あの、第一優先は命を救う事ことに置くのであれば、現状は厳しい状態が続いておりますので、まだまだ緩めることは難しいだろうと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。そうですね。そういった医療提供体制、そういうところも鑑みて、吉村知事は再延長を要請ということです。では、大阪以外の緊急事態宣言の対象地域はどうなのでしょうか。

 

こちらでも延長の要請の動きです。

小池知事。再延長について、昨日の発言ですけれども、

 きょうもゴールデンウィーク明けの傾向などを分析していた

 専門家の意見も聞きながら決めていきたい

ということで、きょう再延長要請の方向で東京は調整をしているということです。

 

さらにその他、

愛知の大村知事です。

 延長は言わずもがなです

 わざわざみんな延長と思っている所に

 こちらから政府に要請を言う必要はない

ということです。

 

福岡はきのう、宣言の延長を要請しました。その他、北海道・京都・兵庫・広島・岡山、こちらも延長を検討しているということになります。

 

政府も受け止めです。宣言の延長について。

田村厚労大臣

 延長も視野に入れながら

 専門家の評価も参考に最終判断したい

としています。

 

期限については、来月20日までの延長が有力ということです。ただ、政府内には13日までだという案も検討されているということですけど、田﨑さん、これはどちらになるのでしょうか?

 

(田﨑さん) これ、今週の金曜日、28日に決めるようになりますけれども、6月20日まで

の約3週間ということがほぼ決まった形ですね。で、13日という案もあったんですけれども、13日時点で切りますと、それからさらに延長するとなると、2週間とか3週間とかまた延長になるので、やっぱり6月20日にしたいと。これにはちょっと背景があって、6月23日が開会式の1か月前なんです、オリンピックの開会式の。で、その頃に東京五輪を無観客でやるのか、観客を入れるのかというのを決めたいと。で、その前に緊急事態宣言はできれば終わらせたい。終わらせられるかどうかっていうのは感染者数によるんですけれども、今そこを目標にしているということですね。

 

(羽鳥アナ) ん…。さぁ、今のオリンピックの関連。20日までの延長というのは、田崎さんの発言にもありました、ちょっとオリンピックにも影響しているんじゃないかということです。斎藤さん、お願いします。

(斎藤さん) こちら朝日新聞です。

 来月20日は、7月23日に予定するオリンピック開幕の1か月前にあたり、政府関係者は、オリンピックの縦鼻を進めるためのギリギリのタイミングと話していると言います。

宣言の延長により、できるだけ感染を抑え込んだうえで、オリンピックにつなげる狙いがあります。

官邸幹部は、ステージ2に近いところになれば観客を入れられる」として、感染状況を改善させ、オリンピックの無観客開催を避ける思惑ものぞかせています。

 

一方、感染力が強いとされる インド型変異ウイルス への懸念も出ていて、仮に感染状況が収まらず、再々延長とならば、「オリンピックはアウト」との危機感が政府関係者にあるということです。

 

(羽鳥アナ) 田﨑さんのお話にもありました、やはりオリンピックの1か月というところを考えてというところなんですね。

 

(田﨑さん) そうなんですね。これも政府ということもありますけれども、むしろ組織委員会内部で「観客入れてほしいな」っていうのが強いんですね。で、僕は、ここで無観客になるんじゃないかってことを申し上げたことが過去にあるんですけれども、これは自分の間違いって言うよりも組織委員会の考え方が、ずーっと変わってきているんですよ。だから、2月下旬に橋本聖子さんが会長になられた時点では「観客を入れた形でやりたい」というふうに言われていたんですけれども、4月末の五者協議の後は、「無観客も想定しなければいけない」と話されているんですね。で、橋本聖子さんが、なぜそう言われたかというと、4月25日から緊急事態宣言が発令された直後に五者協議があって、これじゃ難しいという感じなんですけれども、でも、5月12日までの期限でやって、5月12日から再延長になったと。あの、イベントを解禁しましたでしょ。50%、5000人以下という形で。で、それが、まぁまぁうまくいっているということもあって、クラスターが起きていないということもある。ならば、これ観客を入れる形にできないかなっていうのが、組織委員会内で強まっているんです。

 

(羽鳥アナ) その影響で、政府もそっちの方向に動いているってことなんですか?

 

(田崎さん) 政府は、もともと考えている人もいましたし、政府の中はね、ちょっと人によって分れますね。見ていますと。ここは慎重にやった方がいいんじゃないか。「やっぱり人流が生まれることになるんで、気を付けた方がいいんじゃないの」って言う人もいますけれども、「やっぱり観客入れった方がいいんじゃないの」って言う人もいて・・・

 

(羽鳥アナ) 入れますか!なるほど―。森内さん、まず、この宣言延長の期間については、どうお考えですか。

 

(森内先生) そもそも期間で決めようということ自体が、相手はウイルスであって、私たちのいろいろな思惑とは関係がないところで動いていますので、前回の緊急事態宣言の解除の時にも私ずっと申し上げていましたけれども、例えば、感染者数を2桁ぐらいまでは下げて行かないとすべての検出したウイルスについて、変異ウイルスであるかどうか。そして、それがどういう形で広がって来ているのかという解析をするのは、まず不可能だと思います。そこまで下げて、そして、ぶり返したときでもまだ時間的ゆとりが持てる所までもっていく。それが何らかの目標とそれが何の目的なのかを示して、みんながそこを目指して頑張る。うまくすれば13日かもしれない。少なくとも20日までかもしれない。その目安を立てるにしても、決めるのは日にちではなくて、やっぱりあくまでも感染をどこまで下げるかっていう、そこを具体的に示すべきだと私は思います。

 

(羽鳥アナ) 東京も大阪もご覧いただいているように、感染者数は減少傾向に確かにありますけれども、ただ、浜田さん、吉村知事の判断通しても今解除はないだろう。延長だという事ですね。

 

(浜田さん) あの、もちろん命を守る感染拡大を抑える病床の状況を改善するという事で、緊急事態宣言の延長ということは私は致しかたがないとは思っていますけれども、その延長の大きな要因がオリンピックのためであって、しかも観客を入れたいからというのは、これはもう本末転倒じゃないかというふうに感じます。なぜならば、この緊急事態宣言というので、苦しい思いをする人がたくさんいるわけですよね。例えば、飲食業の方とか、観光とか、小売業の方とか、営業自粛だったりとか休業を余儀なくされる方だとかいう人たちがいっぱいいるわけですよね。そういう人たちは、特に正規社員の方たちは、仕事を失っているわけですね。それがやっぱり感染を抑えるためなんだと、命のためなんだと言われれば、まだ納得は出来ると思うんですけれども、オリンピックのために逆算してという発想であればですね、これはちょっと皆さん納得できないんじゃないかなと思います。

 

(田﨑さん) 逆算しているんじゃなくて、延長なり期間設定をするとき、緊急事態宣言については、短い時で2週間。長くて1か月ぐらいなんですよ、ずっと。で、それで今回、その基準を決めるのに、ちょっと2週間じゃ短いなと。1か月じゃ長いなというのが第一の理由です。

 

(羽鳥アナ) 20日間の延長ということですね。

 

(浜田さん) で、もう一つ、緊急事態宣言を延長するのであれば、きょうの新聞各紙に出ていますけれども、困窮家庭への新たな支援への検討ということになりましたけれども、やっぱりこのsぢ円策というのをもう少し強化していかないとかなりの失業の状況とか、聞いていると厳しい状況になっていらっしゃる方がいらっしゃいますので、ここもセットでやらないと厳しいなというふうに感じました。

 

(羽鳥アナ) そこら辺の支援というのも今後しっかりと…

 

(田﨑さん) そうです。あの、今日新聞に出ている支援はやりますし、もちろん緊急事態が延長されれば、雇用調整助成金の事なんかも継続されるので、十分かどうかの議論はあると思いますが…

 

(羽鳥アナ) どうでしょう、玉川さん。

 

(玉川さん) あの、再々延長だとオリンピックはアウトだと出ていましたよね。でね、ちょっと第二回目、第三回目の緊急事態宣言の間、つまり前回から今回の緊急事態宣言までの間ってどれくらいあるのかな?って見たら、35日間なんですよ。3月21日~4月25日まで35日間間が空いていたんですね。で、前回、3月21日に解除する時の7日移動平均って301人なんですよ。だから、300人ぐらいの所で解除したって事ですね、前回。で、今回4月25日に緊急事態宣言がもう一回始まるときの移動平均は727人です。ここで今回の緊急事態宣言が始まったと。仮にですね、35日後っていうふうなところを見ていった時に、6月20日に仮に解除して、その35日後っていつかと思ったらですね、7月25日なんですよ。つまり開会式が終わって2日後。25日には35日間経っちゃうんですね。そうすると、6月20日に解除して、オリンピックにちょうど入った期間に、また緊急事態宣言のレベルに行っちゃうんじゃないかと。むしろ、これ例えば、変異株N501Yの割合でみると、5月の3日ぐらい~5月の5日ぐらいっていうのは、74.9%だったのが、おとといの時点、5月24日の時点だと、もう8割を超えているんですよ。東京で。そうすると、もっと早く感染が上昇していく可能性が高いわけですね。解除した後。そうするとオリンピックの直前ぐらいに1000人とかってレベルになる可能性が十分あるんですよね、東京で。で、これ、政府はどんなふうに考えているんだろうな?

と。つまり、一日1000人レベルの感染者になっても緊急事態宣言を出さないままオリンピックに行くのか、それとも緊急事態宣言を発出した中でオリンピックに入っていくってことがあり得るのか、この辺は田﨑さん、どうなの?政府どう考えているんですか?

 

(田﨑さん) あの、僕が聞く範囲内では「、緊急事態宣言発令した中ではきついだろうな」って思われている方の方が多いと思います。今の段階で。だから、今、玉川さんが言われたように、オリンピックは実際に開幕した時点で感染者数がどうなっているか。玉川さんが言われた可能性もあるし、一方でそこまで至っていない可能性もある。至っていない可能性があると思うのは、後で触れますけど、やっぱりワクチンなんです。欧米をみますと、ワクチンの接種が進んでいる所は、感染者数が減ってしますから、それと同じことが期待できるんじゃないかって見方も政府内にはあるってことです。

 

(羽鳥アナ) ワクチンが順調に進んでいけばという事ですね。

 

(玉川さん) これ、もう一つ、お聞きしたいんですけど、あの、いい悪いは別にしてですけど、どうしてもオリンピックをやりたいんだっていうふうなことで言えば、7月の第1週とか、極端な話、第2週ぐらいまで緊急事態宣言を続けて、そこまでずーっと抑え込んだ後だったら、あの大丈夫という考え方もあるわけですよね。この選択肢っていうのは政府は考えなかったんですかね。

 

(田﨑さん) あ、政府は考えなかったんですけれども、僕はそうしたほうがいいんじゃないかなと実は思っていました。政府は考えてなかったです。というのは6月25日が東京都隗議員選挙が告示されるんですね。7月4日投票なんですね。で、選挙ならば自然と人流が生まれるに決まっているんですよ。僕は、「そこの期間も緊急事態宣言発令したほうがいいんじゃないですかね」って、実は日曜日にちょっと政府のある方にしたんですけれども、「いやーそれはちょっとね」って感じで。経済面の影響が大きいんですけれども、やっぱり無観客にした場合、今チケットを持っている人たちに払い戻さないといけませんよね。で、その準備とかを考えると1か月は取っておきたいということですね。

 

(羽鳥アナ) ん…ということですね。現状では6月20日までというのが有力ということになっています。

そして、オリンピックの影響がどうならかっていうことなんですけれども、アメリカ政府が出しました日本への渡航レベルの引き上げ。日本へは渡航中止という勧告になりました。

この勧告の理由は、CDC疾病対策センターですけれども、日本の状況では、ワクチンを完了した人でも変異ウイルスに感染するリスクがあるという指摘です。

 

アメリカの渡航レベル4段階ですけれども、日本はこれで一番厳しいレベルになりました。

151の国と地域がこのレベル4というところになります。他に感染しているインドやフランスなどもここに含まれています。

基準があります。

過去28日間の感染者数の累計 人口10万人あたり100人を上回った場合

日本の直近28日間の感染者数 約120人ということで、この基準を超えているということになります。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、このアメリカの措置についてはどのようにお感じになりますか?

 

(森内先生) 決まった基準に沿って淡々とやっていることで、オリンピック云々とは関係なしに決まったと思います。ただあの、アメリカから日本がこういうふうな仕打ちというわけじゃなくて、警告を受けたのは今に始まったことじゃありませんで、かつて日本はアメリカにとっては、はしかの最大の輸出国だったしですね、ワクチンで防げる病気を日本はコントロールできていないっていう、そういう観られ方は昔から続いていて、2007年のはしかの流行の時、2013年の風疹の流行の時、同じような事を言われていますので、今回もまたそれか!というところかと思っています。

 

(羽鳥アナ) なるほど。さぁ、この勧告、どういう影響が出てくるんでしょうか。

 

アメリカのオリンピック委員会ですけれども、これはもう伝えられていますが、

 選手・スタッフの感染予防策と渡航前後・大会期間中検査を行うため

 代表チームの安全な大会参加には自信を持っています

ということです。 アメリカの代表選手 およそ600人と言われています。

 

東京オリンピック・パラリンピックの開催について、

 それを実現しようという日本の政府の決意を支持するという

 アメリカの立場には、何ら変更はないと考えています

という加藤官房長官。

 今回の勧告、判断等で選手団の派遣は関連していない

 という説明をアメリカからは受けています

ということです。

 

二階幹事長も昨日、記者に質問されました。

渡航中止と言ったこういう状況でオリンピックできるんですか?

という質問に、

 渡航中止とオリンピックをすぐに短絡させず

 状況を見極めたい

 開催については最終的な判断を下していかなければならないと

 緊張している

ということですけれども、

田﨑さん、これ勧告はオリンピックに影響はないんだということですか。

 

(田﨑さん) そういう二階さんの趣旨だと思うんですけれども、緊張してると言われると、これ中止考えているのかなっていう感じも与える言葉なんですね。

(羽鳥アナ) これ、緊張するってどういうことなんですか?

(田﨑さん) 二階さんの発言、かなりおおざっぱなんですよね。で、4月15日ですけれども、オリンピックについて、「これ以上無理だったら、すぱっと止めなきゃいけない」っていう話をされて話題になりました。だから、そこはね、あんまり緻密に詰めない方がいいんじゃないかと。二階さんの発言については。

 

(羽鳥アナ) なるほど…そんな中で、バッハ会長です。

東京オリンピックに向けて、昨日の発言ですけれども、

 ラストスパートの準備は出来ている。

 最優先事項は全員にとって安心で安全な大会を運営することです。

 

 各競技のワールドカップや世界選手権を開催 

その開催について

 合計でその国際大会に5万人以上の選手が参加しました

 これは東京オリンピックの開催に自信を与えてくれる

 全員の健康を守りながら

 大規模な国際大会を開催できるということが

 ワールドカップや世界選手権で証明された

という話をしています。

 

そして、ワクチン接種について

 ワクチン接種は、あなた方や選手を守るだけではありません

 主催してくれる日本の方々への敬意と連帯の証明でもある

ということですけれども、

 

(羽鳥アナ) このバッハ会長の発言というのは政府はどのように受け止めているのでしょうか。

 

(田﨑さん) あの、バッハ会長の発言なり、あの…どうかなっていうところが政府の考え方・見方ですね。

(羽鳥アナ) どうかな?って

(田﨑さん) どうかなって言うかね…正直ありがた迷惑。オリンピックをやるという事についてはありがたいんだけれども、あんまり日本国民の感情を逆なでするような事は言わないでちょうだいと。だから、コーツさんも緊急事態宣言下でやると言われると、そりゃあ「日本国民、なんだ?」ってなりますよね。で、わりと日本政府あるいは組織委員会の方も非常に言葉を注意しながら進めるという事をしているわけです。しかし、それをなし崩しにするような発言をされると、ますます国内で中止論が強まってしまうんですよね。だから、ありがた迷惑。

 

(羽鳥アナ) なんか働きかけしたんですか?急にマイルドな感じ。

 

(田﨑さん) それはね、やっぱりIOCも日本国内の世論をチェックしていると思いますよ。だから、気を付けなきゃいけないと思ったんじゃないですか?

 

(羽鳥アナ) 森内さん、どうでしょう。バッハ会長のワクチンについての発言については…

 

(森内先生) えーと、ワクチン接種だけでは勿論ないですけれども、ただあの、どのくらいの対象ですよね。これ、関係者と選手だけで済むことではない。実際上、来日する数としては、マスメディカの方とか政府関係者の方とか相当数おられる。その中でどれくらい接種がきちんと行われて、2回目の接種の後、1~2週間は最低でも空けるような形で来日されるのかとか、具体的なところが分からない中での言葉だけでは何とも評価のしようがないかなと思っています。

 

(羽鳥アナ) そうですね。選手を大会関係者は、まだコントロール可能なところもあるかもしれないですけれども、メディアとなるとちょっとなかなか大変なのかなというところになってくると思いますが、さぁ浜田さん、オリンピック、先ほどの宣言延長の時もそうですけれども、今回もこの渡航は中止ですよっていう勧告が出ている状況ではあるんですけれども、どうも選手の派遣には関係ないようです。

 

(浜田さん) そうですね。ちょっとオリンピックとは少しずれるんですけれども、あの、今アメリカから帰国されたばかりの医師の方に先日お話を伺ったんですけれども、日本の検疫ってものすごくチグハグだなと思いました。アメリカからいま帰国される方は、2度ワクチンを皆さん打っていらっしゃるんですよね。で、このCDCの勧告をみても、もちろんアメリカから帰国される方のほうが感染リスクがあると言っているわけですよ。にもかかわらず、ワクチンを打っていらっしゃらない方と同じような検疫の導線に乗せられて、「今2週間隔離をされている」という事をおっしゃっていて、ここもどうなのかなと思うんですけども、いろいろなところで指摘されているようにアプリを使って位置情報の確認をやっている。このアプリがうまく作動しないとかですね、この検疫の状況で本当にあの数の方が、選手は別ルートだと思いますけれども、メディアとか関係者とか、いろんな関係者の方々が何万人と入って来る。検疫をさばけるのかなという不安をちょっと思いました。さらに、東京に入られてからの行動計画を出させるということなんですけれども、それをどういう形で監視していくのか。選手の場合は選手村に居て頂いて、とにかくプレイブックに違反したら参加資格のはく奪という厳しい基準があればですね、それを破ろうとする人は少ないと思うんですけれども、大会関係者、スポンサー関係者、特にメディア関係者はあくまでも自制を促しているだけだと思うので、ここをやっぱり行動抑制をしてもらうっていうのは、ほぼ不可能じゃないかなという感じがしています。

 

(羽鳥アナ) これ、田﨑さん、どうなんですか?選手村に泊まる人以外の行動抑制という事に関してですけれども…

 

(田﨑さん) だから、そこはね、あるホテルを借り切り状態にして、そこで行動してもらって、そこから取材先に行ってもらうとか。

 

(羽鳥アナ) じゃあもうメディアも指定の所に入れるっていうこと…

 

(田﨑さん) だから、そういうことを今検討しています。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、浜田さんの検疫の話についてはどうですか。ワクチンを受けた人と受けていない人の検疫が一緒のラインになっているっていう…

 

(森内先生) ただ、これなかなか難しいのは、ワクチン2回接種した場合で、感染を防ぐ効果は85%と高い水準が期待されていますから、逆に言うと15%はやっぱり感染しうるわけで、しかも症状がほとんど出ないような形。そうなると、流行が非常に拡大している地域で2回ワクチン接種している人の方がワクチン打っていないけどあまり流行していない所よりもウイルスを持ち込む可能性っていうのは残ってはいると思います。ですので、検疫をきちんとチェックしていくべきだろうと思います。

ただ、さきほどの…マスメディアの方を前にして言うのは大変失礼ですけれども、たとえホテルを決めてやっても、たぶん出ていきますよね。だって選手の方は破ったらはく奪という厳しい措置がありますけど、雌メディアの人にとってはむしろおとなしくそこに居て取材が出来なかったら、本社のほうをクビになっちゃうわけですから、こちらの方がよほど怖いですよね。ですので、必ずそれくらいの緩い規制だったならば、どこかに飛んで行っていろんな取材をして、なかには感染しているけど検疫をスルーしている人たちがウイルスを広げるとか、逆に日本から持ち帰って本国でまたトラブルになるとか、そういうことは起こり得ると私はやっぱり危惧しています。

 

(羽鳥アナ) やっぱり、いかにほかのメディアがやっていない取材をするかっていうのが通常のオリンピックではそうなので、今回がそこも規制するっていうのもあるかもしれないですけど、監視するとかそういうのが一応案としてはあるんですか?

 

(田﨑さん) あるんですけど、先生がおっしゃるように、僕らの商売信用されていませんので、気を付けないといけませんね。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、どうでしょうね。このレベルが上がったというのは昨日もお伝えしましたけれども、やっぱりオリンピックへはラストスパートなんだということです。

(玉川さん) そうなんですね。あの、鮮明に違いが出ているのは、そのオリンピックをしたい人たち。だから、日本政府だとか、それからIOCとかですね、「ラストスパートだから問題ない」というわけですね。でも一方で、その利害に関わらないのがメディア。例えば日本のメディアだけじゃない。むしろ海外のメディアですよね。アメリカのメディアとか、イギリスのメディア。そういうふうな所は、一斉に「これはやばい!」っていうふうな報道をしているわけですよ。例えばBBCなんかは、日本人はいま外圧を望んでいるということまで書いているんですよね。あの、多くの日本人が中止・延期で8割になるわけでしょ。で、今年中の開催は無理だって考えているのが8割だっていうような形で海外に伝わっているわけですよね。世論調査の結果が。そうすると、ただ、いくら世論が8割そういうふうになっても全然止まらないよね。政府もIOCも全く止まらないよと。で、止めるのはどうしたらいいんだ?って言ったら、外圧しかないっていう、なんかものすごく本質的な所をBBCは見ているなと。たぶんやっぱり僕も外圧しかないんでしょうなって思いますよね。これ止まることがあるんだとすれば。

 

(羽鳥アナ) 政府はもうやる。やるためにはどういうふうにすればいいのかっていうところを今の時点では考えているっていうことですかね。

 

(田﨑さん) 組織委員会・政府だけじゃなくて、小池東京都知事もおそらくそうなんですよ。で、緊急事態宣言延長になった5月12日の時点で、東京都も劇場とかイベントは許可しているんですよ。一方、映画館とか百貨店は閉じたままなんですけど、その矛盾もあるんですけれども、いわゆるイベントを50%、5000人以下という事をむしろやっているんですよね。これは、オリンピックで観客を入れる時のある種の実験やっているみたいなものなんです。で、それを小池さんもやっているってことなんです。

 

(羽鳥アナ) それは東京のスタンスのあらわれだって事なんですか?

 

(田﨑さん) そうです。

 

(羽鳥アナ) やる方向にもちろん進むわけです。中止が決定しているわけではないので。じゃあ、その場合に有効なワクチン、選手に打つっていうこともありますけれども、選手以外にも接種という動きも出てきました。

 

きのうです。丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣。

選手以外のワクチン接種について。

 選手団と一体になって活動する大会関係者

 ファイザー社の無償提供の対象として接種を行う事を検討するよう

 IOCから提案がありました

ということです。

 ファイザー社からは 選手用の分と合わせて

 2万人分のワクチンが無償提供されることになると伺っている

ということです。

 

選手と大会関係者は、どれくらいいるのでしょうか?

2万人分のワクチンということですが、

  日本選手団  選手・コーチは、約2500人です。

  大会関係者 となると、

 ボランティアは、約8万人組織委員会は、約8000人

全員分には、なかなかいかなそうだな、ということになります。

 

じゃあ、接種対象者はどういうふうにするんですか?

丸川大臣。

 審判や頻繁に各国の選手に接触するスタッフについても

 接種できるように調整を行っていく

 ボランティアの中でもいろいろあるけれども

 海外からの関係者を誘導される方

 通訳の方などを想定しています

ということです。

オリンピックのボランティアですけれども、2つに分かれます。

  シティキャスト    フィールドキャスト  という分け方です。

シティキャストは、観光客に交通や観光情報を提供する役割をする人。

フィールドキャストは、選手村や競技会場で観客サービス。競技運営や選手のサポートをするボランティアの方ということになります。

 

それぞれの方にお話をお伺いしました。

まずは、 シティキャスト  として活動する予定のAさんです。

Aさんは50代ですけれども、駅で観光客を案内する予定だということです。

 夫、子供、両親に基礎疾患があり

 ワクチンを打っていない状態でボランティアをして

 万が一 感染して家族にうつしてしまって亡くなってしまったらと不安です」

ということで、週3回というボランティアのシフトを週1回に変更したということです。

ボランティアのワクチン接種についてAさんは、このようにお話されています。

 一番感染しやすい駅周辺や会場周辺の人混みの中

 ボランティアをする私たちの方が本当はリスクが高いのではと思う

 シティキャストにもワクチンを優先して打ってほしいです」

ということです。

 

そして、もう一つの分野、フィールドキャストです。

  フィールドキャスト として活動する予定のBさん。

Bさんは、横浜競技場でカスタマーサポートをされるということです。

カスタマーサポートというのは、会場内の観客や大会関係者の案内を行うということで、選手に接することはなさそうだということです。

 ボランティアについて正直すべてが不安です

 開催されるかも不安だし

 お客様に触れる場所でのボランティアになると思うので

 感染リスクについても不安 辞退するか今でも迷っています

ということです。

このBさんは、このボランティアのワクチン接種について、

 これは賛成ですが、私はおそらく

 (選手に触れることがないので)対象にならないと思います

 摂取しないボランティアがいる限り

 いろいろな人を介して選手や関係者に

 感染を広げるリスクは残るんじゃないかと思います

ということです。

 

(羽鳥アナ) 田﨑さん、この大会関係者についてのワクチン接種についてですけれども、この数だけ見ると、ちょっとファイザーだけでは足りない感じがしますが、どこまで考えているのでしょうか?

 

(田﨑さん) 小池東京都知事は、警視庁の方と消防署の方は、ワクチンは優先接種すると話をされていますから、あの、なんとかやりくりしてボランティアの方には全員にやってあげた方がいいと思いますよ。本当にボランティアでやろうとされている方がここで感染リスクを背負わせるというのは申し訳ないと思います。

 

(羽鳥アナ) もちろん、警察の方も消防署の方も大事なお仕事ですからされるべきだと思いますが、やっぱりボランティアの方は接種したほうがいいんじゃないのかなと思いますが、森内さん、現実の話で数が足りないとした場合、優先順位という言い方はあれですけれども、どういう人に打つとより効果的でしょうか。

 

(森内先生) そもそも、どういう形態で開催するかによって、そこは大きく違うと思います。海外からほとんどの観客が来ないのであれば、シティキャストは殆どいらないわけですし、また国内の観客も無観客でやるとなれば、これはフィールドキャストだって殆どいらないわけですので、まずは、どういう形態で開催するのかを早く決めないと、どういう人たちに接種するべきかは決まらない。そして、2万人ってこれ、急がないと間に合わないんですね。先ほども話しましたが、3週間の間隔を空けて2回目の接種をしてから2週間ぐらい余裕を持っておきたいとなると、すぐにでも始めないといけない。2万人の人たちをすぐに始めるとなると、またそれ用の大規模開場を作って、そこに人員を投入することが出来なければ、これ絵に描いた餅になってしまいますので、早くやっぱりこの開催形態を決めて、接種する人たちをリストアップし、それをどういう形で接種できるのかの具体的な案を出さないと、「2万人分ぐらいありますよ」とかってことだけで実採用できることではないと思います。

 

(羽鳥アナ) 開会式は7月23日ですから、その前から当然来る人は来るわけですから、ボランティアも必要になると思いますから、本当に時間としては、やるんならば一日も早くっていうことなわけですね。

 

(森内先生) そうですね。来月入ったらすぐにでも開始されていなければ、もう間に合わないと私は思います。

 

(羽鳥アナ) はい。さぁ、浜田さん。オリンピック、開催するならばボランティアの接種というのは、これは必要な事だなと思います。

 

(浜田さん) はい。でも、森内先生のおっしゃる通りだと思います。やっぱり、もう私は開催しない方がいいとは思いますけれども、開催をするのであれば、ミニマムな形にするしかないと思っています。先ほどの田崎さんのお話では6月20日まで緊急事態宣言を延長する予定だとして、そこからどれくらい感染が落ちたかで観客を入れるかどうかって事を判断されるとおしゃっていたと思うんですけど、その段階から判断で、例えば、ボランティアの人たちの心の準備なんか多分できないと思いますよ。ワクチン接種も間に合わないですよね。なので、やっぱり観客を入れるかどうかは、もう少し早く判断しない事には、どれくらいボランティアの人に協力していただくかも読めないと思います。観客が居なければ、やっぱりシティキャスト・フィールドキャストかなりボランティアの数を減らせると思いますので、皆さんが不安に思っていらっしゃるのであれば、「ボランティアしなくて大丈夫ですよ」ということで、そうすれば安心もしていただけると思いますので、いかに参加する人をミニマムに抑えるか、観客もなしでやるかという方向に早く切り替えるってことしかないと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。観客を入れる、入れないの判断は1か月前ってことなんですね。

 

(田﨑さん) 6月20日過ぎごろの判断するんじゃないかと思います。

 

(羽鳥アナ) 緊急事態宣言の様子を見てってことですね。さぁ、玉川さん、どうでしょう。この選手以外のワクチン接種ですけれども。

 

(玉川さん) 僕は、オリンピックがあるかないかは別にして、ボランティアの方も含めて、全員希望者にはワクチン接種をしたほうがいいと思います。とにかく、逆に、この8万人のボランティアの方とかいらっしゃいますよね。この中で、ワクチン接種をした人だけがボランティアに着けるぐらいでもいいかなと思っていますよ。あの、当然不公平感とか言う人が出てくるかもしれないですけど、でもね、打てるんだったら、きちんと多くの人が打った方がいい。希望する人だったら、なるべく多くの人に打つべきだっていうのが大原則だと僕は思っていますので、で、今日の読売新聞オンラインで、独自って事で読売新聞が書いてきたんですけれども、職場でモデルナのワクチンを使って診療所とかで産業医を使った接種っていうのも検討をしていると。これに関しては、年齢の優先順位とかは作らない。むしろ、社員の家族にまで打つことも検討していると。企業規模も数十人規模の企業では、できる所ではモデルナのワクチンを使って打ってもらうっていうふうな方向で検討が始まっているというふうな記事が出ましたね。なので、もうどんどん打てるんだったら打てばいいんですよ。ワクチンはありますから。むしろ、モデルナのワクチンをどこにどういうふうに使うかっていうのを困っているぐらいですから。なので、モデルナのワクチンがあるんだから、IOCから提供なんてことじゃなくても、オリンピックやるかやらないかは別にして、希望者にはどんどん打つというふうな事が必要だと思います、僕は。ボランティアとかも含めて。

 

(羽鳥アナ) 政府もオリンピックをやるという方向でいるならば、例えば、東京の大規模会場とか、東京って自治体がちょっと頑張っているんで、若干余裕が今あるじゃないですか。そこらへんも活用という…

 

(田崎さん) だから、あの、どんどん打てるようにして、これ産業医の事は、これ菅総理が前から考えていらしたことなんですね。で、それで、会社単位で打ってもらえれば、あるいは会社が入っているビル単位でやれば、かなり進むんじゃないかと思われるんです。

 

(羽鳥アナ) そこは進めていく方向。 (田﨑さん) そういう事です。

 

(羽鳥アナ) はい。浜田さん、オリンピックで言うと、パブリックビューイング、ちょっと気になっているという・・・

 

(浜田さん) そうなんです。今ツイッター上でも署名が盛んになっていますけれども、やっぱり代々木公園でオリンピック期間中にパブリックビューイングをやるということで、代々木公園の一部の木の枝を剪定することが始まっていますよね。で、枝を剪定するのをみんな起こっていますけれども、それ以上にこれだけ人流を抑えなければいけないという時に、1日3万人規模のパブリックビューイングをやっても大丈夫なのかっていう不安の声が高まっていますよね。この点を森内先生は、どういうふうに思われますか?

 

(森内先生) えーと、パブリックビューイングが、どのような環境の中で行われるかによっても違っては来るとは思いますけれども、やっぱりあの、接種が少しでも進んでいけば、集団免疫パーフェクトでないにしてもある程度確率しますので、そういうふうな会場内での感染リスクもどんどん下げて行くことはできると思います。ただ現状、そういうふうな所に行く人の接種率っていうのは、それほどまだ高くなっていないだろうと思いますので、そういうリスクをちゃんと考えながら、やるかどうか決めざるを得ないんだろうと思います。どれくらいのリスク化は知りません。会場の状況とか人数とかによって全然違ってくるとは思います。

 

(羽鳥アナ) はい。コロナが起きる前の想定で3万人、3万5000人ぐらいのパブリックビューイング。これ田﨑さん、都が主導なんで、国がどこまで言えるのかちょっとわかんないですけど、どうなんですか?どう考えているんですか?

 

(田﨑さん) どんな状況でやるかですよね。ちゃんと密にならない状況でやれるのか?そういうところで、そこはやっぱりパブリックビューイングを本当にやるのかどうか僕は知らないですけれども、やるにしても本当に十二分な注意が必要だと思いますよ。

 

(羽鳥アナ) はい。玉川さん、そこいかがです?

 

(玉川さん) ん・・・まぁ屋外なんですか?屋外でマスクをして、あの、そんなに密集にならないようなントロールができるんであれば、それも声を出さないでね。でも、普通は応援って言うと、「ワーッ」って言いたくなるじゃないですか。

 

(羽鳥アナ) 「ワーッ」ってやりに皆んな行くんですから。

 

(玉川さん) でも、「ワーッ」ってするなって言ったら、そもそものパブリックビューイングの意味がないような気がするので、可能、不可能で言えば、可能だと思うんだけど、そんな静かなパブリックビューイング意味あるのかな?と思いますね。

 

(羽鳥アナ) イベントを盛り上げようというのがパブリックビューイングですから…

 

(浜田さん) あとやっぱり、これまでの緊急事態宣言でも百貨店とか映画館自体は感染のリスクがないと言われているのに休業要請があったのは、開いていれば人が動くからということで、本当にお願いをして休業をしてもらっているわけですよね。パブリックビューイングもそこに行って、いくら感染対策がしてあっても、人が動くわけですよ。その時期にどれくらいの感染状況になっているかにもよりますけれども、やっぱり矛盾しているんですね。いろんなメッセージが。

 

(羽鳥アナ) 確かにそうですね。そこはちょっとね…しっかり考えてもいいのかなっていう感じがします。

さぁ、そしてワクチンの接種についてです。これちょっとオリンピックとは離れますけれども、一日100万回接種に向けてということで、

政府は、かかりつけ医に向けて診療所への報酬を引き上げるという方針を決めました。

 

どのくらい引き上げるのか?

今、平日の昼間に摂取した場合は1回あたり2070円です。休みの日だともうちょっと金額が高くなります。

これにプラスして、7月末まで4週間以上ワクチン接種を続けた診療所

週に100以上接種したところは、1回あたり2000円

週に150回以上やったところは1回あたり3000円をプラスしますよ。上乗せしますよということです。ですから進めていきましょうということ。

 

あと、+ファイザーのワクチンでちょっと基準が変わります。

日本でも海外と同様に対象年齢を引き下げよう。そして冷蔵保存の期間が変わるという事です。

今ファイザーのワクチンは16歳以上です。

そして保存方法は、解凍後、冷蔵保存(2℃~8℃)で5日間だったのが、

対象年齢が12歳以上になりまして、保存方法は、解凍後冷蔵保存(2℃~8℃)で1か月大丈夫ですということです。

 

これ、12歳以上になる根拠は、先月ファイザーが未成年に対して治験をしまして、12~15歳も有効性が高い。で、1か月の前提っていうのは、解凍したワクチン、「冷蔵庫で1か月保存しても性能は安定している」ということを示すデータを今月ファイザーは発表しています。で、こういうことになりました。

田村大臣もどこまで検討しているか?

 有効・安全性が確認されれば、薬の添付文書の書き換えを検討している

ということで、

 今週の金曜日に審議会で議論をする

その議論の結果によっては、この基準の変更、日本でもあり得るということです。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、この変更についていかがでしょうか。

 

(森内先生) まず、ちゃんとデータとして確かめられているものですので、この冷蔵保存が1か月間 になるというのは非常に接種しやすくなると思います。また、長期化も-20℃~-70℃で大丈夫というデータも出ていますので、そういう縛りが無くなると、今まで以上に接種しやすくなると思います。接種をどんどん進めようと思えば、特にかかりつけ医の先生にどんどんやっていただこうと思ったら、私自身はちょっと金額でのニンジンぶら下げてもどこくらい効果があるのかはよくわからないんですけれども、それよりはもっとインフルエンザのワクチンと同じような感覚で気軽に接種ができる。集団接種はお互いに知らない同士であって、かかりつけ医の所であれば問診はあっという間に終わり、そして安心してお互いに受けることができる。その障壁になっていたのがファイザーの扱いにくさというところだったので、それがまず、壁が一つ無くなる。もう一つ、あの、承認しながら使わない例は、アストラゼネカのワクチンですけれど、これは低年齢に使うのは、私は反対ですけれど、60歳以上の高齢者であれば有効性も安全性も十分に確認されているワクチンなので、使うんだったら、さっさと使えるようにして、かかりつけ医とか、僻地の方で今のファイザーのワクチンだったら運んでも接種するのが難しい所にどんどん進める。そういう選択肢を広げることによって、接種率を高いところまで一気に持っていくことは可能だと思いますので、できる対策は何でも使っていくべきではないかと思います。

 

(羽鳥アナ) そうですね。田﨑さん、政府もとにかく進めるんだって・・・

 

(田﨑さん) かかりつけ医に対する接種拡大に向けてこういうことをするんですけれども、効果があればいいんですけれども、ちょっと不安なのは、僕自身対象年齢なんですね。で、自分のかかりつけの所へ行って「打ってくださいませんか」って話をしたら、そこはやっていないって言うんですよ。で、ほかの近くの医者へ行きますと、「普段かかっている人しかうちではやりません」って言われるんですよ。で、かかりつけ医は決して万能じゃなくて、例えば、九州のある市長さんに聞いたんですけれども、地元の医師会がかかりつけ医でやってくれないと。で、「全部集団接種でしか医師会はやりません」って言われると。それ、なぜそんなに恐れるかっていうと、そこで副反応を起こされてアナフィラキシー起こされると、かえって面倒だと。「面倒なことをやりたくないんだ」っていうお医者さんも居るわけです。現実。だから、あの、日本医師会の中川会長が、「医師会は使命感に燃えている」と言ったんですけれども、これ本当に燃えているのかな?と。優れているお医者さんの問題です、これ。

 

(羽鳥アナ) 本当はね、中川会長に強いメッセージを発してほしいんですけど、もうそのメッセージがどれくらい効くのかっていうふうになっちゃったんで、なかなか難しいかもしれないですね。さぁ。浜田さん、とにかくその広げて行こうっていう出来る限り効果が期待できるかわかりませんが、なんとかしようという方策は取っています。

 

(浜田さん) そうですね。あの、一方で私の知り合いの医師の方とか、海外で研究されている方なんかも帰国されてボランティアで打つ方もたくさんいらっしゃいます。なので、やっぱり、結構使命感に燃えていらっしゃる方はいらっしゃるというふうに私は思っています。で、一方で、今救命救急士の方も打てるように検討しているという報道がありますけれども、私はこれは逆に森内先生にお伺いしたいのは、救命救急士の方が打てるようになれば、感染の現場の方ですね、そちらの救急車の方も大変だと思うので、こちらへの影響がないのかということと、一部看護師さんなどから聞いているのは、ワクチン接種の方を強力に推し進めるために、こちらに金額をかなり、財源なんかを投入されていると思いますけれども、一方で例えば、重症病床とか、そういったところの看護師さん、医療従事者の方への対応が依然として、なかなか改善されてなくて、こちらで働いていらっしゃる看護師さんたちが「ワクチン接種の方が待遇がいいんだったら、そっちに移ろうかな」みたいな話もされているというようなことも聞いていて、やっぱり感染を抑えることとワクチンを促進するっていう、このバランスがとっても難しいんじゃないかなと思うんですけど、いかがなんでしょうか。

 

(森内先生) あの、おっしゃる通りだと思います。救命救急士の方たちに、ワクチン接種に回るよりも、今本当に救急の現場は大変ですので、そちらの方でやっぱりフルに力を発揮していただくべきだし、もちろんその方たちがワクチンを接種されるという事が一番大事ですけれども、ちょっとあの、人の使い方間違っているような気はいたします。本当にまだ重症の患者さんを診ている所は救急な状態なので、そこにもっと手厚く、接種の所でお金をもっと上げるという事ではなくて、そういう所で頑張っている人たちに、もうちょっと報酬をあげるのが本来の筋だと私は思います。で、インフルエンザのワクチンを通常接種している人たちが、このファイザー・モデルナのワクチンを接種するのが、怖いともし思われるんだったら、その人はやっぱり医学的にどうかな?と思います。インフルエンザのワクチンだって100万分の1回起こっているわけで、それよりも何倍か高く確率として起こりますけれど、目の前で起こったアナフィラキシーの対応もできないのであれば、今後インフルエンザのワクチンもやめて頂いたほうが多分いいだろうと思います。

 

(羽鳥アナ) 玉川さん、これ広げようという方策ですけれども。

 

(玉川さん) あの、とにかくワクチンをどんどん打ちましょうという事に関しては、支持なんですね。そこに関しては、完全に。政府に関してもどんどんそこはやってほしいと。特に、接種率。一日当たりの接種数を増やすんであれば、やっぱりこれ、産業医ってところは、無視できないですよね。あの10万人いらっしゃるってことです。仮にこの産業医の10万人の方々が平均して一人10人に打つだけで100万人になるんですね。一日。

だから、これはものすごい数ですよ。だから、高齢者の方々が今50万人ぐらいまで、一日いっているのかな?ここをいくら増やそうと思っても100万人にもっていくのは、なかなか難しいかなという状況ですよね。そういう中でファイザーのワクチンではないモデルナのワクチンで産業医が打つって事で、例えば、50万人でも打てば、高齢者じゃない人から高齢者への感染というふうなことからも感染が抑えられるというふうなことで、シミュレーションで高齢者だけじゃなくて、高齢者以外の人も一緒に打ったほうが収束は早いっていうふうなシミュレーション、前も紹介したんですけれども、それは確かだろうと思うんですね。なので、政府が企業の産業医を活用して高齢者以外にも打っていくって事が、実は完全収束のためには非常に有効ではないかと僕はいま考えています。

 

(羽鳥アナ) はい。それでワクチンを進めるということで、大規模接種ですけれども、おとといから来週分の予約が始まっているんですけれども、

大阪は、第一弾と同じくすぐに埋まったんですけれども、東京が昨日の午後5時の時点で7万件分の3万7000件っていう、ちょっと余裕があります。

このちょっと余裕があるよという状況について、加藤官房長官ですけれども、

 きのう2日目です。

 今後予約状況を見ていく必要があります

 仮に予約状況が降る水準に達しないという見通しが立てば

 範囲を東京以外にも拡大していく

 今は1都しかやっていないのでいろんなことも含めて検討していく

ということです。

 

(羽鳥アナ) 再来週には1都3県になるんですけれども、そこも前倒しみたいなことも考える。

 

(田﨑さん) これ前倒しすると混乱する可能性もあるんで、そこは難しいのかもしれませんけれども、むしろ疑問なのは、大阪ですぐ満杯になって、東京でなぜ満杯にならないんだろうと。これがね、考えても答えが出ないんです。

 

(羽鳥アナ) そうですね。意識が、東京都と大阪は違う。あとは、東京の自治体が機能しているという話もありますが、どうなんでしょうかね。

 

(田﨑さん) ここはちょっとね、分からないんですね。

 

(羽鳥アナ) はい。大規模接種。ちょっと東京は、余裕はあるということのようです。

 

 

(羽鳥アナ) 皆さんにご質問をいただきました。斎藤さん、お願いします。

 

フィールドキャストのボランティアです。競技場内で選手・コーチの入場をチェックする係です。テストイベントでも海外からの選手が居ましたが、オレンジ色のバンドを付けて、控室も隔離、近距離で会話しないように事前に通達されていました。ワクチン接種はぜひお願いしたいです。 ということです。

 

(羽鳥アナ) しっかりしていますけれども、ワクチン接種はお願いしますというご意見ですかね。

 

Q.田﨑さん、なぜ政府は感染者数が2桁になるまでなどの数値目標を立てることができないのですか? もしくは嫌がるのですか?教えてください。 ということです。

 

(田﨑さん) これは、何人っていうことじゃなくて、ステージ3とかステージ4という言い方しているんですね。で、ステージ3であってステージ2に行きそうな時は解除しますっていう条件にしているんです。で、これ数字で示すと、2桁とか3桁とか言いずらいのは、これ東京都の人口は約1300万人ですよね。で、私の生まれ育った福井県は約70万人ぐらいなんですね。そこで2桁というのと、重さが全然違いますよね。だから、桁数よりもパーセンテージで一応示してはいるってことですね。

 

(羽鳥アナ) 2桁っていうのは出しにくいという事なんですかね。

 

Q.買い物先でマスクをせずに会話をしている高齢者が3名いました。聞こえてきたセリフが、「みんなワクチン2回打ったから安心だし…」と言っていました。このような方が増えて来るのではないかと少し心配になりました。 ということです。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、これは確かに安心になる気持ちは分かりますけれども、いかがでしょうか。ワクチン後の行動という事ですが。

 

(森内先生) はい。残念ながらワクチンの効果は非常に高いですけれども、100%ではない。感染をしてしまう確率は15%。そして発病してしまう確率は5%。なかにはやっぱり重症化に至る人もいますので、まだまだウイルスが巷に満ち満ちている時には、マスクは続けるべきだと思います。

 

(羽鳥アナ) はい。2回接種した後も生活の様式は変えない方がいいというように思います。お二方にお話をお伺いいたしました。田﨑さん、ありがとうございました。

 

(田﨑さん) ありがとうございました。

 

(羽鳥アナ) 森内さん、ありがとうございました。

 

(森内先生) ありがとうございました。